アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
もう一つのアメリカ文化---Jug Band Festivalに参加して

皆さん、ジャグバンド(Jug Band)なるものをご存知でしょうか?Wikipediaの説明によると、


ジャグ・バンド (jug band) とは、20世紀の初めごろにアメリカ合衆国南部の地域で興った音楽バンドの形式、あるいはそのバンドの演奏する音楽。ジャグ・バンドの「ジャグ」とはウイスキーなどの飲み物を貯蔵するための瓶を意味する。ジャグは、口に息を吹き込むことによって、低音楽器として使用される。


バンドの編成はまちまちであるが、ジャグ (瓶)、ウォッシュボード (洗濯板)、ミュージカルソー (ノコギリ)、カズー(ストーブの煙突、櫛、ティッシュペーパーを使ったもの)、ウォッシュタブ・ベース (洗濯桶とモップから作ったベース)、スプーンなど、身の回りにあるものから作られた手製の楽器を多く使うのが特徴と言える。これらの楽器にハーモニカ、バンジョー、ギター、マンドリン、アコーディオンなどの楽器が加わる。音楽的には、トラディショナルなジャズ、ブルース、カントリーなどを基調としたものが一般的である。


A jug band is a band employing a jug player and a mix of traditional and home-made instruments. These home-made instruments are ordinary objects adapted to or modified for making of sound, like the washtub bass, washboard, spoons, stovepipe and comb & tissue paper (kazoo).

とあります。

このJug Band Festivalがルイビルであり(9-19-’09)、日本からもOld Southern Jug BlowersというBandが参加し、当方はその通訳ボランティアとして参加しました。

当方は、これを聞くのは初めてでしたが、なかなか歴史のある音楽性、秀逸な演奏に魅了されました。その様子をどうぞ。

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(Old Southern Jug BlowersのCDジャケットから。イラストの二人が手にしているビンが狭義のJugと呼ばれるものです)

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(同ジャケット。8人のメンバーの面々です)

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(コンサート会場のオープニングセレモニーでの演奏)

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「その件は、前向きに検討させてください」-----英訳に一工夫いるハイコンテクストな日本語集
先日、こちらで日本から来た方の通訳をしました。その時に英語と日本語のコンテクストの違い、という意味で考えさせられた言葉がありました。日本から来た方は、「来年もアメリカに来てください」という誘いに対して、次のように答えました。

「その件は、前向きに検討させてください」

この言葉は日本語の会話の常套句です。政治家の答弁に始まり一般人もよく使います。あるときは肯定に、あるときは否定にも使えると言う、間接的表現のハイコンテクスト満載な代表的な句です。

これを、ローコンテクストないしはテクスト言語の英語に訳するのには一工夫いります。辞書で引くと、この場合に近い言葉は”Consider”がありますが、少し補足がいります。

“I will doublecheck my schedule for next year. If every thing is OK including the expense budget, I would consider to come here.”

と、いったところでしょうか。直訳すると、

「私は私の来年のスケジュールを再チェックします。もし、旅費予算含めて全てOKであれば、こちらに来ることを検討します」

こちらは、直接的表現のローコンテクスト若しくはテクスト的な表現満載です。英語をスムースに切り出すには、この特徴を考慮した変換が必要なようです。他の例も挙げて、それをみてみましょう。

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英語にも、まれにあるハイコンテクスト用法---コミックの会話例から
前回、前々回とコンテクストの問題を取り上げてエントリーしました。即ち、英語は傾向としてローコンテクストになり易く、“その言葉以上でも以下でもない“言い方が多いというものでした。しかしその英語でも、たまにハイコンテクスト用法というものがあり英語初級中級者を悩ましてくれるという事でした。

その英語のハイコンテクスト用法の良いサンプルが見つかりましたので紹介します。こちらで人気の“Dilbert”というコミックの中に掲載されていました。これは「コミックかぁ」と言うなかれ、なかなかSarcasm若しくはIrony(両者の定義が個別にあり厳密には違う物のようですが)が効いた面白いコミックです。なによりビジネス用語も出てきて、我々周辺のビジネス的言い回しの勉強になります。
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「お客様第一」と”Our pledge is to meet or exceed customer’s requirements.”-----ハイコンテクストの日本語で首を絞められる日本社会と、ローコンテクストの英語でおおらかなアメリカ社会
前回、ハイコンテクスト、ローコンテクストの違いが、英語の切り出しに差が出てくる旨エントリーしました。即ち、あいまいな表現を好む、多く話さない傾向のあるハイコンテクストな日本語での思考慣習が、その逆のローコンテクストな英語を切り出す時に障害になるというものでした。

この両者の考えの違いは、勿論社会の各方面に影響を及ぼしています。日本の閉塞ビジネス社会とアメリカのどこかおおらかなビジネス社会も、一部要因はこれから来ています。

今回は、ビジネスのグローバルな価値観となっているカスタマーサティスファクションについて、これを考察をしてみます。

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英語をスムースに切り出すには-----コンテクストのコンセプトをコンビンスする
今週のある朝の事でした。当方の会社のBreak Room(休憩室、食堂。壊れているわけではありません)で、コーヒーを飲もうとコーヒーサーバー(コンピュータサーバーに較べ毎日快調です)に近づいた所、JohnとMaryがその前で談笑中でコーヒーが取れませんでした。当方が彼らに「コーヒー、(取りたいけど)いいですか?」と聞こうと思い、発した言葉が、

Ichiro : “Can I have coffee?”

でした。コーヒーを注ぎ終わった瞬間、「オッ。これっていうのは、日本語のハイコンテクストと英語のローコンテクストの違いが現れた表現だな」、と実感しました。

この違いを論証した説は沢山あり、英語への取り組みにおいて参考になる説が並べられています(下段:注)。

今回は、それを実例を挙げて紹介すると同時に、当方の新説(?)かもしれませんが、英語にもハイコンテクスト表現があり、これが英語にリズムをもたらしているのだということも紹介したいと思います。
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