アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
音楽の日米比較にみる社会世相の草の根観察――斯界の権威者(?)いちろうによるレポート
わびさび、諸行無常の世界観がある日本から来た者が観察すると、アメリカは明るい未来を求めて人々が世界中から移り住んでいるためか、人々が明るく活発(または明るく活発に努めている様)に見えます。こちらでのラジオから流れる曲もなんとなく明るい曲が多いように感じます。
そこで学生時代フォークグループをやっており、斯界の権威者(?)の草の根音楽評論家がこの研究に取り組みました。方法は当方の日本時代アメリカ時代に買い溜めたCDや本を調べ、その曲が長調(メジャー)か短調(マイナー)かを調べます。これで長調率(Ratio of Major)を算出。これが高率ほど明るいと判定します。

勿論中身を見ると短調でも明るい内容の曲はありますし、長調でも深刻な曲はあります。当方がやっていたPPM(Peter Paul & Mary)のコピーの“Cruel War(悲惨な戦争)は、中身は深刻ですが曲はG Majorの曲です。


さてその研究内容、結果はどうでしょう。

1.アメリカ側(長調率)

Happy ‘60s days(60年代のRock’n Roll) 長調率76%
1966Bill Board Top Hits 80%
The Golden Age Of Popular:Peter Paul & Mary 75%
Paul Simon Song Book 75%
Kenny Rogers(Countryの大御所) 86%
平均 78.4%

2.日本側(長調率)

究極のグループサウンズ全集 Vol1 36%
思い出のFork Pops大全集 Vol1 80%
思い出のFork Pops大全集 Vol2 53%
Yosui Inoue Best Collection(井上陽水) 32%
Golden J Pop 吉田拓郎 72%
加山雄三Original Best 85%
新.青春のバイブル‘70s 52%
平均 58.6%


結果はアメリカの方が、20ポイント位長調率が高い事が分かりました。且つバラツキも少ないのが分かります(nを増やすとシグマが出せると思います)。日本の方は当方演歌が好きではないので入っていませんが、演歌が入るともう少し低くなるのではと思っています。


更に、アメリカの特性を知るにはアメリカの古い歌を知る必要があります。こちらはBlue GrassとかOld Fork等呼ばれていますが、ギター、バイオリン、ダルシマー、マンドリン等で演奏伴奏する曲です。「峠の我が家」や「レッドリバーバレー」等がそうですし、一連のフォスターの曲もこのカテゴリーに含まれます。これに絞ると驚くなかれグッと長調率が上がってきます。

余談ですが、こちらのForkは日本のフォークとカテゴリーが違います。Forkは上記のような音楽を言い、ジョーンバエズや上記のPPMはForkのカテゴリーには入っていません。PopsもしくはMiscellaneous(その他様々)に入っているようです。

3.追加――アメリカ側(長調率)
Sunday in the Smoky Mountain(アメリカの民謡曲集)   100%
Best Loved Songs of the American(アメリカの古い曲集) 98%

厳粛な教会音楽も長調が多いようです。当方、数回こちらのお葬式(葬儀場:Funeral Home)に行きましたが、その時にオルガン演奏で歌った曲も皆厳粛な雰囲気でしたが長調でした。


アメリカも勿論色々社会的に病んだ所も多いようですが、人々のマインドは平均的に見てどこか明るい感じがします。このマインドの重要な要素である音楽の面からみても、これが証明されているような気がします。


今週末は、当中西部は相当な冷え込みでした。よって本研究に土曜日午後と日曜日午後を当てCDを聞きまくりました。苦節14時間やっと研究結果が出ました。それを“つれ合い”に報告、

いちろうーーー「アメリカの方が長調の曲が多いよ。社会も明るく感じるら(A県の方言=感じるでしょ)?」

つれ合いーーー「ふーん。それがどうかしたの?」

いちろうーーー「うううう」
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テーマ:日々のつれづれ - ジャンル:日記

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