アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
”Technically”を「額面通りに」いうと..-------「技術的には」だけでない”Technicallyの意味
子守男さんの”英語の海を泳ぐ”というブログは、実に丹念に英語の意味合いを調べています。その中の”「科学の」ではないScientific”というエントリーで連想した、こちらでよく使われる”Technically”という言葉を紹介します。

子守男さん風に書くと、”「技術的には」”ではないTechnically”となります。
「額面通りに言うと」、「理屈的には」

大分以前の事でした。おなじみのラジオからニュースが流れてきていました。地元の大学のバスケットの監督が、地元の大学を辞任して他の大学に好条件で引き抜かれていきました。少し前から、そんなうわさが流れていましたが、当の監督はうわさを否定し続けていました。しかしここに来て電撃発表です。

地元の熱狂的なファンはやるせない気持ちです。そんな時に、ラジオの聴取者からコメントが流れてきました。

“........., technically he is OK for his making decision, but ethically ......”

最初は、技術的な話でもないのに何で”Technically”という言葉が出てくるのかと思いましたが、よくよく調べると、

小学館英語辞書では

技術的には
法的には
建前としては

ネット辞書によれば、

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1. technically - with regard to technique; "technically lagging behind the Japanese"; "a technically brilliant boxer"

2. technically - with regard to technical skill and the technology available; "a technically brilliant solution"

3. technically - according to the exact meaning; according to the facts; "technically, a bank's reserves belong to the stockholders"; "technically, the term is no longer used by experts"

とあります。

この場合は、「この監督の転進は建前としてはOKだが、(あれだけファンのまえで辞めないと約束したじゃないか)倫理的にはよくない...」と言っているのでした。

職場では

この「法的には」や「建前としては」の使い方は結構日常生活でも使います(当方はもう少し砕いて「額面通りに言うと」や「理屈的には」の意味合いでも使っていますが)。

例1---ある製品納入サプライヤーが、一ヶ月の期間を置いてその後の納入をストップするといってきました。最近の資材費高沸に耐えられないようです。一ヶ月の期間というのは法的に問題ありません。この時に、

“Technically it should be OK, but ......”

と、当方の会社のアメリカ人は嘆きます。

例2----工場の現場でのやり取りです。ある工程を進めるのに、スーパーバイザーはA工程から進めたいと言っています。これは、工程標準に記された方法です。しかし、今回は時間がありません。そこでプラントマネージャーが諭します。

“Technically we have to follow th process, but we don't have time ....”

と、言う事で工程の変更です。

コミュニティでは

これは何も、業務の場面のみならず、われわれのコミュニティでも使われています。こちらのコミュニティの新聞に”The Louisville Courier Journal”というものがあります。この中で、キーワード検索して「技術的」以外の”Technically”を調べてみました。

“I'm technically not a member of the Writers Guide of America.”

“It doesn't start until December now,. I suppose technically that's fall.”

“Well, I guess I technically get out of Louisville four days a week when I teach in Sellersburg, Indiana, but that's only ten miles away...”

”Technically speaking”という名前のブログやコラムもあるようです。「理屈では/建前としては」という意味合いの内容ですが、「しかしそうは言ってもね、実際は...」と振って議論をしていく内容のようです。


技術の進歩が日進月歩の今日この頃で、”Technically”と言われると「技術」を連想しがちですが、実際の英語では、もう少し社会の普遍性を言っているようです。





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コメント
この記事へのコメント
ethically
「ethically」が技術的には(^_^;の反意語とは・・・。

○○の移籍は、手続き上なんの問題もないけれど、僕らの気持を逆撫でにしたよね。あいつが○○スタジアムに来たらたっぷりお礼をしてやる。

そんな時につかう台詞かな~。

サッカーの世界だと、バルセロナからレアル・マドリに移籍したフィーゴ、野球だとレッドソックスからヤンキースに移籍したジョニー・デイモンがそれにあたるのかな。(デイモンのブーイングはフィーゴのにくらべるとおとなしかった)

そう言えば、一昨年ジャイアンツからドジャースに移籍した元ジャイアンツのエースも(オールスター先発投手だけれど名前を失念)、サンフランシスコの住人からしてみれば、それみたことかなんでしょうね。
2008/07/28(月) 22:22:53 | URL | ADELANTE #NLJharc2[ 編集]
いちろうさん、小生のブログを紹介していただきましてありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
2008/07/29(火) 03:51:22 | URL | 子守男 #SHLDkvn6[ 編集]
Adelanteさん
コメントありがとうございました。
まさにそういうケースで使うようですね。こちらは大学スポーツ大国ですから、当方の取り上げた事例は、ケンタッキー大学のバスケの監督の事例でした。

本日又、同じ様なケースで辞めた、ルイビル大学のFootball(アメリカン)の監督が取り上げられていました。

”Technically OK, but...”というフレーズは、可愛さあまって憎さ百倍の時に使うと、気分が出るのでしょうか?
2008/07/29(火) 13:27:03 | URL | いちろう #AtOU8eDY[ 編集]
子守男さん
訪問ありがとうございます。子守男さんのブログは大変参考になりました。これからもよろしくお願いいたします。
2008/07/29(火) 13:29:44 | URL | いちろう #AtOU8eDY[ 編集]
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