アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
英語のお調子者ーー後編:主張する人々
前回英語のお調子者が出てきましたが、”その後”の意見の主張という事でも、日米で大きな差があるようです。その後を見てみましょう。

客先から納入部品の苦情がありました。

(前編おさらい)日本ではこんなパターンでしょうか。


客先ーーもしもし、おたくの納めた部品が動かないんだけどね。(状況説明)どうなっているのかネエ。

営業ーーどうなってまんにゃろなあ。わかりまへんなあ。

客先ーー君とこは出荷の時にどういう保証をしているのかね。次工程に不良を流さないと云うポリシーじゃないのかね?

営業ーーいいとこ突きまんなあ。さすがですなあ。

客先ーー感心している場合じゃないだろ。どう責任を取ってくれるのかね?

営業ーー困りましたなあ。品質保証部でやってますさかいになあ。


(日本の後編ーー真実編)

営業ーー分かりました。まことに申し訳ございません。お手数お掛けしますが、これから誰かそちらに飛ばせます。明日の朝から御社に入り、調査兼選別に入ります。

というのが一般的ではないでしょうか。



ところが神の下では、親であれ先輩、客先のお偉いさんであれ平等な契約を結んでいると考えるアメリカ人にはこんな態度は無縁です。あるのは、主張しまくる事です。

(前編おさらい)アメリカでも便利な英語表現があります(客先は日本語のまま)。

客先ーーもしもし、おたくの納めた部品が動かないんだけどね。(状況説明)どうなっているのかネエ。

営業ーーI have no ideas.

客先ーー君とこは出荷の時にどういう保証をしているのかね。次工程に不良を流さないと云うポリシーじゃないのかね?

営業ーーThat's a good question. Great!

客先ーー感心している場合じゃないだろ。どう責任を取ってくれるのかね?

営業ーーIt's not my responsibility.



(アメリカの後編ーー日本語で)

営業ーーおかしいですね。うちで調べたら問題ないですよ。うちはISOを取得しており、すばらしいシステムで運用しているので絶対に問題ないですよ。おたくで倉庫かなんかから取り出すときに悪さをしたのじゃない?調べてもらえない?

客先ーーOK!!

(間)

客先ーーこちらはなにも悪さをするような不具合はないですよ。

営業ーーそう?運送業者はどうなの?調べてよ。

客先ーーGotccha!(ガッチャ。わかったの意)

(間)

客先ーー運送会社も問題ないよ。

営業ーーじゃー問題の部品送り返してよ。

客先ーーOkeydokey!(オーキードーキー。中西部の方言でOKの意)

とまあ、こんな調子でしょうか。とにかく相手がお客さんであれなんであれ、黙って引き下がりません。この主張するというのは代々染み付いた遺伝子のようなものです。

まるで、”カイゼンをやらないと実皮の殿様から獄門磔になるんじゃない?という位にカイゼンを唱えている”T車グループの人々か、”ゲンバに出ないとハマ沫の親父からスパナが飛んでくるんじゃない?という位ゲンバを唱えている”H車グループの人々の様な思い込みです(この比喩、ギョーカイ人としては100点満点か)。

客先の米人も同じ思い込みがあるのか、よくしたもので上記のような展開になります。ただこれが、日本人の客先になるといわゆる文化摩擦とやらになります。

え?「上記の会話なんだか真実味があるなあ。お前もやっているのじゃないか?」ですって?

That's a good question!(これも前回ご参照下さい)。


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