アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
「こういう英語学習は必要ないですよ」―――草の根的英語学習法(発音より発声を)
日本人の英語熱は衰える事を知りません。日本人の潔癖さからその学習内容は多岐にわたっています。文法、発音、単語、慣用句、はたまたスラングまでカバーしようとしています。しかし忙しい現在人では、なかなか全てやり切れるものではありません。

忙しい現在人の為に、英語圏での生活で「こういうものから攻めて行ったらどうか?これは必要ないですよ!」という内容を取り上げてみました。

発音より発声を

英語学習初期の日本人が、英語で会話していてその内容が伝わらない最大唯一の原因は、声が小さくて相手のアメリカ人(英語国の人)が聞き取れないからです。

これは全体として英語に自信が無くて小さな声になる事もありますが、発音が日本語に無い”th”音、”L”、”R”の違い、母音の微妙な発音の違い、イントネーション等が気になり小さな声になってしまっているのだと思います。

当方は滞米10余年。数多くの日本人の会話の仲立ちをアメリカ人にしてきましたが、アメリカ人にとって”???”となるのは、日本人の話す英語の文法がダメなわけでも単語が分からないわけでもなく、ただ単に聞こえていなかった、ということが大部分でした。

こういう人達の英語をそばで聞いていると、慎重に正確に話そうと努めているようです。しかし発音、イントネーションが気になるのか小さな声で口ごもりながら話します。残念ながらアメリカ人には聞き取れていない、と云うケースが大多数です。

アメリカで生活している人の中でもおかしな発音、イントネーションで堂々と英語で渡り合っている人達は数多くいます。インド系、ヒスパニック系、中国韓国のアジア系の人々です。彼らは母国語の特徴を残す発音、イントネーションで、我々日本人には聞き取りにくい英語ですが大きな声で堂々と話しています。

この時の彼らの英語はお世辞にも発音、イントネーションが標準レベルとはいえません。しかし声はでかい。母国語でも少しうるさい特徴がありますが、それがそのまま英語になって発声されている感じです。

これにはアメリカ人も聞き取りにくいのか時々聞き返していますが、会話は英語の朗読練習でもなければ発音テストでもなく、相互理解です。ある程度相手の耳に達すれば理解しようとしてくれます。

この発音のおかしさも時々アメリカ人間で揶揄の対象にはなりますが、これも親近感の表れで(ホントに馬鹿にするとハラスメントの対象となり問題化する)アメリカ社会に溶け込んでいる証左となっています。

我々日本人が如何に訓練しても日本語的な発音でしかありません。滞米20年位の日本人でも、流暢な英語を話しますが発音は依然として“日系発音”です。こういう流暢な人達は、発音は気にせず大きな声でどんどん喋っています。

当方も発音は大分時間をかけて学習をしてきましたが、いざ話すとなると今までの学習成果はどこかにすっ飛んでしまい、アメリカ人から良く”Red? Lead?”, “Chilli? Cherry?”等聞き返されます。

この大きな声で話すというのは“静かな言語”の日本語を話している我々には急には出来ないものですね。ある程度の練習と心構えが必要です。英語をコミュニケーションの道具と考えるならば、発声練習は発音練習よりも重要ではないでしょうか?



日本語でも何を言ってるか分からないという人はいるものですよね。世代間のギャップ等を除くと、大半は声が小さくて聞き取れないという事ではないでしょうか?

日本語でもこの始末。いわんや英語をや。英語学習奮闘中の皆さん。発音の学習をする暇があったら発声の練習をしたらいかがでしょうか?
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テーマ:日々のつれづれ - ジャンル:日記

コメント
この記事へのコメント
わたしも声が小さいほうなので、いつも大きい声でしゃべらなくちゃと思っているのですが、その場になると忘れてしまいます。

中学生は英語を大きい声で話したり読んだりするのでさえ恥ずかしいので、その点でも英語を小学校から始めたらいいのにな~と思います。
2006/09/15(金) 12:09:31 | URL | Miyuki S/Ohio1982oh #-[ 編集]
コメント有難うございます。先日我が愛する地元のラジオ局のニュース(全国版の配信だと思う)に、オノヨーコが出ていました。

初めて肉声を聞きました。滞英、滞米都合数十年になる人ですがそれでも英語は”日系”発音でしたが、メッセージは大きな声でしっかり伝えていました。

オノヨーコは存在自体が神がかった人なので、地元のアナウンサーも尊敬の念で解説していました。誰も発音の事なんか言ってませんね。。
2006/09/15(金) 13:04:08 | URL | いちろう #AtOU8eDY[ 編集]
声が出る場所
日本語と英語の声を聞いていると、日本語は軽いソフトな音に聞こえますが、英語は男女共に比較的太く強い、時に炸裂するような強い音に聞こえます。
声が出る場所が、もともと違うんだろうか、とネットや本屋で情報収集を試みるものの、舌の位置について述べたものばかり。日本人の声が小さいのは自信のなさだけではなく、母国語の発声の仕方にも原因があるんじゃないかと考えるのですが。。。
2006/11/07(火) 18:11:11 | URL | Keto #Ue7aTYTg[ 編集]
Ketoさんコメント有難うございます。

確かに日本語は英語や他国語に較べると静かな言語ですね。アメリカの観光地に行くと同じアジア人でも中国系、韓国系の人が来ると話す賑やかさ(母国語で)が違いますよね。英語もしかりですよね。

本日のラジオで気がつきましたがアナウンサー(英語の)は息継ぎをしながら喋っていますね。日本では歌唱法の練習の時に息継ぎを心がけますが普通に喋る時には息継ぎはしないですよね。それくらい声量豊かに喋っているのでしょうね。
2006/11/08(水) 13:51:46 | URL | いちろう #AtOU8eDY[ 編集]
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皆さんの評価が高いのでトイック用に購入致しました。やるぞ!!という意気込みでしたが結局三日坊主↓根気がないと長い期間学習し続けるのは難しいのではと思います。それと、目に見える形で成果が出るとモチベーションを保つこともできるのですが、短期間では効果は見られ
2007/09/29(土) 06:47:50 | 英語学習を極める