アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
ルイビル(大学)カージナルズはやってくれました―――大学(アメリカン)フットボールのビッグなニュースとこれに見る日本とアメリカ社会の縮図(その2)
フットボールのアメリカらしい特徴はまだまだ他にもあります。

アメリカ流合理的な試合の終わり方

アメリカのフットボールの試合を見て、日本人の我々があれっと思うのがその試合終了の場面です。

先日のルイビルとウェストバージニア戦。リードされている相手のウェストバージニアは最後の時間稼ぎも虚しくなかなか得点(タッチダウン)を奪えません。

いよいよ残り時間は1分を切りました。ウェストバージニアもどうやら追いつくのは難しそうですが、泣いても笑っても最後の総攻撃をするでしょう。と、思いきや、どうした事か残り時間10数秒残して両軍の選手がばらばらと引き上げ始めました。

これは日本ではなじめない、アメリカらしい合理的な試合の終わり方です。試合の方はまだ得点差は相当あり、負けているウェストバージニアの攻撃がうまく行きタッチダウンを奪ってもまだ追いつきません。

よって残り10数秒頑張っても絶対に試合の趨勢はひっくり返らない、という判断で試合を終わりにします。試合(ゲーム)の成立要件の勝ち負けが覆らない以上残り時間試合をしてもしょうがない、という何ともアメリカらしい合理的な判断です。

この合理精神は徹底していて、得点が大差の時は30秒前位から試合終了となる時があります。

日本であれば負けていても最後まで頑張ろうという事で時間一杯プレーが続くでしょう。高校野球で、大差で負けている最後のバッターが内野ゴロで一塁にヘッドスライディングをするのと同じ美意識です。

政治も合理的な職務分担で

この合理的精神はアメリカでは日常茶飯事です。今開票が進められている中間選挙。その最中にチェイニー副大統領は数日間ハンティングに出かけたとか。

確かに副大統領職は共和党の選挙対策部署とは違うのでしょう。「選挙対策は私の仕事ではない」かのごとく早々にバケーションをとってお休みです。

日本であれば、重要閣僚が選挙開票前に「私は選挙対策責任者ではないから」と言ってゴルフに出かけるのと同じです。日本では非難ごうごう巻き起こるでしょう。

副大統領職は激務なので休める時はゆっくり休んでリフレシュして貰い、来るべき難事に備えてもらいたい、とは云うもののこの割り切り方も何ともアメリカ的ですね。

本件はさすがにアメリカでもニュースにはなりますが、ヒステリックな非難論調ではないようです。



さて本日いちろうは残業で帰宅時刻が少し遅くなりました。勿論同じ部署のアメリカ人は早々に帰宅です、アメリカ流合理精神で。




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