アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
ストレス社会の日米比較―――どこか具体的なアメリカのストレス”処方箋”
当方の会社では時々Baptist Hospitalという病院から各人宛に健康小冊子が配られます。日本の「健保便り」みたいなものでしょうか。

年々増大する医療費。会社の負担も馬鹿になりません。これは日米同じです。毎号健康維持のプロモーション記事が満載されています。

前回配布の小冊子に「職場のストレス対処法(Dealing with stress at work ) 」という記事が載っていました。

日本でもこの関連記事は多数あるようです。しかしその中身は少し日米で違いが見受けられます。

20061101105948.jpg
(ストレス癒しの絵に...ならないか)


具体的なアメリカのストレス対処法

ここにBaptist Hospitalからの小冊子の「職場のストレス対処法(Dealing with stress at work ) 」を掲げます。後段にストレスの対処法が載っています。

Dealing with stress at work

You know stress affects your mental and physical wellness-both in positive and negative ways. Stress at work is what energizes you and stimulates your reactive thinking. It is also what frustrates and exhausts you. The reality is that bad stress levels at work are getting higher with each passing year.
Today’s workplace isn’t like your grandparent’s-you’re connected to work as never before by cell phones, pagers, PDAs and laptops. So it is essential to learn techniques to keep you focused on your work, to keep you productive and to create enjoyment in each work day.
Her are some tips to handle your work place stress.

Exercise.(運動をしましょう)
Manage your time.(時間管理をしましょう)
Turn off the cell phone and e-mail.(携帯電話とE-mailを切りましょう)
Watch what you eat.(食べているものに注目しましょう)
Take a short relaxation break.(小休止しましょう)
Talk about it.(ストレスについて話しましょう)

内容は(携帯電話とE-mailを切りましょう)、(食べているものに注目しましょう)等、日本で見かけるものに比べ随分具体的です。実際はもっと具体的に対処法が各行の間に書いていましたが本文は抜粋です。

次に日本のものを見てみましょう。厚生労働省からの委託を受けた‘健康・体力づくり事業財団’が運営しているホームぺ-ジがあります。その中から「メンタルヘルスの対策-セルフケア」の項を抜粋してみます。

1.ストレスへの気づき――ストレスや心の健康への理解、認知
2.ストレスへの対処能力の向上――積極的に自らのストレス軽減、解決、或いは相談
3.自発的な相談――身近なもの、管理監督者、産業保険スタッフ、事業場外専門スタッフへの相談
4.セルフケアを推進するための環境整備――教育研修、相談体制、情報提供

日本も他を調べると具体的な処方箋を書いたものが出てきますが、本文は安全衛生の総本山厚生労働省委託機関作成のもの。全体的にどこか抽象的です。

「”積極的に自らのストレス軽減。”うーむ、これが出来れば苦労はないんだがねエ」と言いたくなるような対処法です。




英語はもともと日本語に較べると具体的、多弁、多文になりがちです。加えて、アメリカはハウツーものの本場。このアメリカの処方箋はずっと具体的になっています。

この違いも日米の閉塞感の違い、自殺率の違いの一因になっているのではないでしょうか?





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テーマ:日々のつれづれ - ジャンル:日記

コメント
この記事へのコメント
決定的な欠陥
この小冊子は、欠陥品ですね。
わたしは、
1.仕事をやめましょう、
2.仕事をかわりましょう。
という選択が上位のほうにかかげられなくては、と思います。
とはいうものの、現実はなかなかそうはいかないか?
2006/11/23(木) 01:38:04 | URL | calperch #-[ 編集]
中国出身の経営コンサルタントの人がいじめの問題に関してコラムを書いていました。

その中に「逃げましょう」というサジェスチョンがありました。自身の経験(北朝鮮国境近くの出身で、文化大革命のときに難を逃れて来た)より人生訓としているようです。

「迫害も逃げる事でかわして来た。人生頑張るのも大事だが逃げてかわす事も大事だ」という教訓のようです。

安全と水のコストはゼロだ、と思っている日本人には考え付かない教訓ですね。
2006/11/23(木) 13:34:17 | URL | いちろう #AtOU8eDY[ 編集]
お邪魔します
コメントをいただきありがとうございます。さっそくblogの方によせてもらいました。
ストレス、私もかなりためがちです。余分なことまで気にしてしまう性質で、なかなかいつも悪循環から抜け出せずにいます。
でも今は学生の身、よく考えればかんらい恵まれていると思います。時には肩の力を抜いて、"なんとかなるよ!"と思うように心がけています。
2006/11/24(金) 05:51:36 | URL | mikiko #inzWRoRY[ 編集]
Mikikoさん、コメント有難うございます。
アメリカはどんな世代にもいくつもの選択肢があるようですね。学生も一律卒業就職なんて事はないですし、社会人になってもお金を貯めて学校に戻り再勉強する人も多いですね。
我々の世代も(簡単ではないですが)会社を変わりますし。
これがあるのも(英語の言語学的特長やその他含め)アメリカにいるのは救われる気がしますね。
2006/11/24(金) 08:44:04 | URL | いちろう #AtOU8eDY[ 編集]
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