アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
英語の冠詞の概念を鳥瞰図的に見てみる-----ウォーキング時の天啓の産物
英語の冠詞は日本人にとっては、どう転んでも理解が難しい代物です。日本語には無い概念ですから。そんな冠詞ですが、ある日ウォーキング中にこれについて天啓を得たともいうべき状態になりました。

ウォーキングトレイルを歩んでいくと、

遠くにぼんやり木が見えます。雑木林ですが遠くから木がぼんやり見えます。しかし一本一本はっきりは見えません。しかし、木であることは確かです(遠景)。

大分近づくと、木が一本一本はっきり見えてきました。何本かの木があります。ある木は、大きかったり倒れていたりでユニークな状態です(近景)。

この木の見え方で、英語圏の人は冠詞を定義付けているのではなかろうか、というものです。それを鳥瞰図形化してみました。

001_20091018052225.jpg
(ウォーキングトレイルから見た景色〔と、思ってください〕)
“木というもの“---The tree, A tree, Trees(遠景)

添付の写真の図を見て下さい。遠景の所になにやら木らしきものがぼんやり見えます。ここでは”~と、いうようなもの”即ちカテゴリーを論じましょう。“いわゆる木というようなもの“即ち木というもののカテゴリーを言うときには、このThe tree, A tree, Treesの三種類があります。

ごく一般的にはTrees、技術問題等カタイ話題の時はThe tree、その中間が A treeということのようです。非可算名詞の場合は、冠詞なしで、例えばInformation等使うようです。

”そのその、その”の定冠詞/明確限定冠詞(近景)

さだまさしのトーク集の中で、さだまさしが、ある時口が滑ったのかよっぽど強調したかったのか「そのその、そのXXが」と言うくだりがありました。まさしくまさしさんが言ったこの強調の気分が、定冠詞/明確限定冠詞にあたるものと考えてよいと思います(前回のエントリーで、うろこさんからもコメントを戴いています)。

The tree we recognize---会話している両者が認識をした時。
The tree fallen--------木のグループの中で、状況でどれか解るもの。
The rock---------------同上。明らかに特別唯一のもの。
The highest tree-------最上級を伴う時(その他、序数、Only,Very, Same)。
The trees--------------集合体の全体。

みんな、”そのその、その”と言いたくなるようなシチュエーションですね。

”いろいろ”の複数(近景)

複数の時は冠詞がつきませんので、Trees。島倉千代子の歌に「人生いろいろ」というのがありましたが、その”いろいろ”ですね。

”ある、いろいろ”のA tree/不定冠詞/限定冠詞(近景)

その昔、中学で英語を習い始めた時に、This is a pen.(これは一つのペンです)の文章がありました。この時は一つだけPenがありそれをさす時に使うと考えましたが、英語圏でこの文章を聞くと(見ると)いくつかのPenがある中のある(一つの)Penという認識になります。”ある、いろいろ”と付けたくなるシチュエーションです。

即ち、不定とはいうものの、ある限定された中の一つになります。ここで日本人は定冠詞/明確限定冠詞を付けたい気分になるので、論文等Theが過剰についてしまう(前回エントリー既出)のですが、この場合は我慢して(?) 不定冠詞/限定冠詞を付けましょう。

材質等を表す近接景

さて、その木もうんと近くなり材質等即ちその実態が見えるようになると冠詞無しの名詞になります。くだんのChickenやWoodあたりがこれに該当します(Treeの用例は自信ありません)。


さて、このウォーキング時の天啓の産物。まだ説明のつかない未完の部分もあるかと思います。しかしこれ以上で間違えても、実際の使える英語ではほとんど問題にならないでしょう。だって、これに書いている事すら、当方は正しく使えているか自信が無いですもの(あっ、バラシちゃった)。






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テーマ:日々のつれづれ - ジャンル:日記

コメント
この記事へのコメント
フイにさだまさしや島倉千代子も登場し、ハナからぐぐっと記憶の芯を揺さぶられました!
英語圏の一般人は「だってそういうものだもん、考えたことなかったな」という反応をする人が多いですから、こうやって図もとりいれて感覚で養って行くのが一番ですね!素敵なシェアをありがとうございます!
ところで、米領サモアの野生のchickens の写真がいっぱいありますが(画質は粗です…動くんですもん)、講義などでご入用なことがあったらいつでもご連絡を…!?
2009/10/19(月) 16:45:31 | URL | うろこ #-[ 編集]
Re: タイトルなし
うろこさん、毎々コメント有難うございます。

> フイにさだまさしや島倉千代子も登場し、ハナからぐぐっと記憶の芯を揺さぶられました!
> 英語圏の一般人は「だってそういうものだもん、考えたことなかったな」という反応をする人が多いですから、こうやって図もとりいれて感覚で養って行くのが一番ですね!素敵なシェアをありがとうございます!

英語圏の人には、この方面はもう少しファジーな面があって、定冠詞と不定冠詞の違いがあるのではないかと思いますが、ネイティブではない当方には細かく分かりません。分かったら又、くだんのチャート(The diagram)を改定してみたいと思います。
2009/10/20(火) 13:05:58 | URL | いちろう #-[ 編集]
いちろうさん、こんにちは
木々に囲まれてWalking されている最中にも、
冠詞に困惑する私たち英語学習者のためにひらめいた“天啓”を開示して下さって
ありがとうございます。

うろこさん同様、さださん、島倉千代子さんの登場に感動しながらも、
“冠詞恐れずに足らず”“無駄なThe は多用しない”といういちろうさんのメッセージを
しっかりキャッチさせていただきました。

トレイルにはいいシーズンですね。
2009/10/20(火) 13:57:24 | URL | Nemo #6jn2IUrI[ 編集]
Re: タイトルなし
Nemoさん今晩は。

> 木々に囲まれてWalking されている最中にも、
> 冠詞に困惑する私たち英語学習者のためにひらめいた“天啓”を開示して下さって
> ありがとうございます。
>
> うろこさん同様、さださん、島倉千代子さんの登場に感動しながらも、
> “冠詞恐れずに足らず”“無駄なThe は多用しない”といういちろうさんのメッセージを
> しっかりキャッチさせていただきました。

こちら、アメリカの人は(英語圏の人は)先天的にこの冠詞のイメージができているわけですが、それでも会話の時に”遠い目”をしたり”近い目”をしたりしていましたので(と、当方は受け取りました)、何か距離に関係するのでは?と思い続けていました。そんなときにウォーキングで”天啓”があったわけですが、さてこの天啓当たっているでしょうか?

ネイティブの人は冠詞が自動的に出てくるとはいっても、遠い~近い、クリア~アンクリア、薄い~濃い、何かで判断していると思うのですが...

コメントありがとうございました。

2009/10/21(水) 13:29:14 | URL | いちろう #-[ 編集]
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2011/04/19(火) 08:29:59 | オンラインで楽しく英会話上達・オンタノ英会話