アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
「あっ、頼朝さん。どうも」、「あっ、厩戸の皇子さんどうもどうも。(蘇我)馬子さんは元気ですか?」とでも云う、名前を覚える天才の多いアメリカ社会
いちろうは、先日近くの町B市に出張で行きました。いちろうの会社のお客さんのS社のあるところです。そのS社のお客さんとは午後から打ち合わせ予定。それまで腹ごしらえをしておこうと、B市内のレストランに寄りました。




20060216114816.jpg


(本絵も本文とは関係ありません)
そのレストランにたまたま居合わせたのが、S社のアメリカ人。いちろうはそのアメリカ人の顔は覚えていますが、名前は度忘れ。確か何回かいちろうの会社に仕事の関係もあり挨拶はしたことがあります。ところがその彼、トコトコと近づいて来て、

その彼―――――“Hi !Ichiro! How are you doing?”
いちろうーーーー“H,Hi! (名前を思い出せない。ううう。) I’m fine. How are you doing?

精神構造なのか頭の構造なのか、とにかくアメリカ人は人の名前を覚える天才です。このケースも日本人であれば「あの会社の課長さんだ。大分前に何回か会ったっけ。何さんだったけな?」と云うのが大多数ではないでしょうか。肩書き社会日本ではこれで会っても困りません。

いちろうーーーー「あっ、どうも課長さんお久し振りです。」
先方――――――「あっ、どうもどうも。これは草の根工業さん」

と双方肩書き、会社名を呼び合って一件落着します。ところが、アメリカ人は2~3回会うと名前を思い出して名前を連発します。

本日もいちろうが来てもらった金型屋のJoe。会社で当方と打ち合わせ後、現場を回っているといちろうの会社の最古参Tonyとばったり会いました。おそらく二人は4~5年前に2~3回対面しているだけです。それでも、

Joe-------------“Hi! Tony. How are you doing? How’s your business?”
Tony------------“Hi! Joe. Very good!”

と名前を即思い出して挨拶します。

これはよく言われているように、欧米社会は聖書の時代からの名前を今でも皆喜んで使っているということがあるようです。これを“Popular name”というらしいですが、ペテロがPeterになり、パウロがPaulになり、マリアがMaryになりで国が変わっても時代が変わってもあるパターンの名前を継承しています。よって皆覚えやすいのだろうと思います。我々日本人の名前まで覚えておいてくれるのは、そういう遺伝子が刷り込まれているのでしょうか。

これを日本に直して言うと、

聖徳太子―――――「あっ、頼朝さん。どうも」
源頼朝――――――「あっ、厩戸の皇子さんどうもどうも。(蘇我)馬子さんは元気ですか?」
聖徳太子―――――「えぇえぇ元気なようです。清盛さんはご壮健で?」

と云うことになり非常に覚えやすいと思います(でもないか)。

又、こちらの人は相手の名前を日本よりはるかに多くちりばめ(呼び合い)ながら会話します。親近感を吐露したいという表れでしょうか?

Joe----------------“Hi! Tony. How are you doing? How’s your business, Tony?”
Tony---------------“Hi! Joe. Very good! Very busy, Joe.”

これも日本に直して言うと、

秀吉---------------「あっ、家康さん。今度のプロジェクトですが。どうでしょう、家康さん。ひとつ製品企画室も巻き込まないとねぇ、家康さん
家康---------------「そうですねぇ、秀吉さん。小田原方面は、秀吉さん、なかなかやっかいですからなぁ、秀吉さん。」

とでもなるでしょうか。日本語では少し違和感がありますが、英語の世界はこれが普通です。


冒頭のシーンで、彼の名前を思い出せなかったいちろう。それでもさすがアメリカ社会の草の根観察を続けている身です。すぐさま反応。

いちろう------------“Hi! Steve! How is your family!”
Steve---------------“Good! Good! Thank you.”

なぜならば!!!!!


Steveは会社のファーストネーム入りのユニフォームを着ていましたとさ。


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