アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
マクドナルド(McDonald‘s)が〔ミッダーナー〕若しくは〔ムッダーナー〕と聞こえるのはこれ如何に?---テキの発音方法を知るということ
世界中に展開しているファーストフードのマクドナルド。勿論本家アメリカでもNo1です。こちらアメリカでも皆、気軽に利用して人々の話題にも上ります。しかし彼らの言っている名前(発音)は、我々日本人の言っているそれとは大分違います。

ネイティブの発音を聞くと〔ミッダーナー”〕若しくは〔ムッダーナー〕と聞こえてきます。

発音重視派ではない当方が、発音の問題を取り上げるのは本位ではありません。発音は十人十色で色々あるものだ、というのがこのブログの一貫した考えです。

しかし、知らないということは時として戸惑いが大きくなります。そこでネイティブがどう云う理論(「おいおい、お前から理論を聞こうとは思っていなかった」と、お嘆きの諸兄。お許しあれ。)で発音をしているか、ということを解説しようというものです。孫子の兵法ではありませんが、相手の事を知るということは、英語のコミュニケーションという戦いを有利にしてくれます。

尚、発音を論述している部分は、「そう聞こえる時もある」と付加して下さい。発音は千差万別ですから。

“M”音

“M”の音は〔em〕ですから、音の終わりには母音はありません。カタカナで“M”を表現すると〔エム〕ですが、厳密に言うとこれは〔ム〕の最後は母音で終わるので正しくありません。こちらの人が“M”を発音する時は、〔エムン〕というような感じになります。

この“M〔エムン〕”に“cDo”がつくと、〔ミッドゥ〕若しくは〔ムッドゥ〕と始まるわけです。どう転んでも、日本で言われている〔マクド〕とは発音されません。

BeatlesのAnthologyのアルバムの中で、JohnがPaul McCartneyの事を、〔ポー、ムカトニー〕と言っていたのが印象的でした(”L”の音の脱落は後述)。

“L”音

次に、“nald’s”の”L“ですが、”L“の前か後ろに子音があると”L“音が脱落若しくは、はっきり発音されないということが、理論的に言われています(もう一つは”L“が語尾にくる時)。以下に例があります。

“Half”〔ハーフ〕
“Help”〔ヘープ〕
“Beatles”〔ビートゥー〕
“People”〔ピーポー〕
“Ultra”〔アートラ〕
“Ultimate”〔アーティメイト〕

(参考)”L“が語尾にくる時
Paul〔ポー〕---既述
Hail〔ヘイ〕
Goal〔ゴー〕
Mail〔メイ〕
Wall〔ウォー〕

Beatles〔ビートゥー〕の名曲Helpをよく聞いてみてください。〔ヘープ〕と聞こえるはずです。又Nemoさんのブログで取り上げられた、”Ultimately”が”Automatically”と聞こえると言うのも納得ですね。この理論から言うと、“nald’s”は、〔ナルド〕とはならずに、〔ナードズ〕となります。

音のリズム

さてこれを集積すると、〔ミッドゥ〕若しくは〔ムッドゥ〕+〔ナードズ〕で〔ミッドゥナードズ〕若しくは〔ムッドゥナードズ〕となるわけですが、更にもう一つ要素が加味されます。音のリズムです。

日本語が平坦な言語だといわれていますが、その対極にある英語はリズム即ちアクセントがつきます。単語では大抵一拍子(?)です。

Ichiro 〔イッチロー〕 日本では〔イチロウ〕
Expensive〔イクスペンシブ〕 日本では〔イクスペンシブ〕
Magnificent〔メグフィセント〕 日本では〔メグニフィセント〕
Tokyo〔キョー〕 日本では〔トウキョウ〕
Accumulate〔アキュムレイト〕 日本では〔アキュムレイト〕

〔マクドナルド〕の例で言うと、〔ミッドゥナードズ〕若しくは〔ムッドゥナードズ〕の〔ドゥ〕が強められ最後の〔ドズ〕が、弱められ、若しくは脱落します。これにより、〔ミッドゥナー〕若しくは〔ムッドゥナー〕となり、〔ミッダーナー〕若しくは〔ムッダーナー〕に落ち着くというわけです。



さて、これでテキの発音は理解できましたか?そうなれば貴方も孫子の兵法の大家です。



PS---エントリーをここまで書きましたが、発音の問題を論ずるのは当方はどうも気が進みません。発音は十人十色です。やはり重要なのは、聞き返し言い返しができるようになる事です。即ち

“McDonald‘s, which is the most famous fast food restaurant.”

と、言い返しができるようになるのが一番重要だと思います。



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コメント
この記事へのコメント
いちろうさん、こんばんは!
詳しい考察を加えていただき、
私の悲哀(?)をこのような形で見事にすくい取って下さって光栄です。

“l”は、そういえば“ゥ”になっていますね~。
あと、音のリズム、強弱には特に気をつけなければならないですね。
子音で終わるのに母音を最後にのこしてしまうクセにも。
“日本人の発音でいい”という、いちろうさんのメッセージには、いつも励まされます。

それでも、最後に書かれてある“言い返しをできるようにする”努力もしなければ。(笑)
2009/06/19(金) 23:24:26 | URL | Nemo #6jn2IUrI[ 編集]
こんばんは
お久しぶりでございます。ようやく仕事が軌道に乗り始め 落ち着いて人様のブログにお邪魔することができるようになりました。

いつぞやはコメントをありがとうございました。
このミッドノーにつきましては 私も以前取り上げております。

http://blog.livedoor.jp/lisakworld/archives/50223583.html

正確に言うなら ミ という音ではないのでしょうが 確実に日本人の耳にはそう聞こえる発音をしておりますね。
L 音につきましては
 http://www.bbc.co.uk/worldservice/learningenglish/grammar/pron/sounds/con_other_5.shtml

こちらのサイトで 最初のL音と最後のL音の違いを明確に発音してくれております。
ld lp とかの場合 私はおできにならない場合は ゥ で発音していただいております。確かに上記サイトでも最後のL音は脱落することがあると言っておりますが 私は英会話講師と通訳である手前もあってか Lはなぜかきっちり前歯の裏につけてしまいます。音がでなくてもですね。もうこれは癖ですね。
ただ自分が舌の位置をきちんとしておきますと リスニングの際相手が脱落させても聞き間違えることはないような気がします。
アメリカ人はなんでも脱落させてしまいますね。ですから 慣れない人にはとても聞き取りにくくまた間違って聞こえることが多いようです。him→ 'im her→ 'er them→ 'em ここ10年くらいで特にひどくなりました。初めてその音を聞いたとき アメリカ人にどうしてその音を省くの?と聞いたら だってわかるでしょ 文の流れから だから発音しないの と言われてしまいました。まあ そういえばそうか ですが。
アメリカ人は months とか sixth sense とかきちんと発音しませんね。理由を聞くと できないし 皆しないから でした。munts / sicks sense と発音していると言っておりました。
イギリス人の pence が パンツ もびっくりして思わずあなたの発音っておかしい とイギリスで直している私がおりました。は は は は 愚 ですね。そういえば husband を フズバンド みたいにいう人もおります。 
ほんとに発音は十人十色ですね。

ただアメリカ発音のその崩れ方も 後でこじつけたのかもしれませんが Slangman と呼ばれております David Burke さんの Street Speak を読みますと この場合はこうなると説明がしてあります。
この人はすごい人です。 私は すでに絶版となっているのでしょうが 初期の Street Talk のおかげでアメリカ発音の仕組みを知ることができ リスニング向上にとても役立ちました。
2009/06/20(土) 05:48:53 | URL | Lisa.K #6NxBSyw.[ 編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2009/06/20(土) 06:14:00 | | #[ 編集]
Re: いちろうさん、こんばんは!
Nemoさん、コメントありがとうございます。


> それでも、最後に書かれてある“言い返しをできるようにする”努力もしなければ。(笑)


結局正しい発音というのは無いわけですから(日本人と違い、オレが中心だと思っている人が多い)、何にしても聞き返される可能性があります。やはりその時に言い返すチカラが必要でしょうね。これが16年アメリカでやってきた結論です。
2009/06/20(土) 13:38:59 | URL | いちろう #-[ 編集]
Re: こんばんは
Lisa。Kさんコメントありがとうございます。

コメントの変更はこちらからでは出来ないシステムになっています。そちらのパスワードで訂正Versionに入れるのではないでしょうか?


> このミッドノーにつきましては 私も以前取り上げております。
>
> http://blog.livedoor.jp/lisakworld/archives/50223583.html


Lisa.Kさんのブログにお邪魔したり、こちらで見聞したことが蓄積されて、今回のエントリーになりました。ある駐在員の娘さんはこのマクドナルドを「ミドナ」と覚えてきたそうです。また当方の息子は前半を取って「ミック」と呼んでいます。

”Mc"の名前はスコットランド系だそうですね。「アヘン戦争」という小説にもこの「マクどナルド」という名前が出てきます。スコットランド系は勇猛果敢な民族らしく、英国の世界進出の先方になったそうです。

又アメリカでは、その勇猛さで現在のアメリカのオートレースの基になるものを築いたそうです。昔は、警察も恐れず密造酒の運搬を行って、警察と車のチェイシングを行っていたそうです。それが現在のアメリカのオートレースの基になったそうです。それくらいスコットランド系、”Mc"の名前がつく人は勇猛だったそうです。

”マクドナルド”の祖先もそうだったのでしょうかね?

2009/06/20(土) 13:55:00 | URL | いちろう #AtOU8eDY[ 編集]
では 訂正と共に調べましたことを
お返事ありがとうございます。

そういえばと思い出し調べてみました。
昔そうなる前には マクドナルドをアメリカ人は Mickey D's と呼んでおりました。

http://en.wiktionary.org/wiki/Mickey_D%27s

なぜそうなのかアメリカ人に聞いたことを思い出しました。でも誰もが 皆がそういう としか答えられなかったのですが 次のサイトの 4 の説明が当たっているような気がします。因みに fricken がお分かりにならない方がいらっしゃるといけませんので その意味を記したサイトもくっつけておきます。因みにこの場合は 1番の意味でしょうね。アメリカ人らしいです。

http://www.urbandictionary.com/define.php?term=Mickey+D%27s

http://www.urbandictionary.com/define.php?term=fricken

ここからは推測ですが その micky の mi 音が残ったのではないかと考えます。

残念ながら マクドナルドの祖先までは調べることはできませんでしたが またわかりましたらお知らせします。

訂正は

> そういえば husband を フズバンド みたいにいう人もおります。

そういえば husband を フゥズバンd みたいにいう人もおります。
何かで聞いたことがあります。

です。

それからリバプールの英語って 凄いstrong でしたよ。今でこそ Paul は Sir にふさわしい発音をしておりますが 若い頃は 田舎言葉丸出しでした。なんか映画を見たことがあるのです。
白黒でしたから デビュー直後の映画だったと思うのですが 題名を失念いたしました。

ところで せっかく調べましたので 私の 前回の記事 の補足としまして 本日のブログ記事のネタにしようと思います。
生徒様にお知らせしたいですので。

勿論 どうしてこういう考えに至ったかは いちろうさんのこのブログ記事をリンクさせていただきますが よろしいでしょうかしら。
もし 不都合がおありでしたら 仰ってくださいませ。
2009/06/20(土) 16:12:52 | URL | Lisa.K #6NxBSyw.[ 編集]
Re: では 訂正と共に調べましたことを
Lisa.Kさん、丁寧なお返事有難うございます。当方は見聞した事を書くのみですが、其れに対していろいろ調べていただき恐縮しています。


> 勿論 どうしてこういう考えに至ったかは いちろうさんのこのブログ記事をリンクさせていただきますが よろしいでしょうかしら。


当方のブログを取り上げていただいて、光栄です。勿論OKです。

2009/06/21(日) 00:30:51 | URL | indianaky #-[ 編集]
こんにちは!
マクドナルドもそうなんですが、私が、最初聞いたときに、「へえ~」っと思って印象に残ってるのは、「mayonnaise」と「first of all」などです。マヨネーズはフランス語から来てる(?)からかもしれませんが、「メイヨネ~ズ」、first of allはfestivalと同じように聞こえ、「えっ?」と聞き返しました。

日本語で英語として通じるものもたくさんありますよね。tsunami, karaoke, teriyaki, sukiyaki, bonsai, tofu, などなどきりがありません。

でも、アクセントや発音がやはり微妙~かなり違ったりして、自分は日本人なのに、エイティブと話すときはなんでわざわざ「つな~み~」とか「かりお~き~」など発音しなきゃいけないの?と思っちゃいます(笑)(だって普通に発音すると通じなかったりするんですもん)。
2009/06/21(日) 00:47:17 | URL | Akiko #-[ 編集]
早速リンクをさせていただきました 
リンクをさせていただきました。
ありがとうございます。

それから あらら typo をしております。
2番目のコメント。汗 です。

>ここからは推測ですが その micky の mi 音が残ったのではないかと考えます。
 ↓
ここからは推測ですが その mickey の mi 音が残ったのではないかと考えます。

訂正させていただきます。
失礼いたしました。
2009/06/21(日) 03:27:05 | URL | Lisa.K #6NxBSyw.[ 編集]
もういっこ!
しつこくてすみません。コメントを書いてもう一個あったのを思い出しました。
マヨネーズよりも、ケチャップです!catch upみたいに聞こえませんか?

あと、さきほどのコメント中エイティブではなくてネイティブですね。すみません(汗)・・・
2009/06/21(日) 05:23:19 | URL | Akiko #-[ 編集]
Re: こんにちは!
Akikoさん、コメントありがとうございます。

> マクドナルドもそうなんですが、私が、最初聞いたときに、「へえ~」っと思って印象に残ってるのは、「mayonnaise」と「first of all」などです。マヨネーズはフランス語から来てる(?)からかもしれませんが、「メイヨネ~ズ」、first of allはfestivalと同じように聞こえ、「えっ?」と聞き返しました。
>
> 日本語で英語として通じるものもたくさんありますよね。tsunami, karaoke, teriyaki, sukiyaki, bonsai, tofu, などなどきりがありません。
>
> でも、アクセントや発音がやはり微妙~かなり違ったりして、自分は日本人なのに、エイティブと話すときはなんでわざわざ「つな~み~」とか「かりお~き~」など発音しなきゃいけないの?と思っちゃいます(笑)(だって普通に発音すると通じなかったりするんですもん)。


ヒヤリングで大きな要素は、発音での口の形だとか舌の位置の問題がありますが、音のつながりやリズムもありますね。当方の名前もいつも〔イッチロー〕となります。

まあこれはノンネイティブの日本人だけの問題化と思いましたが、ネイティブ同士でも間違って聞き返しています。同僚にHarryという人がいますが、いつもKerryやTerryと間違えられていますよ。
2009/06/21(日) 13:54:54 | URL | いちろう #-[ 編集]
Re: 早速リンクをさせていただきました 
Lisa.Kさん。

> リンクをさせていただきました。
> ありがとうございます。
>

当該エントリー伺いました。リンクありがとうございました。
2009/06/21(日) 13:56:15 | URL | いちろう #-[ 編集]
Re: もういっこ!
Akikoさん、再度のコメントありがとうございます。


> しつこくてすみません。コメントを書いてもう一個あったのを思い出しました。
> マヨネーズよりも、ケチャップです!catch upみたいに聞こえませんか?

外来語をそのまま使っているもので、本家(英語)とかなり違っていて通じにくいと言うのも沢山ありますね。(右側が英語、但し米国中西部。他地方は未確認です)

トマト------トメイト
ポテト-----ポテイト
バニラ----ベニラ
コ-ヒ----カフィー
コ-ラ-----コウク
レモン-----リーモン
キャベツ---キャベッジ

毎日が新しい発見でした。
2009/06/21(日) 14:08:36 | URL | いちろう #-[ 編集]
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