アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
この程度の単語力でもアメリカで仕事をしています----英語が使える条件(その解)
本エントリーは、アマチュアの気楽さで随時書いています。前回の「この程度の単語力でもアメリカで仕事をしています----英語が使える条件」の続編も、お気楽に(いつか、続く)として、そのうちに書こうと思っていました。

しかし、英語のご大家の日向さんからコメントがはいり、そのコメント返答の所で続編の骨子ともいうべきものを書いてしまいました。そこで、それを補足する意味で本エントリーを急遽書きます。

本題です。なぜこの程度の単語力でも、アメリカで仕事が出来ているか?立派に(注1)英語が使えて(注2)いるか?それを分析してみましょう。

その解のポイントは、

1.単語の音節のリズムにより、難しく硬い単語はそう使われていない。
2.聞き直し、言い換えを是とする言語社会であり、難しい単語も簡単な単語に置き換えられる。
3.コミュニケーションの収れん性により、結論の世界になり簡単な単語の世界になる。

があげられます。

この程度の英単語力でもアメリカで仕事をしています----英語が使える条件
前回のエントリーで紹介した、パトリシアさんの英語学習の要諦に、「日本で学習した英語とアメリカの英語は違う物」という事がありました。これは我々がこちらで英語を使っていて、なんとなく感じる事です。

これは、文法から単語や用法まで幅広く感じる事ですが。単語を例にとってみても、当方は学校時代に習った難しい単語はあまり使っていませんが、こちらで仕事(注1:下記)をしています。

日本の英語の尺度で測ってみて、こちらで仕事をしている当方の英単語理解力はどれくらいか?それを、「受験英単語」の本でチェックしてみました。

結果は、基本語はほぼ知って使えているが、読解重要語は1/4位は知らずに、且つ半分くらいは使えていないと出ました。

この程度の単語力でも仕事は出来るのだな、というのが結論です。


日米文化に通じたバイリンガルによる、英語、文化学習のアドバイス----寄稿コラム "Living in a foreign country."
日本に10年近く滞在した事があり日本語も堪能な、パトリシア プリングルさん。現在はこちらルイビルで、日本とアメリカの架け橋のような仕事をやられています。

そのパトリシアさんに、当方の所属するグループのミニコミ誌に、標題のコラムを書いていただきました。パトリシアさんの、日本での日本語学習や文化の違いとの格闘の経験を基に、アメリカで文化の違いや英語で苦労している人たちへのアドバイス集です。

本ブログ読者にも、有用な内容が含まれていますので、パトリシアさんの許しを得て、ここでも公開させていただきます。その要諦は、

1. 英語を学ぶということは、文化を学ぶということ。
2. 日本で学習した英語と、アメリカの英語は違う物(トライ アンド エラーの勧め)。
3. 個人教師の勧め。
4. 趣味の会加入の勧め。

と、いうものです。上段に本コラムの日本語版(当方意訳)、後段にオリジナル英語版があります。

ゴルフのスーパーボウル-----’08(37th) Ryder Cup
2年に一度のゴルフ界のビッグイベント、Ryder Cupを見てきました、練習ラウンドを。

アメリカとヨーロッパのゴルフの対抗戦Ryder Cup。 今年は第37回目の大会で、地元ルイビルのValhalla Golf Clubで9月16日から9月21日にかけて行われます。先日、その練習ラウンドを見てきました。本戦は明日の金曜日から、三日間です。 

08 ryders Cup 014(名門コースです)08 ryders Cup 009(Cupのモニュメント)


いちろうの英語音韻研究所-------「サラ ペイリン」が”セラ ペイリン”に
前回、このエントリーで取り上げた、アメリカの共和党副大統領候補のSarah Palin。日本のネット新聞では、「サラ ペイリン」と呼んでいるようです。

こちらでは”セラ ペイリン”と呼ばれています。ヘボン式ローマ字読みの影響を受けていないアメリカでは、多くの場合”a”が”[e]”と発音されます。”Sarah”が”セラ”となるわけです。

こうした我々日本人を「あれ?」と思わせる、音韻の変化というのはよくあります。
副大統領候補の出張経費(Travel expense / Per diem)の削減----アメリカの有権者の目
アメリカの大統領選で、一躍脚光を浴びた感のある共和党副大統領候補のSarah Palin。連日メディアをにぎわしています。

本日のニュースでは、彼女がアラスカ知事になって、出張経費を80%位減らした、ということが功績として語られていました。

州政府の予算規模全体を考えると、出張経費などというのは金額も低く優先順位が低いのですが、アメリカの有権者は少し日本と違う目があるようです。彼女も、こうした有権者の目を意識しているのでしょう。ことさらこの出張経費の削減を取り上げて、スポットを当てています。

結構、行政組織がスリムなアメリカでは、この出張経費特に政治家の出張経費が有権者から厳しく見られています。
アイアンマン レースでの応援風景-----プラカードと垂れ幕
アイアンマンレースでの応援風景で、気がついた事を一つ。アメリカの応援風景には、よくプラカードが登場します。この時も、”I'm so proud of you. Way to go Daddy!”や”Love the Jay!”等、選手の名前や応援メッセージを書いて、それを掲げ大声で応援していました。

これは、少し日本人には気恥ずかしいものです。日本では垂れ幕、幟(のぼり)が登場しますね。垂れ幕や幟で選手名やチーム名を書いて競技場のフェンスあたりに掲げて応援します。反対にアメリカでは、この垂れ幕や幟はあまり見ないものです。

ここらも、個の社会で主義主張を強く出すアメリカと、組織に従属しあまり個のメッセージを発しない日本との差があるようです。

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(プラカード、こちらではBannerと言うようですが、これを掲げて選手を鼓舞します)



“アイアンマン レース”での応援風景-----“Good jobs!”と 「頑張れ!」
先日8月30日、ルイビルで行われた” Ironman Race”の、見学応援に行ってきました。全米規模で行われているこの大会。ルイビルはこの開催を5年契約で結んでいるそうで、その2年目のレースです。

全米(カナダ含む)から数百人規模の参加者があり、水泳2.4マイル(3.8Km)、自転車112.2マイル(180km)、長距離走26.2マイル(42.195kmのフルマラソン)を行うというハードな競技。ルイビルのオハイオ川、周辺道路、ダウンタウンの道路を利用して行われ、応援の人もたくさんいました。

沿道の応援をよく聞いてみると、”Good jobs!"が圧倒的に多く、90%を超える割合で言っていました。日本で言えば勿論「頑張れ」。この違いも日本とアメリカの文化の違いを表しているようです。

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(水泳、自転車、マラソンの過酷なレースです)


アメリカのスポーツ応援----個人社会の、組織への帰属意識
北京オリンピックも終わりましたが、日本ではまだ期待に副えなかった競技への、風当たりや批判が続いているようです。

何事も世界一を任じているアメリカ。金メダル獲得競争でも中国に負けましたし、陸上花形の短距離、絶対王座を誇っていた女子ソフトも負けてしまいました。何かにつけて、星条旗やアメリカ国家の流れるアメリカは、人々の国への意識も大変な物があります。このオリンピックの結果に対して、さぞかし風当たりや批判が渦巻いているのかと思いきや、そうでもありません。

手元に、ソフトボールが日本に負けた時の新聞がありますが、淡々と各選手のコメント、今までのオリンピックの戦跡、日本チームの紹介等を書いています。どこにも、落胆や批判(選手選考、采配)はありません。
北京オリンピック口パク事件とイチロー選手の不人気----顔の見えない事への苛立ちのあるアメリカ社会
北京オリンピックの、開会式での口パク事件は、こちらアメリカの方でも話題になりました。地元のラジオ局のアナウンサーやコメンテイターは、口を揃えて不満をぶつけていました。

偽装具合は、他の式典で出た物(花火映像、少数民族替え玉)と同じですが、特にこの口パクは、何度も取り上げて非難をしていました。

各個人の存在を重要視するアメリカ社会。口パクという、歌った少女の顔を見えなくする事は、アメリカ人の苛立ちが特に大きいようです。
「砂の器」の東北訛りの音韻研究-----英語の過剰な発音音韻学習への警鐘
松本清張の作品に、「砂の器」という長編があります。

東京蒲田の操車場で、一人の老人の他殺体が発見されました。近くのバーで前夜二人の客が発した、東北訛りの「カメダ」という言葉が手がかりです。捜査が暗礁に乗り上げかけていた頃、刑事の一人が「国立国語研究所」を尋ね、この東北訛りの音韻の手がかりを探ります。

なんとこの東北訛り、島根県の一部でもある事が判明。捜査の前進に大きく貢献しました。

さて、この音韻の研究。日本では、日本語を喋れる人が行います。しかし、現在の英語学習を振り返ってみると、英語が十分喋れない人が、英語の発音等音韻の研究をしているのではないでしょうか?
こうすれば英語が話せるようになる----会話の場に横たわる日米文化の要素の差
英語の勉強を続けてきて、結構単語も覚え、文法も覚え、発音も学び、聞き取りも練習しているのだが、なかなか英語で話せない、否、挨拶や紹介さえ出来ないという人が多いのではないかと思います。

英会話という物は、単語、文法、発音、聞き取り等の英語の要素だけではなく、何を感じ、何を話すかという言葉以前の要素、いわば文化の要素があります。これをはずすと、英会話がなかなかかみ合わない、英会話の入り口付近にいる人は、英語そのものが通じないと意気消沈してしまう事態になります。

これを知る事が、英語が話せるようになる一つのカギです。それを紹介しましょう。