アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
「もの言えば唇温し(ぬくし)...」の英語圏文化―――場所案内に見る英語圏の文字押し出し文化
「もの言えば唇寒し秋の風」というのは芭蕉の俳句で、文字通り秋冷の頃の季節感を詠んだものですが、最近では“ものを言い過ぎることによる人間関係の悪化”を諭す意味合いにも使われているようです。KY(空気を読む)という言葉に代表される、日本の阿吽の呼吸の会話文化を表しています。

ところがその対極にあるのが英語圏の会話文化。ある事ない事(?)言いまくり会話は進みます。すこし英語圏の人に接すると、彼らの言葉(文章では文字)の多さに気がつくと思います。これは例を挙げるとキリがありませんが、本日は場所案内で例証してみたいと思います。

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(日本文化が表れた場所案内)

アメリカの文字羅列の場所案内

写真を見てください。これは当方の会社の日本人向け顧客用に当方の日本人スタッフが作った場所案内です。これは大方の日本人は、心当たりがあるでしょう。さらさらと地図を描いて会社のロケーションを指し示します。阿吽の呼吸とはいえ、次の言葉での補足位はあるでしょうか。

「この地図でね、この所で高速を降りてあとは地図の通りに来てください」

ところが、英語圏での場所案内は様子ががらりと変わります。同じ場所をアメリカ人(英語圏人)が作ると以下のようになります。

“From I-264, take the Cane Run Road/Ralph Avenue Exit. Turn south on Can Run Road.
Cane Rune Road changes into the Greenbelt Highway. Continue straight about 4 miles to the entrance to Riverport, which is called Riverport Drive and is marked by a large sign on the right side of the road.
Turn right on Riverport Drive. Continue straight about ½ mile. On the right will be International Drive.
Turn right on International Drive. XXX USA is approximately ¼ mile down International Drive on the right.“

アメリカ人(英語圏人)は、実にくどくどと文章を羅列します。英語の特徴から来ているのでしょうか。象形文字である漢字の特徴の“縦~横”の概念はなく、英語の文章の特徴である、“Line”になります。すなわち文章で延々と説明しまくる事になります。

これは何もこの場所案内だけではなく、会議等の説明の時にも現れてきます。会議である事を説明する時に、日本人は黙って立ち上がり黒板にさらさらと静かに説明します。ところがアメリカ人(英語圏人)は座ったまま口頭で延々と説明を始めます。又、会話を比較すると、アメリカ人の話は“饒舌”になっています。

使える英語をものにするには、この英語モードに入っていかなければなりません。すなわち、ある事ない事(?)喋り捲る気概です。これ位で、日本人はやっと英語圏人との会話の入り口に立った位なものでしょうか。

さて寒さ厳しくなる折、皆様「もの言えば唇温し(ぬくし)...」でいきましょう。





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