アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
ストレス社会の日米比較―――日米自殺率の違いの要因分析
日本では現在いじめによる自殺の問題で大騒ぎです。これは子供に限らず大人の世界でもあるようです。又、大人の世界はいじめのみならず仕事でのストレス、リストラや病気によるストレスが加算されてきます。日本では世の中全体が閉塞状態です。

アメリカにも勿論自殺者はいますが、日本に比べると総じて世の中が前向きで明るい感じがします。

“社会実情データ図録”と云う中にまとめられている自殺率の国際比較(‘02年中心集計)”を見てみると、日本の自殺者比率は、全世界10番目の10万人当たり24.1人、アメリカは日本の半分以下の、世界で46番目の10万人当たり10.4人とこの違いが裏付けられています。

これはどこに違いがあるのか、今までの本コラムにまとめられた日米比較論を中心にそのポイントをあぶりだして見たいと思います。これらは因果関係を証明せよといわれると少し困りますが、社会の明るさ、閉塞性の要因になっているのは確かだと思います。

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(閉塞さとは無縁のアリゾナの広大な平原)


英語は前向き言語

謙譲、謙遜の精神の少ないアメリカではその会話も遠慮が無く大げさになりがちです。必然会話も前向きになりがちです。

先日こちらの散髪屋で聞いたお客さんと理容師の会話もとにかく前向きでハイテンションです。二人は旧知の間柄のようです。

お客――――”Hi! How have you been? It’s been long time since we met last time!”
理容師―――”Fabulous! How are you doing?”
お客――――”Super!” How is your family?”
理容師―――”Splendid! I’m greatly excited my daughter has got a new job!”
お客――――”……….(延々と続く)”
理容師―――”……….(延々と続く)”

とにかく最高級の言葉の”Fabulous”や “Super”それに”Splendid”が飛び交います。

その昔加山雄三の「君といつまでも」で“しあわせだなぁ”というせりふが大流行しました。当時はまだ現在みたいに閉塞状況の社会ではなく右肩上がりの社会でしたが、それでも日々の暮らしに追われて苦しかった時代です。

そんな中で聞いたこのフレーズは、苦しさが具体的に解消するわけではありませんでしたが、聞いただけでなんとなく子供ながらにしあわせで明るく感じたものでした。

英語というのは多少歯の浮いたような大げさな表現が多いのだと醒めた目で見ていますが、実際毎日これを聞くとなんとなく気持が前向きになるから不思議です。

明るい音楽

これもこちらでは、明るいアメリカ社会を表しているのかメジャー(長調)の曲が多くなっています。行進曲の勇壮な曲とまでも行かなくても明るいポップな曲を聴き続けているほうがなんとなく気分も明るくなるのではないでしょうか?

日本ではマイナー(短調)の曲が多い中、上記の「君といつまでも」はメジャーの曲で気持が明るくなったのを覚えています。

余談ですがこの年になると重く暗いテーマの曲は苦手になってきて、マイナーの曲は飛ばして聴くようになりました。昔は陽水の曲も良く聞きましたがマイナー(特に初期の頃の曲は)の曲が多いので遠ざかっています。その点拓郎の曲は比較的にメジャーの曲が多いので良く聞いています。(続く)




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テーマ:日々のつれづれ - ジャンル:日記

コメント
この記事へのコメント
こちらの子供はひたすら褒められることによって個性を伸ばされるという話は私もよく聞いています。子供の頃から最高級の単語で褒められるので、「OK」程度の言われ方をするとすごくへこむとか。後ろを振り返らず、前に進むアメリカらしい考え方だなあと思わされます。
2006/11/12(日) 15:41:11 | URL | ざっく #-[ 編集]
日本でも褒める効用というのは学校でも企業でもあるようですが、こちらは半端ではないですね。
企業でも,日本で云えば暗黙知みたいな事もアメリカで知ってると"Genius"、なにかやり遂げると"Awesome"。
これが社会の基盤になっていると人々の精神状態というのは代わってくるでしょうね。
2006/11/13(月) 01:07:45 | URL | いちろう #AtOU8eDY[ 編集]
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