アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
ルイビルカージナルズ(大学フットボールチーム)監督辞任“事件“―――有名監督の転進にみる大学スポーツ界の様子とアメリカの世論心理
以前のエントリー「ルイビルカージナルズはやってくれました」にもありましたが昨シーズンのルイビル大学のフットボールの成績は史上最高でした。監督のBobby Petrinoの評価もうなぎのぼりで昨年10年の長期契約を結んだところです。

ところが今週になりPetrino監督は辞任。プロのアトランタファルコンズの監督として転進するニュースが披露され、地元では大騒ぎです。

この騒ぎの中に見える大学スポーツ界の様子とアメリカの世論心理を見てみましょう。


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(カージナルズのホームスタジアムです)


アメリカの大学スポーツ界の金満具合―――年棒3億円の監督

アメリカではフットボールは花形スポーツです。大学でも並々ならぬ力を入れています。監督との契約金額も各大学は年々うなぎのぼり。ルイビルのPetrino監督も昨年なんと25.5Mill$の10年契約を結びました。

日本円に換算すると10年30億円、年3億円にも上ります。今年はランキングが飛躍的に向上して全米5番位とはいえ、地方の大学の一スポーツクラブの監督です。

日本でいえば、大分大学の野球部の監督に3億円の年棒、静岡大学のサッカー部の監督に3億円、岡山大学のバスケット部の監督に3億円、早稲田大学の陸上部の監督に3億円(最近ブログで知った所の大学をぜーんぶ列挙)出すでしょうか?

いろいろビジネスとしてプロモーションしている(観客動員、放映権料増加策、スポンサーシップ獲得活動)とはいえアメリカ大学スポーツ界の興隆がしのばれます。

地元の注目度

今日のニュースは一日これがトップニュースでした。わが愛する地元のラジオ局も朝からトップで放送。イラクも北朝鮮も暖冬の話も吹き飛んでしまいました。

もともと唯我独尊の社会観のアメリカ。外国や他州の事はこちらではあまりニュースにはなりません。それを割り引いても、このPetrino監督のニュースの集中度は尋常ではありません。こちらの人々の関心の高さが伺えます。

アメリカの世論心理

これに対するアメリカの世論心理はどうでしょうか。

新聞(本記事)、ラジオ等の報道はやや複雑な心境ながら建前論です。曰く「本人のチャレンジのためにはよい事だ」、「本人の家族のためによく決断した」等で、非難めいた事は出てきません。

契約社会、アメリカンドリームの社会だからでしょうか。ルールの中での(現契約破棄も当然ルールに入っている)本人の転進にはけちはつけられない、という感じです。日本より少し成熟しているでしょうか。

しかし読者の声、インタビュー、電話等での意見聴取には本音が出てきます。これを見聞すると、「昨年長期契約を交わしているのに信義にもとる」、「わがルイビルがかわいくないのか!」等です。ここらは日本と同じ様でしょうか。

新聞の投稿の中には強烈な皮肉交じりのものもありました。

“……. Thanks Petrino for lying through your teeth, and for the dumbazz above who said contracts are for the university not the coach, ………”

余談ですが新聞の投稿欄ほど読むのに苦労する文章はありません。



さてそのPetrino監督。アトランタファルコンズの監督として5年24Mill$(28億円。年収5.7億円)の契約を結んだとか。プロの方も当然ながら金満スポーツ大国ではあります。






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2007/08/01(水) 16:52:51 | 大学受験最新ガイド