アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
長文英語の読み方―――新聞の一記事の長さの日米比較
英語の文章がどうやら日本語の文章に較べて長くなりがちだ、と云うのは前回指摘しました。

ここにもその証拠があります。我が地元の新聞The Courier Journalです。分厚い新聞です。

記事の種類もさることながら、ざっと見ると一つの記事も長く延々と続いています。記事がページをまたぐのは当たり前です。

これを日本の新聞(産経新聞)とネット記事で一記事あたりの長さを較べてみました。

IMG_3181_1_1.jpg
(1週間分の新聞ではありません。1日分です)


IMG_3182_1_1.jpg
(分厚い新聞、繰り返しますが[これも英語の"Again, ..."でくどい表現法です]1日分です)


調査結果

The Courier Journalと産経新聞からそれぞれトップ記事を3つずつ選び、それぞれその単語数、文字数、段落数、行数をワードの文字カウントにかけて調べました。

記事の内容によっては文章が長くなったりしますので、記事の選択は無条件トップ3としました。

単語数とは、例えば「国」を一つ、Countryを一つと数えています。文字数は「国」を一つ、Countryを七つと数えました。

The Courier Journalのトップ記事3つ

E. coli cases in Kentucky

単語数―――797
文字数―――5,138
段落数―――35
行数――――73

Area Ford plants safe - now

単語数―――1,226
文字数―――7,247
段落数―――47
行数――――109

W. Kentucky man dies of West Nile Virus

単語数―――211
文字数―――1,311
段落数―――11
行数――――21

産経新聞トップ記事3つ

社保庁改革、臨時国会処理見送り

単語数―――1,088
文字数―――1,123
段落数―――9
行数――――35

テポドン2号、空中で折れ墜落 韓国軍、分析結果公表

単語数―――318
文字数―――325
段落数―――4
行数――――11

辞任圧力強まる中...陳総統擁護派も大規模集会

単語数―――225
文字数―――231
段落数―――2
行数――――7

アメリカの記事は日本の記事に較べ、単語数1.4倍、行数3.8倍

平均すると

The Courier Journalのトップ記事3つ(カッコ内は産経新聞を100とした時)。

単語数―――745(140)
文字数―――4,546(811)
段落数―――31(620)
行数――――68(380)


産経新聞トップ記事3つ

単語数―――544(100)
文字数―――560(100)
段落数―――5(100)
行数――――18(100)

我が地元はあまり良いニュースはないようです。

要約すると、単語数1.4倍、行数になると英語の特徴から3.8倍となりました。

単語の一つがそれぞれ同じ意味を持つとすると、The Courier Journalの方は産経新聞より一つの記事あたり、1.4倍の事を言おうとしている事になります。これが英語の成り立ちの違いで、行数即ち文章の長さが3.8倍になる事が分かります。

これを話し言葉で言い換えると、「ある事柄を、英語は日本語より1.4倍ぐたぐた並べ立て、3.8倍の量を話す」ともなります。

これはこちらの新聞、書籍、報告書、プレゼン資料、はたまた話し言葉で言えることです。同じ内容でも、英語で(アメリカ人が)書類を作るといろいろ並べ立ててしかも文章が膨大になる、ということは良く経験する事です。

余談ながら、アメリカの本は全般的に日本のものと較べると相当分厚くなっています。これは上記の理由と、アメリカの製紙技能が悪いのか紙の厚さが日本のものに比べ厚くなっています。日本の単行本はアメリカでは驚異ですね。



さあ、あなたも膨大な英文、分厚い本を見てもひるむ事はありません。中身は1 / 3.8だとのんでかかって挑戦しましょう。


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