アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
日本語でのお礼の“気分”と英語でのお礼の“気分”の差―――英語使用中のパニック回避の考え方
いつもすばらしい英語教宣活動をしているOhioさんのブログエントリーで、先日「自己紹介の時の“個”の強さ」に関するエントリーで当方のブログを引用していただきました。当方の拙いブログを載せて貰うなんて感激ものです。ここはひとつお礼のエントリーを書かなければなりません。

当方アメリカ生活者。日本語でのお礼と同時に、出来る事なら英語でも謝意を表明したい所。しかしこれを日本語~英語の直訳で作ろうとするとパニックになります。英語は英語なりの”気分“というものがあり日本語の”気分“とずいぶん違います。

この“気分”の違いを見てみましょう。


日本語でのお礼文

「今回は当方の拙いブログを引用していただき誠に恐縮しています。当方はこちら(アメリカ)の日系企業で禄を食んでいるだけで英語は不勉強この上ない身で、赤面の至りです。今後もお役に立つかどうかわかりませんが、当方のブログご参考にしていただけたら幸甚です。」

上の文が我々の世代の平均的なお礼文でしょうか。すこしビジネス文的で硬い文章かもしれません。しかしどの世代でも平均層は同じような、「恐縮し」、「赤面の至り」の表現の文章になると思います。

英語でのお礼文

“As for the sense of individuality, I am very proud that you have referred my points from my blog article to your article, that I have been being reminded several ideas from people’s introductory manners. I believe you can learn several issues from my activities at here, the US. I would like to provide several materials for your English learning activities from now on. I am looking forward to seeing and to exchanging opinions with you in both sites.”

これを意訳すると以下になります。

(自己紹介の時の“個の意識“につきまして、当方ブログ上でエントリーした内容を貴ブログに取り上げていただいて非常に光栄です。こちらアメリカでの当方の経験から貴方がいろいろ学べると信じています。今後も当方の経験を伝授していきたいと思います。ブログ上で今後も意見交換が出来る事を楽しみにしています。)

ここにはどこも「恐縮し」、「赤面の至り」の表現の文章はありません。「光栄に(誇りに)感じ」、「当方の経験から貴方がいろいろ学べ」、「伝授していきたい」と遠慮会釈ありません。

それもそのはず、英語圏での「お礼を述べる」事は、「如何にこちらのうれしさを表明し今後も前向きでやっていくか」の表明にほかなりません。いわゆる「つまらないものですが」と言って贈り物をあげる“気分”の世界ではありません。

勿論英語でも婉曲なとか遠慮した言い方があります。例えば”It would be very appreciated my article helps your learning English ……”等ですが、基本的にこの“気分”は日本語とは少し違います。

英語でパニックになる時

英語を使っている時にパニックになる事はよくあります。一つの事象がこの“気分”の違いが思い出せない時ではないでしょうか。

『えーとお礼を言うには...“き、恐縮“はどういうんだっけ???”せ、赤面“は”Red face???”』とだんだんパニックになっていくのだと思います。英語には「赤面」も「恐縮」も無いというこの“気分”を思い出せばパニック回避できるのではないでしょうか。



「それぞれのシチュエーションで英語用例を覚えなければならない」と言ってしまえばそれまでですが、この“気分”が違うんだ、という事を理解するだけでもパニック回避になるのではないでしょうか。

(日本語、英語ともそれぞれ直接的表現、間接的表現は種々あると思いますが、本事例は平均的な表現方法について論じています。)









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テーマ:日々のつれづれ - ジャンル:日記

コメント
この記事へのコメント
こんにちは、ohioさんのところからお邪魔しました。挨拶は確かにそうですね。日本語と英語では基本が違いますよね。とても勉強になります。時々お邪魔させてください。
2007/02/20(火) 19:54:41 | URL | swaro #uAyoh/LM[ 編集]
気分の違い
いちろうさん、言葉の表現の違いは、分かりにくいのですが、確かに気分の違いを感じることはあります。
飲み物を勧められて、つい「Thank you」と返事をしてしまい、それを引っ込められた経験もあります。
また、やはり彼らには、「つまらない物」を贈っては失礼なんでしょうね。
2007/02/20(火) 23:09:59 | URL | 英さん #-[ 編集]
Swaroさん
訪問ありがとうございます。インディアナにおられたんですね。こちらにインディアナ在住の方のブログリンクもありますので、楽しんでいってください。
今年のインディアナは猛烈な寒さでしたが、ここに来て暖かくなりました。また緑一面の季節がやってきます。
2007/02/21(水) 13:37:44 | URL | いちろう #AtOU8eDY[ 編集]
英さん
この飲み物の話も典型的な”気分”の例ですね。
日本的に「(もうどうぞお構いなく。申し訳ないですよ。すみません)Thank you.」の”気分”で言うと飲み物は”逃げて”いきますよね。当方も経験あります(泣)。当方の場合、もごもご言ったので”(No) thank you."と取られたようです。

これは、"Sure! I like it! Thank you! I Appreciate! I will have it!"位明るい”気分”で言うと先方も喜んで飲み物を出してくれますよね。
2007/02/21(水) 13:48:08 | URL | いちろう #AtOU8eDY[ 編集]
私の場合には
私の場合には、どうも頭のなかに、感覚の反応もふくめたWindowの英語版と日本語版が入っていると言う感覚です。このWindowを話す言語で切りかえて使っているような気がします。したがって、違和感や引っ掛かり感というものをあまり感じません。英語を話す生活が40年になろうとしています。感覚が鈍くなっていると言う事かもしてませんね。(笑)
いちろうさんのブログを読むごとに、なるほど、そうなんだと、うなづいています。
2007/02/22(木) 10:34:25 | URL | calperch #-[ 編集]
Calperchさん
当方の場合はWindowで文字変換をしながら使うタイプのシステムでしょうか。時々未だ変換を忘れると混乱する様です。
問題は直接に変換すればすむだけの話ではないということですね。
2007/02/22(木) 14:29:03 | URL | いちろう #AtOU8eDY[ 編集]
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