アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
喋る!喋る!アメリカの料理番組-----料理番組にみる英語と日本語の違い
うろこさんの”オンラインで楽しく英会話で、料理番組から英語を学ぶ方法を教示していただいています。この程度の英語力の当方は、なかなか全てを学びきれませんが、こちらの料理番組を見て、是非日本の英語学習に励んでいる皆さんに知ってもらいたい英語のエッセンスがあります。

ここに、こちらアメリカでの料理界のスターのRachael Ray嬢(レイチェル レイ)がいます。この人は料理番組を持ち、この世界ではスターの一人です。その人の料理番組の映像を入手しました。

これは料理番組で番組進行で説明が必要とはいえ、日本の料理番組と大きな違いが見受けられます。すごい喋りの量です。英語と日本語の違いが出ているようです。これは英語学習の皆さんにとって、英語を学ぶヒントになります。まとめると、

1.静かな日本語と違い、大きな声でとにかく喋り捲っている。
2.前向きの言葉が沢山出てくる。
3.「私」”I”が主体の表現となっている。


静かな日本語と違い、大きな声でとにかく喋り捲っている。

どうでしょうか、映像を見ていただけたでしょうか。日本の料理番組でこんな勢いで喋っている番組があるでしょうか?最近は、魅せる料理番組を出てきているようですが、それでもこんなに喋り捲っている料理番組はないと思います。

しかも、①声が大きい、②口を大きく開けている、③”いわずもがな”のことを言っている、のが日本語と違うところです。

言わずもがなのところは、

“Ha! Ha! Boom.”
“Crazy! Hello!”
“Uhm, Hun.”
“....baby!”
“Yum....”

等です。日本語で言うと、「おっとっと、それ!」、「わっはっは、よいしょ!」、「ふーむ」、「そーれみんな」、「もぐもぐ、うーむ」くらいなものでしょうか。

日本の料理番組で、大きな声で大きな口を開け、こんな言葉を連発すれば番組を干される事でしょう。それでもアメリカでこの番組が継続する所に、根本的な英語の表現の違いがあるようです。

英語を話すときには是非大きな声で、大きく口を開け、”いわずもがな”の事を沢山盛り込んで話しましょう。

前向きの言葉が沢山出てくる。

日本語の世界と違う二番目の事象は、番組の説明の中に前向きの言葉が沢山出てくる事です。これも、英語の特徴と言ってよいでしょう。

“How good this is!”
“Nice! beautiful!”
“Super spicy..”
“Absolutely delicious...”

日本の料理研究家が、自分の番組でこんなに激しく自賛するでしょうか?大抵は謙譲の精神で控えめに説明すると思います。

そうです。英語で表現する事の数十パーセントはこんな前向きの言葉に覆われています。皆さんが英語を話そうとするときに、日本的な謙譲の精神を入れるとどこか話がかみ合わないと思います。この番組はそれを証明しています。

「私」”I”が主体の表現となっている。

日本語に較べてロジカルな英語。まず主語がはっきりします。特に個の世界の英語圏。「私」、”I”が使われる説明が、日本語に比べ圧倒的に多くなります。この映像でも、

“I like that...”
“I love...”
“I got a meal..”
“I gonna flame up...”

日本語ではそれぞれ、「これはご好評でしょうか」、「皆さんのお口に合うと思います」、「ではいただきましょうか」、「火を入れます」、等になり、主語が曖昧になりがちです。

ここはしっかり、「私の好きなものを、私が作り、私がいただいてみましょう」という気概が、英語では必要です。通常会話でも、この気概がなくなると、英語世界では話がかみ合わなくなります。





さてこのRachael Ray嬢。最近は少し太って、もといRound shapeになられて、ファンの一人として心配しています。しかし、このエネルギーでしゃべりまくればカロリー消費もかなりのものになり、そう心配する事はないでしょう。英語はそんなエネルギーを感じさせます。







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テーマ:日々のつれづれ - ジャンル:日記

コメント
この記事へのコメント
いちろうさん、当ブログをご紹介戴きまして本当に有難うございます!
>「私の好きなものを、私が作り、私がいただいてみましょう」という気概
この部分は慣れるまでドギマギしますが、本当に大切・かつ、英語での会話がぐっと楽になるツボでもありますよね!
言葉の違いは文化の違い、忘れがちですけれど、試験勉強からは見えてこないこの部分が「腑に落ちる」と、英語とのツキアイが楽になる方は多いだろうなあ、と思いつつ……こちらからもいちろうさんの記事にリンクを貼らせて戴きました!
2009/05/11(月) 11:49:34 | URL | うろこ #-[ 編集]
Re: タイトルなし
うろこさん、コメントありがとうございます。

> この部分は慣れるまでドギマギしますが、本当に大切・かつ、英語での会話がぐっと楽になるツボでもありますよね!

英語での会話がスムースに行かない大半は、この気概の部分にありそうですね。

それにしても、Ingredientもアメリカ的で、あまり細かな説明はありませんね。"...a quarter cup of whisky..."と言いつつ、ドボドボとウィスキーを瓶から直接注いでいるのは、アメリカらしいアバウトさですね。
2009/05/11(月) 13:25:52 | URL | いちろう #-[ 編集]
先日はブログご訪問そしてコメントをありがとうございました
こんにちは。
そうですね。アメリカの料理番組って私昔から大好きです。イケメン というか 結構すてきな紳士が出ていたりして その上ほとんどお笑いに近い番組の作り方。
それに日本だとたいてい側にいる助手みたいな人がおりませんでしょう。
大体どの人もずっとしゃべり続けます。ジェスチャーも大袈裟です。そして何故かエプロンをしていない。私が好きだった紳士も ラフなでもきちんと感のあるすてきなシャツ姿でいつもしゃべりまくっておりました。そして最後に自画自賛。で とてもよく覚えております。
もう一人覚えているのは カリビアン風のおじさん こちらはコックさんのような服を着ていたように記憶しているのですが なんと驚いたことに包丁の刃元を振り上げどんと缶詰に差し込み ぐしぐしと開けてゆくのです。
えええ そんなことできるのぉ~ でしたが 自分ではコワクてしようとは思いませんでした。
そのおじさんも結構お喋りでしたね。それにとても手際が良いです。
仰るとおり謙譲の精神でしたら アメリカ人は なにそれ そんなにおいしくないものをなぜ見せるのよ てな具合に感じるのでしょうね。
「私」主体は フランス語もそうです。日本は 「私」を主張しすぎますと社会に溶け込めませんが 英語圏もフランス語圏も「私」を主張しませんと 意志のない人 とみなされてしまいます。
これが 英会話を勉強する際 日本人が越えるべきひとつの壁なのかもしれません。

ところでいつもお役立ちコメントを頂戴いたしましてありがとうございます。あのブログは私の生徒様向けに書いております。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
2009/05/16(土) 14:54:51 | URL | Lisa.K #6NxBSyw.[ 編集]
Re: 先日はブログご訪問そしてコメントをありがとうございました
Lisa,Kさん、コメントありがとうございます。

> もう一人覚えているのは カリビアン風のおじさん こちらはコックさんのような服を着ていたように記憶しているのですが なんと驚いたことに包丁の刃元を振り上げどんと缶詰に差し込み ぐしぐしと開けてゆくのです。

この人は、Emeril Lagasseという人だと思いますが、この人もこちらの料理界ではスーパースターの一人で、テレビ番組を持ち本も出版しています。この人の番組も(料理人はすべからくですが)しゃべりの激しい内容ですね。

こちらでは、料理は食べる時の好みの指定にあるように、「私」の主体がはっきりしています。それもさることながら、作る時も「私」の主体がはっきりしているようですね。
2009/05/17(日) 14:17:22 | URL | いちろう #-[ 編集]
熱くて濃いアメリカのケーブル料理番組
アメリカの料理番組、熱いですよね。レシピも濃くて、そこまで脂肪を食べても本当にいいんでしょうかって悩む時もありますが、まぁ、エンターテイメントだと割り切って楽しんでいます。
foodtvfans.comというフォーラムに参加してます。料理番組のファンのためのフォーラムサイトです。他にもこういうフォーラムはあるんですが、ここは自由にスレッドが立てられるのでこじんまりしていていい感じです。料理番組ネタで盛り上がってついでに英語にも親しんでという感じです。(Emerilがドラム叩くなんてこのフォーラムで見るまで知らなかった...)Emerilは数年前まではすっきりしたハンサムなお兄さんだったのに、最近はほんとカリビアンのおじさんみたいになっちゃって...
2009/05/21(木) 08:32:21 | URL | おにぎり #-[ 編集]
Re: 熱くて濃いアメリカのケーブル料理番組
> アメリカの料理番組、熱いですよね。レシピも濃くて、そこまで脂肪を食べても本当にいいんでしょうかって悩む時もありますが、まぁ、エンターテイメントだと割り切って楽しんでいます。
> foodtvfans.comというフォーラムに参加してます。料理番組のファンのためのフォーラムサイトです。他にもこういうフォーラムはあるんですが、ここは自由にスレッドが立てられるのでこじんまりしていていい感じです。料理番組ネタで盛り上がってついでに英語にも親しんでという感じです。(Emerilがドラム叩くなんてこのフォーラムで見るまで知らなかった...)Emerilは数年前まではすっきりしたハンサムなお兄さんだったのに、最近はほんとカリビアンのおじさんみたいになっちゃって...

おにぎりさん、コメントありがとうございます。
Emerilはいまやスーパースターですよね。

2009/05/21(木) 13:09:31 | URL | いちろう #-[ 編集]
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