アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
石炭大国アメリカ――――新聞にみる石炭依存度の巨大なアメリカ中西部、南部
先進工業国のアメリカ。エネルギー多消費社会でもあります。街にはイルミネーションが輝き、家々には冷暖房が完備されています。他の先進工業国と多かれ少なかれ同じ状況です。

しかしその供給元のエネルギー源はここらケンタッキー、インディアナは他の国々とは大きな違いがありますここらは石炭の大産出地でありそのエネルギーは石炭に大部分依存しています

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(オハイオ川沿いの石炭火力発電所)


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(オハイオ川を往く石炭運搬船)


電力の90%以上が石炭火力発電

新聞で紹介されていますが、ここらの石炭依存度は想像を超えるものがあります。なんと電力の石炭火力依存度が、インディアナで94.4%、ケンタッキーで91.1%にもなります。

これは両州で石炭が産出され、それを火力発電に回している為です。石炭生産量のデータもありますが、ケンタッキーで1億2千万トン/年、インディアナで3千4百万トン/年あります。

他のネットで調べるとドイツ一国の生産量に匹敵するようです(ドイツが石油換算で5千4百万トン/年)。

写真に挙げたのがこちらのオハイオ川沿いにある石炭火力発電所。ルイビルの近くには3箇所大きな石炭火力発電所が有ります。当方はよく川沿いのウォーキングコースを歩きます。人口密度が低いアメリカですので空気はきれいですが、風向きによっては石炭燃焼の臭いがします。

又オハイオ川を石炭運搬船が走っています。これは石炭の産地から陸送と水上輸送で発電所に供給するようです。これがルイビルの街の風物詩になっています。

こちらのローカルニュースでも炭鉱事故の様子がたまに報じられます。このときには州知事先頭で対策に当たります。地域との結びつきがいかに深いかの証左です。

格安電力料金

地元産出の石炭を使い地元で発電をするためかここらの電力料金は他国のみならずアメリカの他の州に較べても格安になっているようです。

ケンタッキーで4.63セント/KWH、インディアナで5.58セント/KWHです。アメリカで高い所はハワイの15.7セント/KWH、ニューヨークの12.6セント/KWHと続きます。

日本では家庭用業務用で各種あるようですが14円/KWHから24円/KWHとなっているようです。これを見てもここらの電力料金の安さが分かります。

この格安エネルギー源のメリットを生かしたいためかアメリカは京都議定書を締結していません。新聞の記事はその二酸化炭素排出の問題を取り上げているようですが、唯我独尊超大国アメリカ。今後どういう行動に出るか注目です。






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コメント
この記事へのコメント
石油依存からの脱却を目指すためには、政策的に石炭の利用の比率を増やす必要があるそうですね。
これをするためには排気ガスのなかから、有害ガスを極限まで減らす技術革新が急務といわれているようです。
2006/11/16(木) 16:15:43 | URL | calperch #-[ 編集]
石油依存脱却
こちらでは石炭が石油依存脱却の切り札という論調はまだ無いですね。原油代高沸で石炭産業が活気付いている様子は無いですね。
こちらは内陸部なので輸送が大変なんでしょうね。とりあえず自分の所をまかなえればということでしょうか?
この「自分の所は自分でまかなう、どこにもお世話にならない」という唯我独尊性が京都議定書未調印の一因でしょうか。
2006/11/17(金) 12:31:58 | URL | いちろう #AtOU8eDY[ 編集]
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