アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
英単語が咄嗟に出てこないときの便利な代替用法-----「おい、あれどこにやった?」にも似た”This one, That one”の仲間達
日本では、英語というと「英語学習」という事でしっかり勉強して各種テストで高得点を取って、という事できちんとしたものというのが常識です。少しいい加減な説明をしたり書いたりすると白い目で見られる風潮にあります。

しかし、こちらアメリカでは英語はコミュニケーションの道具。日本人から見ると結構いい加減な語句や用法があります。
This one, That one(これ、あれ)

固有の単語をきちんと覚えて、滞りなく会話で繰り出すなぞという芸当は英語の達人にしか出来ません。達人でもなんでもなく、むしろ記憶容量が衰退している我々にはこの表題の用法は重宝です。勿論英語圏人も結構使っています。

“Culd you please move this one to my office?(これを私の事務所に持っていってくれない)”

目の前にあるものであれば、とっさに名前が出てこなくても指差しながら” this one”といえばわかるものです。そうです、コミュニケーションは言葉だけではなくボディラングエッジ(非和製”かなふり”ですね)も含まれます。

すこしはなれたところにあるものは、”that one”で十分用を足します。複数の時には”these ones, those ones”で。

こちら、あちら(This side, That side)

「それを、こっちの棚の下の段、棚、棚、棚は英語でなんと言うんだっけ」の、シチュエーションの時に便利です。「棚はshelfだっタナ」と出てくれば幸い。これが出てこなくても、

“Could you please put it on this side?(ここにそれをおいて下さい)”

と指し示す事で、十分伝わります。

あっち、こっち(Over there, Over here)

「彼は出口から出て行ったよ。ほら出口...は英語でなんたっけ......」

「出口(“Exit”)」が出てこなくて、そこデ、グチを言わないように。

“He went out from over there.”

と示せばわかります。出て行くのは出口からで、窓からでも屋根からでもありませんよね。

このように、あのように(This way, That way)

我々技術系の仕事では、「もの」が勝負ですからこの用法は重宝です。

「この部品をすこし揺らしながら付けてください。えーと、揺らす、揺らすは英語で...」と頭がくらくら(別名揺れる、チャンチャン)するところですよね、

揺らすは技術用語で”wobble”と言いますが、そんな特殊用語にむきになる事はありません。あなたが手本を示しながら、

“You can put it like this way.(こうやってください)”

と言えば事足ります。”that way”は少し離れた所である人がやっている方法を示す時に使います。

みたいなもの(Something like)

これはオフィス等で抽象用語の説明の時に便利です。ある事象が英語で咄嗟に出てこないときにこれを使い言い換えたり、話しをつないだりします。ある時当方は”amortization(償却)”という用語がわかりませんでした。

“The amortization? Is that something uh...to pay back money?(Amortizationというのは、えーと、お金を返却していくようなものですか?)”

解らない用語を、わかる関連ある用語につなぐときに便利です。両用語が正確に合致しなくても、文字通り「みたいなもの」で歩み寄りながら用語をつなげます。


さてさて、英語を極め様としている方々からみると、なんとも我慢のならない、いい加減な世界です。しかし我々の日本語の世界でもこのいい加減なやりとりはありますよね。

「おい、あれどこにやった?」
「ああ、あれ昨日使っていたやつでしょう?」
「そうそう。あれあれ」
「あれ、あっちにあったわよ」
「おお、そうか。そうだったな」

これで話が分かり、会話が続いていくのですからいい加減なものですね。




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