アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
TOEICや英検の無い世界での英語語彙の覚え方----やさしい英語、且つ自分の言葉(英語)に変換して
TOEIC580点の当方が、英語ネタをエントリーし続けている本ブログ。かなりのエントリー数になります。なかには、何回も出てくるテーマ(注1)があるかもしれません。

司馬遼太郎にしても松本清張にしても、「この国のかたち」や「社会悪の糾弾」という同じテーマで色々な小説やコラムを書いている事を考えると、当方のこの繰り返しになるエントリーも正当化されてもしかるべきだと思います(おいおい、お前と大作家達とを一緒にするな!)。

さて、前回のエントリーのコメントで“Kersplat”とはなにか?いう質問をゆうとままさんからいただき、双方で調べた結果、「ぺしゃんこになる」「たたきつけられた時の音」「悪口を浴びせる」ということになりました(これは日本語辞書類にはまだ載っていない新しい言葉のようです)。

さて、この新しい言葉を覚えるにはどうしたら良いか?こちら英語社会では少し日本とは違うアプローチが必要です。即ち、

やさしい英語、且つ自分の言葉(英語)に変換して説明できるようにする、

というものです。

TOEICや英検対策の進んでいる日本では

TOEICや英検が盛んな日本では一般的には(英語の達人ではない人々)どう云うアプローチになるでしょうか?

まず、単語帳なり単語カードを作り

“Kersplat”------ 「ぺしゃんこになる」「たたきつけられた時の音」「悪口を浴びせる」

と、書き抜き繰り返し覚える。このときに「英—>日」方向だけでなく、「日--->英」方向でも言える様にする。

又、発音に注意し音読もして、この音が聞こえたらすぐに意味を掴める様にする、というところでしょうか。

こういうふうに語彙を増やしていけば、TOEIC高得点や英検合格は間違いありません。

英語圏では

ところがTOEICや英検のない英語圏現場では、かなり修正方向をしなければなりません。

あるレストランでの会食としましょう。楽しい会食も終わり近く、デザートのアイスクリームを取ろうとした所、うっかりアイスクリームをひっくり返し床に落としてしまいました。“おお、まさに覚えた単語が使える!”という事で、

“It’s like something ‘kersplat’.”

といったとします。ところが問題は、この言葉を英語圏人の皆が皆知っているわけではない事です。又、喧騒の中のレストラン。相手が聞き取れないというケースはしょっちゅうです。おそらく、多くの場合相手から、

“Huh? What did you say?”

と、問われるでしょう。ここで、英語の“単語帳流記憶術”では頭の中は真っ白。次が続きません。それはそうです。“Kersplat”に対応して覚えているのは「ぺしゃんこになる」「たたきつけられた時の音」「悪口を浴びせる」等の日本語のみです。

英語の達人であれば勿論、これに相応する英語をすばやく繰り出すでしょうが、達人でもなんでもない我々は頭が真っ白になってしまうでしょう。

英語圏では、諺や四文字熟語の類、即ち抽象的な言葉はあまり使われません。又、知っていても、具体的な言葉で確認するまで激しく聞き直しのある文化の英語では、必ず一言二言聞き返しされるでしょう。この時に、TOEICや英検対策だけでは、頭の中が真っ白の二乗くらいにはなるでしょう。

これを防ぐには、この“Kersplat”に対していくつかの表現を英語で、しかも自分の言葉で持っておく事です(ここでも、文法や多少の間違いは気にしない事)。

‘Kersplat’ which means something is smashed.
‘Kersplat’, it is sound that occurs when it is slapped.
‘Kersplat’ that means to give bad words to other.

上記のレストランの事例では、

“Huh? What did you say?”
‘Kersplat’ which means something is smashed.
“OK! You mean kerplat! Yes, that’s quite so, ha ha ha.”

と、自分の言葉を繰り出す事で、相手とのコミュニケーションが完結します。

これは、ある意味では英英辞書の活用法と通じる所があります。しかし、ここでの方法は自分のレベルに合わせた自分の言葉で覚える、という事です。これであれば、覚えたことが出てこないということはなく、いつでも自分の言葉で出てくるでしょう。



最近、よく他の方の英語ネタブログを訪問して読ませていただいています。これらの中では、かなり難しい語彙や凝った用法の(あまり英語現場でも出てこない語彙や用法を取り上げておられるのも気になりますが)解釈学習に余念がありません。これの対応の意味の紹介が日本語のみなのが気になるところです。

このエントリーは決して他のブログヘ“Kersplat”------ ‘Kersplat’ that means to give bad words to other.「悪口を浴びせる」ではありませんので、ご容赦を!


(注1) 使える英語教室

日本語の「テーマ」という言葉は、同じ意味で”Theme”という語彙があります。テーマパークの”Theme park”、会議の時の ”A theme of this meeting”です。しかしあまりこちらでは使われません。和製英語で聞く時の方が多いくらいです。恐らくこれはネイティブにとっても発音の響きが弱いからだと思います。

もっぱら”Theme park”は”Amusement park”、 ”A theme of this meeting”は”A subject of this meeting”と呼ばれています。

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テーマ:日々のつれづれ - ジャンル:日記

コメント
この記事へのコメント
なるほど
いちろうさん 記事にしてくださり感謝です
もう言葉の意味をしっただけで満足していましたが
そうですよね
言葉は使えなければだめなわけです
そして相手に理解してもらわないとだめですよね
とてもおっしゃることになるほどな~と思いました
いつも勉強になります
2009/06/06(土) 14:43:04 | URL | ゆうとまま #GhMHlou2[ 編集]
Re: なるほど
ゆうとままさん、コメントありがとうございます。

> そして相手に理解してもらわないとだめですよね

こちらの実英会話では、アメリカ人は簡単な事でも言い換えて聞きなおしてきますね。先日もこういうことがありました。

現在当方はセカンドカーで通勤をしています。通勤距離が片道50kmくらいありますので、あまりファーstカー(?)に走行距離が偏らないようにするためです。それを知らない会社の同僚が不思議がって聞きました。

(同僚)"Why do you switch your car?"
(当方)"Because I would like to average the mileage of my cars."
(同僚)"Oh! you split the mileage?"
(当方)"That's right."

to average(平均化する)とという簡単な語彙も、 split(分ける)と聞き返してきました。単語帳的英語記憶術だけではやっていけない社会ですね。


2009/06/07(日) 15:44:03 | URL | いちろう #-[ 編集]
英語って、
確かに「はあ~こんな簡単な単語だけで説明がつくんだ!」と思うことが多いですね。have, come, take, getなどなど基本動詞でいくらでも言い回せて、おもしろいです。
また、無生物主語なども日本語とは異なり独特でおもしろなあと思います。

語彙を増やそうとするとき、英語→日本語の一対一和訳では、試験にはいいかもしれませんが、実用的ではない気が私もします。

英検やTOEIC、その他英語に関するサイトやブログはそれこそたくさんありますが、単に受かるための対策や高得点をとるためのノウハウなどのものも多いです。昇進や就職のために受ける人にはいいのでしょうが、本当にこれらが日本人の英語力(ぢから)のアップに役立っているのか、時々逆効果ではないのかと思うことさえあります。
2009/06/07(日) 22:10:01 | URL | Akiko #-[ 編集]
Re: 英語って、
Akikoさん、たびたびのコメントありがとうございます。

> 確かに「はあ~こんな簡単な単語だけで説明がつくんだ!」と思うことが多いですね。have, come, take, getなどなど基本動詞でいくらでも言い回せて、おもしろいです。

こちらでの毎日の生活を見ても、ネイティブの人達はほとんど簡単な語彙での言い回しをしています(これはストリートイングリッシュでなくて、オフィスやコミュニティでの話しです)。硬い英語を使っているのは、かえって日本人の方が多いようです。

このエントリーの主題の少し聞きなれない単語も、この言葉を発すれば意味が通じるかといえばそうではなく、まず100%聞き返されるでしょう。その時に頭の中が真っ白にならないようにするには当然ながら日本的な記憶法では無理があります。

まず、こちらアメリカでは、会社の人事採用担当者もTOEICや”Eiken"といっても全く知らないですよね(笑)。
2009/06/08(月) 13:26:23 | URL | いちろう #-[ 編集]
ご無沙汰しております、またしてもネット環境の悪い南の島にて、船乗り相棒の手伝い中です(^^)…相棒と一緒にいられるのは嬉しいんですけれど。
今回もひざを打つ記事、ありがとうございました!TOEIC を知っている米国人は、本当に少ないですよね。日本が開発したテストだそうですが、大昔、友人に模試を受けてもらったら推定600点台という結果でした(彼女は中学校の先生です)。そもそも2時間も集中力が持つわけないわよ!と怒っていましたっけね…。
2009/06/14(日) 04:03:52 | URL | うろこ #-[ 編集]
Re: タイトルなし
うろこさん、南の島からコメントありがとうございます。


> 今回もひざを打つ記事、ありがとうございました!TOEIC を知っている米国人は、本当に少ないですよね。日本が開発したテストだそうですが、大昔、友人に模試を受けてもらったら推定600点台という結果でした(彼女は中学校の先生です)。そもそも2時間も集中力が持つわけないわよ!と怒っていましたっけね…。


当方のTOEIC580点は数十年前のスコアです。在米17年。かなり進歩したものと思い、類似のテストを受けてみましたら、引っ掛け問題にあえなく沈没(泣)。7割くらいの出来でした。て、事はTOEIC700点の成績?まともな英語で出題してくれ~!!!

2009/06/14(日) 14:11:25 | URL | いちろう #-[ 編集]
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