アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
おらが街意識の強いアメリカスポーツ-----アメリカの新聞に見るスポーツの特徴
日本ではここ数日、野球のオリンピック予選がスポーツニュース欄を賑わせていました。又、サッカー日本代表の新監督就任や、プロ野球のストーブリーグの模様で話題沸騰です。

スポーツ大国アメリカ。勿論こちらでもスポーツの話題が花盛りです。しかし、そのニュースの中身を見ると、日本のスポーツ文化とは様変わりです。

プロスポーツを凌駕するおらが街の大学スポーツ

当方の愛読する、ルイビルのThe Courier Journal紙のスポーツ欄を見てみましょう。今週の日曜版(12-2-’07)で、少し記事も豊富にあります。一面から順番に挙げると、

1面   大学バスケットボール
2面   プロ野球、テニスデビスカップ
3面   ゴルフ、テニス、テレビスケジュール、大学スポーツスケジュール、Sports Buzz(ミニ記事)
4面   大学フットボール
5面   大学フットボール
6面   プロフットボール
7面   地元の高校スポーツ、プロフットボール
8面   大学バスケットボール
9面   大学バスケットボール
10面   大学バスケットボール
11面   大学バスケットボール、競馬
12面   記録欄(大学バスケ、地元高校のバスケ、他)
13面   フィッシング
14面   プロバスケットボール

なにやら、大学スポーツが多そうです。この表出度数を多い順にあげると、

大学スポーツ(バスケ、フットボール)-----9度数
プロフットボール-------------------------2度数
テニス-----------------------------------2度数
地元高校のスポーツ-----------------------2度数
プロ野球---------------------------------1度数
プロバスケ-------------------------------1度数
ゴルフ-----------------------------------1度数
競馬-------------------------------------1度数
フィッシング-----------------------------1度数

なんと、半数近くが大学スポーツ、それもバスケットボールとフットボールで埋められています。

特に一面は地元のルイビル、ケンタッキー、インディアナの大学のバスケ、フットボールの紹介で、郷土意識をくすぐります。フットボールはレギュラーシーズンが終了し、その中でケンタッキーはボウルゲーム(全米順位決定戦)出場が見込まれその予測、ルイビルはいま一歩でしたので、来シーズンに向けての考察に忙しいようです。

又、ケンタッキー、インディアナは大学バスケット王国。シーズンが始ったばかりで各校の戦力分析に忙しいようです。

4面以下の大学フットボール、バスケの紹介は、少し地域を広げた各校の紹介をしています。しかし、広大な、且つ郷土意識の強い国アメリカ。もっぱら中西部、南部の各校が主体で、西海岸や東海岸の大学はどんなに人気があっても出てきません。

日本人なら気になる、プロ野球大リーグやプロバスケ、プロフットボールの話題はわずかです。これは試合は勿論どの試合も大入りで人気はありますが、こちらの地元の人々の関心が、それ以上に大学スポーツに向いているという事のようです。

これは、日本でいうとプロ野球も良いけれど、高校野球で郷土のチームを応援するのに熱くなる、という感情に似ています。

この郷土意識の強いアメリカ。自分のところが世界の中心です。よって国際的な話題は振り向きもしません。日本で注目を集めた、野球やサッカーのオリンピック予選、それからサッカーワールドカップ抽選状況は、こちらではついぞ新聞、ラジオ、テレビで見た事も聞いた事もありません。とにもかくにも国内、それもおらが街の大学スポーツに肩入れしています。


唯我独尊の国アメリカ。このスポーツ面でも同じ事がいえるようです。




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コメント
この記事へのコメント
今クローズアップされている環境問題への対応など、アメリカの姿勢はいつも「自分が中心の枠組み」以外は不熱心なのが特徴です。
その基になっているのは、やはりアメリカ内部でも、自分が中心になっているものだけは熱心という感じですね。
これはどこの国でも、多かれ少なかれあると思いますが、顕著に出すところが「わがまま」です。
2007/12/06(木) 01:27:05 | URL | 英さん #-[ 編集]
英さん
そうですね。この自己中心がスポーツの時には、まだ愛嬌がありますが、他の時にはこれで良いのかな?と思う時があります。

環境問題も、まだまだ国土が広大で、比較的に自然からの自浄作用が働く(ごみ処理場もまだ問題になっていない、排気ガスも問題になっていない)ここら一帯では、人々の意識もあまり逼迫していませんね。

ラジオでも、石炭業界から”石炭を過小評価するな”とのCMも流れています。ここらは産炭地でもアリ、石炭火力の割合が90数%あるのだそうです。

京都議定書を始め最近の国際的な取り組みは殆ど報じられていませんね。
2007/12/06(木) 14:54:21 | URL | いちろう #AtOU8eDY[ 編集]
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