アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
「英語と日本語では人格が違ってくる」について―――ごくまれな英語の言葉使いの男女差、年齢差、身分の上下差と態度の差
日本語では言葉を男女、年上年下、社会の身分の高さによって大きく使い分けを行います。しかし英語では言葉使いが、男女差、年齢差、身分の上下で大きな違いはありません。また会話態度しかりです。

英語社会ではこの言葉の平等感が双方の会話者を対等な関係にしています。

男女差、年齢差、身分の上下での言葉使いの

これは誰でも知っていますが、日本語で主語に当たる「私」、「僕」、「俺」、「わたくし」や「あなた」、「君」、「お前」は皆”I”と”You”で表されます。

日本語であれば「わたくし」や「あなた」で女性が男性に、年下が年上に、又目下が目上に対してへりくだって言う所が、英語では全て”I”と”you”になります。よって英語ではこれらの階層の差に対する言葉の差というものはありません。

この英語の言葉の差のないところが全ての階層をへりくだりのない対等な関係にしています。

その昔英語を習いたての頃、英会話の先生に「英語の言葉使いで男女差と云うものはあるのですか?」と聞きました。しかし先生はきょとんとしていました。これはその時の質問の英語が悪かったのではなく、そういう定義がないので何の事か質問の意味がつかめなかったのだと思います。

相手を呼ぶときにはこれも各階層の差はなく、”Hey!”, ”Excuse me.”です。男性が女性を呼ぶときも”Hey!”ならば、女性が男性を呼ぶときも”Hey!”です。しかも当然ですが殆んどファーストネームです。当然ながら名前は呼び捨てです。アメリカ人同士で”Mr.”, “Mrs.”をつけるのは殆んど聞いたことはありません。

特にアメリカ人はフランクで、当方の会社でも現場の作業者が社長のDonを呼ぶときは”Hey, Don!”です。

ここにも日本みたいな遠慮もなければへりくだりのない,対等な関係があるのみです。

言葉の受け答えでごくまれに敬意を表す事があります。”Sir!”や”Mom(女性への敬意)”を会話の終わりにつけます。しかしこれもビジネス上のお客さん、警察官、市長や官公庁のお偉いさん相手位でしょうか。

態度の差

これも男女、年齢、身分で殆んど差はありません。会えば階層に関係なく握手。年下の人が年上の人に向かい、より慇懃に握手するなどと云うことはありません。

又男女差もありません。女性も男性の前で“押し出し良く“身振り手振りで説得し、且つ大口を開けて笑います。

ここにも、日本の様にGender差よろしく口に手を当てて笑い上品にかしこまって男性より下手に出るということはありません。

唯一つ男女差で気がついたのが会った時分かれるときの手の振り方です。男性は「やあっ」と云う感じで手を挙げますが、女性は手を挙げて、①手の指を親指を下、他の四本の指を上に配列し、②パクパクと開け閉めしながら可愛げさを演出しながら(何といういちろうの無骨な説明でしょう!しかし感じをつかんでください)”Hi!”若しくは”Bye!”とやっています。



「言葉は人格を表す」とも言われています。日本からこの平等感溢れる言葉の洪水の中に来ると、当然対等ではない事を前提にした日本の人格は捨ててかからねばなりますまい。
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テーマ:日々のつれづれ - ジャンル:日記

コメント
この記事へのコメント
こんにちは、めげずにコメントします(´▽`)
私も上司を呼ぶのにこんなにフランクでいいのかと最初は戸惑いましたが、今はもうすっかり呼び方だけはアメリカ人なみに同化しています(´▽`)
ブログもし宜しければリンクさせて頂きたいのですがどうでしょうか?
2006/10/24(火) 06:52:54 | URL | nosio #-[ 編集]
Nosioさんコメント有難うございます。
アメリカ人は"Mr."や"Mrs."をつけて苗字で呼ぶと(呼ばれると)気持が悪いらしいですね(首筋がむず痒くなると表現していました)。
よっていつもファーストネームで呼び合っています。数年会社に一緒にいる米人同士でも苗字を知らない人がいるようですね。
日本で苗字のなかった江戸時代の茂助や吾作の世界か!!と突っ込みを入れたくなりますね。
リンクの件は問題ありません(ン、アメリカ的表現?)。是非お願いいたします。
2006/10/24(火) 12:49:05 | URL | いちろう #AtOU8eDY[ 編集]
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