アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
カラカラ天気の中西部です----英語の”Brown”のいろいろ
秋分の日(Fall equinox)を迎えましたが、アメリカ中西部地方は夏からカラカラ天気が続いています。年間雨量は平均の年の三分の二以下。八月から九月にかけては雨量が極端に少なくなっています。

おかげで庭の芝生は枯れて黄色くなり、ご覧のような有様。今年はアメリカの象徴である緑の芝生は見られません。

IMG_6225_1_1.jpg
(Brown yard.)


”Brown.', "Dried”

こちらの方ではこういう芝生のさまを、

”My yard is dried.”だとか、
”Grass is brown.”

と言うようです。

辞書を調べると、「枯れる」は”Withered”や”Dead”があるようです。もう少し乾燥が進んで本当に根から乾いてくると”Dead”といって騒ぎ出すかもしれませんが、これ位は”Dried”です。”Withered”は浅学寡聞の身、聞いたことがありません。

面白い事に、色で表現すると日本では「黄色になる」ですが、こちらでは”Brown",”Turn to brown”と”Brown(茶色)”になります。

英語での”Brown”の奥深さ

日本語では「茶色」というのはあまり季節の表現や歌の題材には出てきませんが、英語の世界では良く出てきます。

日本に比べて格段に雨量が少なく相対的に乾いた大地が多いという事と、人種的多様性で髪の色もさまざまという事に由来しているのでしょうか。

この芝生が枯れて「黄色くなった」時も”Brown”。もう少し秋が深まり「木々の葉っぱも黄色に色づき始める」のも、”Turn to brown”となります。Paul Simonの歌にも”...leaves turn to brown...”というくだりがありますね。インディアナにも紅葉の綺麗な地域で”Brown county”と呼ばれるCountyがあります。

フォスターの有名な曲の「金髪のジェニー」は原題を”Jeanie with the light brown hair”といいます。直訳すると「薄茶髪のジェニー」。これでは麗しさもありませんね。しかし英語での”Brown”は何か人の心を打つものがあるのでしょう。

その他歌に出てくるものとして、Chuck Berryの”Brown Eyed Handsome Man”があります。アメリカでは茶色の目というのは神秘的なものだそうで、黒人(Chuck Berry)から見ても特別な感慨があったのでしょうか?

食べ物でもチョコレート系の褐色のケーキも”Browny”。これはアメリカ的甘さ満載のケーキで、デザートなどに人気があります。この色は黒色に近いものから褐色のものまで”Browny”と呼びます。”Blacky”とでも呼んだ方が色は近いのですが。



日本でよく歌われた「幸せの黄色いハンカチ」や「緑の草原」や「紅葉」。はたまた「黒い瞳」や「長い黒髪」。自然や人のさまを歌や文字に籠めるのは日本もアメリカ(英語圏)も同じですが、その中にも社会や自然の特徴が現れていますね。

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テーマ:日々のつれづれ - ジャンル:日記

コメント
この記事へのコメント
アメリカで免許を発行して貰ったとき。{目の色}BROWN となっていたのにビックリ!した覚えがあります。日本人の目の色がBROWNならば、お菓子の”BROWNY”だって有りなんでしょう。 ”Withered”は植物がしおれてる時に使う言葉のようですよ。だからお庭のチューリップなんかには使えても、芝生には使わないのかもしれませんねぇ。
            
2007/09/26(水) 04:16:25 | URL | てっちゃん #-[ 編集]
てっちゃん
コメントありがとうございます。

アメリカは、特に西部に行くとこの”Brown"への愛着が強いようですね。乾燥地で、大地や山々が茶褐色に彩られていますので、家の壁や什器、それから衣類(染料)も茶系統が多いですよね。

Wikipediaの日本語版と英語版で”Brown"と「茶色」を比べてみると、英語版のほうが記載されている項目が多いようですね。これからも”Brown"に対するアメリカ人の思い入れがわかるようですね。
2007/09/26(水) 13:41:55 | URL | いちろう #AtOU8eDY[ 編集]
黄金色
去年いちろうさんがいらっしゃった
Lake Tahoeとサクラメント市のあいだに、El Dorado Countyとよばれる郡があります。まさに黄金色の郡というわけです。
これは、どうも夕日が丘陵地帯の枯れた草に映える様子を形容したもののようです。
英語のBrownがスペイン語では
Goldenと表現されるのには、その
言葉を話す人の思い入れの違いがあるのでしょうね。
まあ、Golden Retrieverをみれば、毛皮はBrownですからこの辺はいい加減だともいえますが。

信号が青かGreenかということも
色ではありますね。
2007/09/27(木) 08:58:44 | URL | calperch #-[ 編集]
Calperchさん
コメントありがとうございます。

Lake TahoeへのトランジットがNevadaのReno(Lake Tahoeの東側)でしたが、ここも茶色一色の乾燥地でした。その中でも人々は生活を営んでおり、この原風景の茶色というものが、人々の郷愁をかきたてるのでしょうね。

比較的緑の多い中西部でも、収穫時期にはCornやBeanは、カラカラの茶色になっていますね。もう少し緑の多いころに刈り取るかと思ったのですが、飼料にするものはこれでよいのだとか。日本のイネの刈り取りよりも茶色一食ですね。

こんな所にも「茶色」が市民権を得ている理由があるのでしょうか。
2007/09/27(木) 13:14:33 | URL | いちろう #AtOU8eDY[ 編集]
なるほど、アメリカの人がbrownにこだわる理由がちょっと理解できた感じです(^O^)
でもこの夏は本当に雨が少なかったですね(今週ようやく雨になりましたが)
うちは小さな庭なのですが、それでも今年は芝を緑に保つのが大変でした。水道撒きまくって何とか緑に保てました。(;^_^A
2007/09/28(金) 01:00:00 | URL | nosio #oYg4/GtU[ 編集]
Nosioさん
一昨日の夜から昨日の朝にかけて、こちらもまとまった雨が降ってくれました。稲作民族の血を引く当方にとっては不十分ですが、こちらの芝生には十分な雨でした。

これで少しは緑が回復すると思います。”Brown"への愛着もあるとはいえ、やはり緑は良いですよね。

コメントありがとうございました。
2007/09/28(金) 21:15:07 | URL | いちろう #AtOU8eDY[ 編集]
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