アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
オープンなアメリカの刑務所運営――新聞記事”California prisoners will come to Indiana”から
日本では刑務所の民営化は議論が始まったところのようですが(一部委託化が始まったのでしょうか?アメリカ在住浦島太郎は全く不案内です)、アメリカではその面でも“先進国”の様です。しかも刑務所の運営が非常にビジネスライクでオープンです。いつもの新聞のニュースから見てみましょう。

服役者誘致活動、民営化

先週の”The Courier Journal”からです。インディアナ州では、刑務所の過密に悩むカリフォルニア州から1,200人の中軽犯罪者を移して収監するというプロジェクトを進めています。

Up to 1,200 medium-security prisoners from California will be housed in the state's underused New Castle Correctional Facility, Gov. Mitch Daniels announced yesterday.

これは州のプロジェクトですが受け入れ先は民間のGEO Groupという刑務所です。アメリカでは既に刑務所民営化が定着しているようです。

非常にオープンな収支の公開

加えてアメリカらしいのは、この移管の収支をオープンに公開している事です。インディアナと刑務所運営会社は本移管に対してカリフォルニア州から財政支援を受けられます。記事後段にありますが、

刑務所運営会社、GEO Groupは移管一人一日当たり48$受け取り。

インディアナ州は移管一人一日当たり15$受け取り。州は総計で1年当たり6.2Mill$の収入があるようです。これはインディアナ州の財政に編入するとの事。

日本であれば「服役者更生の無責任化」等の議論が出て来てきそうですが、武断法治国家のアメリカでは問答無用のようです。

又これによりインディアナでは対応職員として新たに200人増員する必要があり、雇用拡大に寄与するとの好意的な記事になっています。

Local offices are excited that ~(一口英語)

記事の後段に以下のセンテンスが載っています。

State Rep. Tom Saunders, a Republican who represents New Castle, said local officials are excited that the prison will be fully opened and that the move will create 200 more jobs.

このExcitedは「興奮する」ですが、和製英語のエキサイトと少し違います。和製英語では「エキサイトして怒り暴れた」と「怒」の表現の時に使いますが、こちらでは「心待ちにする」等の「喜」の表現の時に使います(使う事が多いようです)。

即ち上記は「地元職員は刑務所がオープンして200人の新規雇用確保を歓迎しています」となり、決して怒っているわけではありません。



何事も合理主義の国アメリカ。刑務所の運営も感情しがらみ抜きでドライに運営しています。

スポンサーサイト

テーマ:日々のつれづれ - ジャンル:日記

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック