アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
アメリカの飲酒運転への刑罰―――日本より重い“先進国”の刑罰
アメリカは日本以上の車社会。飲酒運転も日本と同じく問題になっています。しかし最近の日本みたいな騒ぎはありません。それは既に20年前以上から重い刑罰が制定され、施行されているからです。

日本でも飲酒運転被害の悲惨さが報じられ刑罰の見直しが図られようとしていますが、アメリカではその面の先進国のようです。

アメリカは地方分権の社会。その刑罰の制定は州ごとに(連邦政府のガイドラインに従い)行われています。ここでいちろうの地元のインディアナ州の様子を見て見ましょう。

ここにインディアナの飲酒運転の基礎データと刑罰が掲載されています。

1%のドライバーが逮捕されている!

“Key aspects of Indiana’s record”内で紹介されています。インディアナ州には約390万人の免許取得者がいますが、2001年に飲酒運転で逮捕された人は38,594人になるとの事。

小さな州ですが毎日100人位ずつ召し取っている勘定ですね。大分県(いちろうの故郷)の人口が100万人余。運転免許取得者が仮に60万人(推定です)とすると、毎年6千人逮捕されている事になります。

どこか性悪説で成り立っているアメリカの法体系。一旦法律が制定されると、情状酌量もなく後は運用にまっしぐら、と言う図式が見えてきます。

逮捕されると監獄行き

刑罰も日本に較べると重くなっています。以下は飲酒運転でつかまった場合の刑罰の要約です。日本と同じく“飲酒運転“の定義はあり、ある一定以上のアルコール濃度が検出された場合に飲酒運転となるようです。

*罰金

初回     500$(5万8千円)
2回目以降  最高1万$(116万円)

*留置

初回     なし
2回目    (48時間連続拘留含む)5日間、若しくはコミュニティサービス。
3回目    (48時間連続拘留含む)10日間

日本では罰金が高くなった旨聞きましたが、“先進国”アメリカも半端ではありません。他の州も同じくらいだと思いますが、2回目の飲酒運転で100万円近い罰金が来ます。

又、逮捕されると2回目以降は刑務所行きです。上記の他に重度の飲酒運転は初回でも刑務所行きです。当方の知人で飲酒運転刑務所行きの人は何人も知っています。これも有無を言わさぬ“先進国”アメリカですね。

又2回目の所にあるコミュニティサービスは、刑務所行きの代わりに行う労役です。夏の暑いさなかに高速道路の分離帯でゴミ拾いをしている一団を見かけます。刑務所行きとどっこいどっこいのきつい労役ですね。

その他の刑罰

運転免許証の停止は日本も同じでアメリカでもあるようです。“先進国”らしいのは、①当人所有の車の登録の差し押さえ、②(若しくは)車のイグニッション装置のインターロック、があることです。“人は信用できない“という性悪説社会の面目躍如ですね。

又、飲酒運転で人身事故を起こすと、”Court referral program”という事で裁判所マターになります。アメリカでは飲酒運転人身事故には「1年以上の懲役から死刑に至るまでの刑罰」があるようです。



これだけだと暗黒社会になりそうな厳しい刑罰ですが、後段に”Treatment and rehabilitation program”の紹介があります。飲酒運転常習者の更生プログラムも含まれており、今の日本で言う所の「再チャレンジ」の仕組みが設定されているおり、少し救われる気持もします。
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2008/10/27(月) 02:33:52 | | #[ 編集]
本投稿者さん
アメリカは法規社会なので、法律に従って処置を待たねばなりません。

しかし、個人尊重の国ですから、今後裁判所でアピール(申し立て)をする機会があります。

とりあえず、英語を含めて様子がわからないとどうにもなりませんので、(どこに住んでいるのかわかりませんが)ご住居地区の日本人会(日米協会)に連絡してみたらどうでしょうか。通訳や制度の支援をしてくれるかもしれません。

2008/10/27(月) 13:13:46 | URL | いちろう #AtOU8eDY[ 編集]
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