アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
ホームステイの若者の変身――久しぶりの日本帰国から
一月はじめに、久しぶりに日本に帰国していました。当方はアメリカ住人だから渡日でしょうか?当方の母校(大分高専)での講演に招聘されたものです。学校の“現在GP活動”の主旨である「国際感覚を備えた技術者の育成」に則った、「グローバルエンジニアへの道~使える英語世界への“飛び込み”方」という講演をしてきました。

それの内容は又後日に譲るとして、今回は帰国中に、我が家にホームステイをした若者達に会って、その変身振りに嬉しくなったというお話しです。

大変身のH君

今回の帰国で、多くの人々に会って来ました。その中に、以前アメリカの我が家でホームステイした若者達もおり、彼らにも会ってきました。親戚や友人の子供さんや、母校大分高専の学生達です。

皆それぞれ何かを感じ取ってくれて成長した姿を見せてくれましたが、その中でもびっくりもし、嬉しくもあったのが友人の息子さんH君の変身。

彼が我が家にホームステイに来たのが、大学2年か3年の時でした。もう5年以上前の事でしょうか。親から勧められてアメリカには来たものの、ホームステイはそう乗り気ではなさそうでした。長髪にずり落ちそうなGパンスタイルでアメリカに到着。滞在中は、時差ぼけの関係か、はたまたアメリカにそう興味がなかったのか、よく我が家で寝ていました。又、当方の会社に連れて行ってもあまり関心が無いのか、すぐ休憩室に行って休んでいました。即ち、今風の雰囲気満載の若者でした。

ホームステイを終え日本に帰っても、大学の卒業とその後の就職問題の事で、当方の友人である親を心配させていたようです。当時その友人もその事で頭を抱えていたようです。

それが今回帰ってみると、立派なスーツを着込み髪も綺麗に切り揃えた紳士として目の前に現れました。聞く所によると、高校の先生をやっているとか。当方はその友人のいる町へ訪ねていきましたが、友人との面会当日は、H君はその住まいから友人の住居である町まで、長時間かけて車で帰ってきて、当方に面会に来てくれました。ちょうどその時は、当方らオジサン達の飲み会の二次会。それに最後まで付き合い親である友人を連れて帰りました。

今風の若者が、こんなに親やお世話になったとはいえオジサンと濃密なつきあいをするでしょうか?あるところで何かを感じすっかり変わってしまったようです。昔の風貌もですが、無関心な心持というか社会性のなさはすっかり消えて、すっかり立派な社会の一員に大変身していました。

この変化は、やはり当人の心がけの変化が大きかったのだと思いますが、多少なりともホームステイの影響もあったのだと思います(と、思いたい)。現在、日本では他人の家にそう長期間過ごす事は無いかと思います。それが海外でしかも親の友人とはいえ、全く知らない初対面の家にある期間(彼の場合三週間でした)滞在して生活をしたわけです。わがまま三昧も出来ず窮屈な思いもしたでしょうし、自分を見つめなおす良い機会になったでしょう。それが、その後の本人の、生き方の見つめなおしに結びついたという事もあるかもしれません。そうであったならば、ホームステイを提供した者としてこれ以上嬉しい事はありません。




このホームステイ活動、若者の異国文化への目を開かせる事のみならず、彼ら自身の見つめなおしにもお役に立っているとしたらこれほど嬉しい事はありません。



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テーマ:日々のつれづれ - ジャンル:日記

コメント
この記事へのコメント
なんだかとっても嬉しいニュースですね(^^)
若いころは、まだ知っている世界が狭いゆえに、つい、井の中にいる自分に気づかず、諦めたようなふてくされた態度をとってしまうこともありましょうが、
一度でも慣れ親しんだ世界から出てみる、不便をしてみる、というのは、ものすごく芯を揺さぶる体験だと思います!
価値観の違う世界に足を踏み入れると、自分を省みるチャンスも増えますもんね。
ホームスティ活動バンザイ!私もゲスト部屋を作って受け入れ開始したいです♪(といいつつ、今はまたしてもツツイラ島で雨漏りと格闘中ですが…)
2010/01/25(月) 20:31:56 | URL | うろこ #-[ 編集]
Re: タイトルなし
うろこさん、有難うございます。

> なんだかとっても嬉しいニュースですね(^^)
> 若いころは、まだ知っている世界が狭いゆえに、つい、井の中にいる自分に気づかず、諦めたようなふてくされた態度をとってしまうこともありましょうが、


当方にとっても、嬉しかったです。元々、アメリカのホームステイですから、アメリカ文化や英語の理解のきっかけになれば、と思い始めましたが、本人の生き方に影響を与えるとは(と、思いたい)思っても見ませんでした。

”よその釜の飯を食う”という事が良かったのでしょうか。現在の日本ではなかなか経験できない事ですよね。



2010/01/26(火) 12:23:26 | URL | いちろう #-[ 編集]
はじめまして
はじめてこちらのブログを拝見いたしました。アメリカ生活をエンジョイなされていらっしゃるようで、とてもうらやましいです!
私も子供の時にアメリカのケンタッキー州に住んでいました。帰国して、もう10年が経ちますが、今だにあの時の生活が忘れられません。
2010/05/05(水) 13:50:51 | URL | あやこ #X7qQL42U[ 編集]
Re: はじめまして
あやこさん、コメントありがとうございます。


> 私も子供の時にアメリカのケンタッキー州に住んでいました。帰国して、もう10年が経ちますが、今だにあの時の生活が忘れられません。

当方が、ケンタッキーに来てやがて10年(その前は、インディアナ中南部です)ですので、ちょうど行き違いくらいでしょうか。ケンタッキーへ引っ越すときの家探しの時に、ちょうど911の騒ぎがあったのを覚えています。

最近は、このブログは、ケンタッキー風物紹介は一巡して少なくなりましたが、以前のエントリーでは各所、各行事を紹介していますので、ご覧ください。こちらは、今まさに季節的には、風薫るブルーグラスの時期です。
2010/05/06(木) 11:18:14 | URL | いちろう #-[ 編集]
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