アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
年末の“Happy new year!”―――アメリカの年末年始の挨拶
本日のいちろうの会社はやや変則的ですが今年最後の操業日。クリスマス、正月を控えていることもありアメリカ人も皆ウキウキ状態です。さて定時。みんな挨拶をしながら帰っていきました。そこで飛び出した挨拶が、

“Merry Christmas!”
“Happy new year!”
“Happy holiday!”

です。この時期の挨拶を聞いて、アメリカ赴任の最初の頃は「まだ正月にもなっていないのに“Happy new year!”はおかしいなあ」と思ったものでした。



「良い年を」=”I wish you a happy new year!”

この“Happy new year!”は”I wish you a happy new year!”という挨拶からきているとの事です。「良い(新しい)年が迎えられますように」という意味で、日本語で言うと年末に交わす「良いお年を」という挨拶になり、「あけましておめでとう」とはなりません(「良いお歳を」になると年末の歳取りになるので少し意味が違います)。

“Merry Christmas!”も同じ意味合いで「楽しいクリスマスが来ますように」という意味合いで、クリスマスのずいぶん前からこの挨拶を交わしています。

では、正月になったらアメリカ人はなんと挨拶をするのか?

あまり過去を振り返らない民族性なのか正月明けの特別挨拶は日本から比べるとずっと少なくなります。正月明けに会社に行きます。そうすると9割くらいの人が“Hello! How are you doing?”と通常の挨拶です。残り1割くらいの人が”Happy new year!”との挨拶でしょう。新たな気持ちで年頭の挨拶を交わそうと勢い込んで出社する日本人にとっては拍子抜けの新年です。

これは“Thank you!”の使い方でもいえることです。パーティ等で会社の人を家に招待をします。パーティ終了時には大げさくらいに”Thank you!”の言葉と態度が出てきます。しかし次の日に会社で会っても9割くらいの人は通常の“Hello!”の挨拶のみです。前の日の事に対してお礼を言うのは1割くらいの人でしょうか。

日本では全員が、正月が開けたら「あけましておめでとう」と言い、前日のご招待のお礼を述べますよね。似て非なる日本とアメリカ。こんなところにも違いがあります。

因みにこの三つの挨拶はどういう割合で言われているでしょうか?興味がありカウントしました。やはりキリスト教圏で年間最大の行事であるクリスマスを控えていることもあり”Merry Christmas!”が最大で7割位の人が言っていました。続いて“Happy new year!”が2割、“Happy holiday!”が1割くらいだったでしょうか。


それでは年末忙しくて本ブログに訪れられない人のために

“Happy new year!”




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コメント
この記事へのコメント
信仰と密着した表現
Good byeがMay god be
With yeー神と共にありますようにーからの変形である事はご存知ととおりです。

おそらく私が察するところでは、Merry Christmasというのも、May you have a というのが頭にくる例の祈願文のような感じがします。”良いクリスマスでありますように”と言う意味ですが、もう少し詳しく言うと、この内容には”あなたがよいクリスマスを迎えられるように私は神様にお祈りとします。”と言う意味がこめられています。私・神・あなたと言う三角関係です。
I wish you a merry christmasという歌がありますが、この場合には、私と直接あなたという関係で、神と言う第三者が介在しません。

私の隣人には、カトリックの信者が多くて、息子がかぜで
寝てるなんていうと、”息子さんのためにお祈りをしておくからね”なんて答えが返ってきます。こういう人たちには
神は日常ですね。
2006/12/23(土) 16:14:31 | URL | calperch #-[ 編集]
Calperchさん
Calperchさん、ご教示ありがとうございます。

宗教と人々の結びつきでいうと、こちらの方(中西部)も強いですね。当方が以前いた人口1万人位の小さな町に教会が14~15ありました。いずれも宗派の違う教会だそうです。

日曜日になると皆正装して教会に出かけます。その後家族で昼食を取るようで、レストランでよく出会いました。

皆敬虔な信者かと思ったら、日曜日午前のゴルフ場はアメリカ人で結構賑わっていました。その落差にびっくりもしました。

2006/12/23(土) 16:52:16 | URL | いちろう #AtOU8eDY[ 編集]
いちろうさん、私は言葉の使い方よりも、その内容が気になっていました。
仕事が終わって帰宅するときに、"good evening!" "Good week end!" なども同じ使い方なんでしょうね。
でも意味は、「やっと仕事が終わりました、さぁ家族や友人と楽しい夜、あるいは週末を過ごしましょう」ということですよね?
「お疲れさま」という日本人は「さぁ家へ帰って、ゆっくり疲れを取って、また明日元気に働きましょう」という感じですね。
ずいぶん違います。
2006/12/23(土) 20:55:11 | URL | 英さん #-[ 編集]
英さん
そうですね。いずれも「来たる良い夜、週末をお楽しみください」という意味のようですね。”Have a good evening."、Have a good weekend."の省略形のようですね。

”Good night!”も同じ用法で別れる時に(大部分は)使いますね。ある時に日本人が夜の会食のときにアメリカ人と出会ったときに「こんばんわ」のつもりで”Good night!"と使っていましたが、アメリカ人は怪訝な顔をしていました。(”What a good night it is!"と挨拶を交わすときは最初に”Good night!”が聞こえてくることもありますが)。

「お疲れ様」に相当する英語はなくはないですが、あまり使いませんね。とにかく前向き文化ですね。


2006/12/24(日) 04:13:12 | URL | いちろう #AtOU8eDY[ 編集]
”ご教示”などと仰らずに。
一緒にこの英語と言う怪物にこれからも挑戦していきましょう。

良いお年をお迎えください。
2006/12/25(月) 03:33:24 | URL | calperch #-[ 編集]
"良いご旅行を!”/Have a nice trip!
Calperchさん年末の旅行にお出かけとか。

”良いご旅行を!”...と、言おうと思いましたが、このフレーズは英語ではよく言いますが、日本語ではあまり言いませんね。”気をつけて!”が一般的でしょうか。こらにも英語と日本語の違いが...

年の最後までこんなことを細々考えています。来年もよろしく(これも英訳できないですね:くどい[笑])。
2006/12/25(月) 05:07:32 | URL | いちろう #AtOU8eDY[ 編集]
今朝、NHKのテレビを観ていたら、ニューヨークからのレポートで、この話題を取り上げていました。
今冬、あるデパートでは「Merry Christmas!」の代わりに「Happy Holiday!」と挨拶している。
そしてそれは、キリスト教徒以外の客への配慮から、とのことでした。
アメリカは、こんなところにも気を使うんですね。
2006/12/25(月) 22:36:13 | URL | 英さん #-[ 編集]
英さん
当方の会社みたいなプライベートなコミュニティ内での挨拶等はまだMerry Christmasが主流ですが、ビジネス面を主流にご指摘のような流れになっています。

当方の会社に来る”Christmas card”。これも数年前から”Season's Greetings"、”Happy Holiday"に変わってきています。今年あたりは100%がそうでした。
2006/12/26(火) 04:50:40 | URL | いちろう #AtOU8eDY[ 編集]
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