アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
首(横)振りアメリカ人とうなずき日本人ーー否定文、否定疑問文に見る日米の社会人類学的差異について
...てな、難しいタイトルになってしまいましたが否定文、否定疑問文に対する反応により、草の根評論家の観察では、

日本人はうなずく回数がアメリカ人より多い。
アメリカ人は首を(横に)振る回数が日本人より圧倒的に多い

と言う特徴があります。

こちらで日米両人の会話を観察すると、日本人は「うん、うん。もしくはYes, Yes.」とうなずきながら会話しています。

これに対して、アメリカ人は時にはうなずきますが、日本人より圧倒的に多く首を横に振りながら会話しています。

これは先日までの説明でお分かりかと思いますが、日本語はその文章に対しての妥当性を反応するために否定文でも「はい、はい」という答えが多くなります。

これに対してアメリカ人は(英語は)、その行為、状態自体に対してYes, Noを表明するため、必然的にNoの回数がおおくなる、よって首を横に振るという事になります。

人生相談なんかが良い例だと思います。

こちらに有名なFinancial AdvisorのSuze Ormanという女史が一時間くらいのテレビ番組をやっています。その中で相談コーナーがあり、ある日の番組でいわいるサラ金地獄におちいっている人の相談を受けていました。

相談者が相談するのは皆悲観的なことばかり。即ち否定文が多くなっていました。

「お金がありません」
「借金は子供にとって良くありません(子持ちの人だった)」
「借金を返済する方法がありません」
「抵当ももう有りません」

等です。これを英語にすると、全部Not,Noがつく文章になります。当然英語では回答者が同意するにしても確認するにしても、”No"です。よってSuzeは番組中首を横に振りっぱなし。

これが日本の身の上相談だとどうでしょう?

「お金がありません」ーー>「うんうん、たいへんだねェ」
「子供にとって良くありません(子持ちの人だった)」ーー>「えぇ、えぇ、かわいそうにねえ」
「借金を返済する方法がありません」ーー>「そうそう、そうだよネエ」
「抵当ももう有りません」ーー>「マアマア、そうですかねぇ(日本的にウェットになり涙を誘う)」
という事で、うなずきっ放しではないでしょうか?

加えて日本人が英語で会話する時は、まず相手の言ってることが分かりたいということで、内容はともかく言ってる事が分かると「うんうん。(あなたの言ってることは聞き取れました)」という意味合いでうなずいてしまうという意味合いも有ります・

よって、うなずき日本人と首振りアメリカ人の登場となる訳です。

本題から外れますが、この相談コーナーで感じました事がありました。さすがアメリカ。日本では考えられないおおらかさが有りました。

①まず相談者の名前公表。
②顔、姿公表。何せテレビのスタジオに来て喋っていました。
③よって声もそのまま。
④家族構成等プライバシー公開。

神の下で独立平等、これが私の現在だ。経済的に上手く行ってないが、こそこそするいわれは全くない、ということでしょうか。

こういう気概も首を縦に振らせない(うなずかない)一因でしょうか?
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テーマ:日々のつれづれ - ジャンル:日記

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