アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
「オサマ、オバマ、ヨママ(’Osama, Obama, Yo Mama=Your Mama')」----アメリカ大統領選でのアメリカ人の笑い
アメリカでは、今まさに大統領選挙の指名候補選びの真っ最中です。特に民主党では、オバマ氏とクリントン氏の指名候補争いが最後までもつれ込んでいます。

その激戦の最中でも、人々は笑いのネタには事欠きません。

「チェルシー(ヒラリークリントンの娘)が、ある帰還兵に恐怖ということに関して聞きました。その兵士曰く、’私が恐れるものはオサマ、オバマ、ヨーママ(’Osama, Obama, Yo Mama=Your Mama')です'」

この笑いの背景にあるものは?

これは、アメリカでは広く流布しているユーモアのようでして、先日当方の会社のアメリカ人も、昼食時にこの笑い話をしていました。

ネットを検索してみても、既に多くのサイトがサーチされていますね。あるサイトの英文は以下の通りです。

”When Chelsea Clinton asked a returning US Soldier about fear, he said that there were only three things he was afraid of: ‘Osama, Obama, and Yo’ Mama.’”

これは実話かどうかは不明ですが、アメリカ社会の背景を考えるとありそうな話しです。それだけに笑いを誘うのでしょう。少しこの笑いの背景を説明しますと、

1.アメリカの大統領選では、候補者の家族も応援スピーチをします。テレビのニュースを見ていたら、クリントンの娘のチェルシーもどこかの会場でスピーチをしていました。選挙活動の一環で、チェルシーが兵士に語りかけるというのはありそうな話ですね。

2.アメリカでは、日本では想像できないですが、軍の兵士に対する尊敬の念が行き渡っています。兵士が任務を終えて帰還してくる時には、地方の空港でも家族やコミュニティーの人が大歓声で出迎え、新聞に載る事もあります。こちらでは選挙活動で、軍の関係者を前面に押し立てるということはあるようです。

3.恐れるもの三点。オバマ候補はオサマ.ビン.ラディンと名前が似ているから、と間違えられるニュースは実際出ているようで、これに引っ掛けたのでしょう。”Yo Mama”は”Your Mama”の短縮形です。

4.クリントン一家は、時々こちらでは揶揄の対象として語られます。ビルやヒラリーの物まねさんはたくさんいます。ビルのあのしわがれた声は、時々普通のアナウンサーやパーソナリティも真似しています。保守派のラジオパーソナリティRush Limbaughもよくまねしています。

5.単に揶揄だけではなく、ヒラリーはその才女ぶりや歯にものを着せぬ物言い、はたまた涙攻撃で、”恐れ”られているのでしょう。こちらでは、女性への丁寧な会話の時に”Yes Mam(こちらではイエス メムと発音)!”という言い方をします。”Yes Sir!”と使う時の女性用で、Madamから来ているようです。多くの男性の実態は「すこし、すました怖いおばさんだなぁ」という時に、”Mam”を使ってその場を切り抜けたい、という事のようです。それにも引っ掛けているのでしょう。

アメリカ大統領選指名候補争いも終盤戦を迎え、非難合戦等もありすこしきな臭くもなってきました。しかし、どこまでも広い大地を抱え高く青い空を有するアメリカ。あちらこちらに笑いのネタがあるようです。


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