アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
“You won't want to miss it!” ------- “Please please me.”にも似た英語の語呂合わせ
ルイビル市郊外のモールに買い物に行った時の事でした。そのモールの中のスーパーでは、一大セールをやっていました。入り口正面には大きなポスターが貼ってあり、人々に呼びかけています。

“You won't want to miss it!”

良く発音すると、最初の”ウォウンツ”と次の”ウォンツ”で、なにやら楽しい語呂合わせになっているようです。

英語の語呂合わせ

英語でも当然この語呂合わせで、変化を楽しむということはあります。特に歌の世界では詩がポイント。これが生命線なので多くのソングライターは勢力を傾け、気の利いた語呂合わせの詩を作ります。

手元のCDを見てみても、Beatlesの”Please please me.”や”It won't be long”があります。

Beatlesの最初のメガヒットの”Please please me”は、依頼の時に良く使われる”Please”と「喜ばせる」の”please”を掛け合わせて出来ているとか。これはネイティブの人でも意表を突かれた新鮮な響きになっているそうです。

”It won't be long”も、調子の良いリズムで”ウォウンツ”と”ロング”の音韻が重なり合います。

我々日常の会話でも、語呂合わせでこの変化を楽しむということは、よく行われているようです。“Let us let him know.”や”Nobody knows.”などが典型的なものです。

昔の新聞を見ると”Knight's nightmare.”というのもあります。これは他地域の人には少し説明が必要です。Bobby Knightという人はインディアナ大学のバスケットボールの監督で有名な人でした。全米チャンピオンにも数回なって実績も十分。

一方その荒々しいパーソナリティにも議論が沸き起こっていました。なにせ気にいらないと試合中でもいすをぶち投げる名物監督。よくも悪くも議論の的でした。

そのKnight監督。インディアナ大学在籍終盤の頃には、成績もいまいちで、苦闘の日々を送りました。今までの行状とその時の苦闘を揶揄されて出来たのが、”Knight's nightmare.”でした。美しい詩の世界だけでなく、当然こういったシニカルな表現にも使われますね。



楽しい英語の語呂(ごろ)合わせに気がついた,今日この頃(ごろ)でした(美しくないか!)。

スポンサーサイト

テーマ:日々のつれづれ - ジャンル:日記

コメント
この記事へのコメント
いちろうさん、久しぶりです。
日本では、「駄洒落」「語呂合わせ」「韻を踏む」など、色んなレベルで類似のことはありますが、ここに出ている例はどのレベルになるんでしょおうか?
2007/10/08(月) 21:02:55 | URL | 英さん #-[ 編集]
英さん
お久しぶりです。コメントありがとうございます。

ここにあるものは、歌詞は別格にしても、新聞に載ったり広告に乗ったりで、少なくとも駄洒落に定義されるものではありませんね、最後の「ごろ」以外は(笑)。立派な言葉の「韻を踏む」辞令だと思います。
2007/10/09(火) 21:10:59 | URL | いちろう #AtOU8eDY[ 編集]
こんにちは
開高健という作家がたしかニューヨークのあるパーティで食後

I scream icecream!と叫んだという、有名な話があります。
正しい英語では

I scream for icecream。

となるのでしょうが、即興でこれが言えるというのは、ちょっとしたものですね。これは言葉の音に対する敏感さが彼にはあったためではないのかと感じます。
これは、私のあてずっぽうの推測ですが、
won't wantは「韻」というよりも
生麦生米、、、、の類の面白さのように、私は感じます。をいうのは、won'tとwantは別の発音として
識別されているように思われるからです。

Saleをする側も色いろ知恵をしぼって、大変ですね。
2007/10/11(木) 11:58:21 | URL | calperch #-[ 編集]
Calperchさん
コメントありがとうございます。当方レベルでは、こういう”変化球”がどれくらいの意味合いを持つのか図り兼ねますが...

しかし、英語で苦闘している身にとっては、この変化は楽しくさせてくれる一瞬ではありますね。

2007/10/12(金) 14:01:09 | URL | いちろう #AtOU8eDY[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック