アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
”Don’t mind”は「ドンマイ」にあらず------その引用と補足
相手を慰める時や励ます時に使う「ドンマイ」は、”Don’t mind”からの誤用だというのは、少し検索するとその記事がいくつか出ています。

今日は、その引用と補足----これらの記事も100%しっくり来ないので補足も少し----をしたいと思います。

”Don’t mind”は慰めや励ましの表現にあらず

 

この事は、これらの記事がほぼ近い内容を表しています。

英語の表現に関するQ & A

Answer
Don't mind.
はまず使われない表現です。相手を慰めるにせよ励ますにせよ「気にしないで」は,Never mind.と言い,Don't mind. とは言いません。
Don't
で始めるなら,Don't worry (about it). とか Don't let it bother you. などすべきでしょう。

  Never mind. I was just teasing you.
 × Don't mind. I was just teasing you.
   「気にすんなよ。ちょっとからかっただけだろ」

 "I didn't get the job." 
 "Oh, well, never mind, there'll be others."
  「仕事,不採用だったよ」
   「まあ気にするな。仕事なんて他にもあるから」
  (Larousse English Dictionaryより引用)



Languagestyle

Don't mind.

「ドンマイ、ドンマイ」と私も中学時代に野球でフライを落としたときなどは言われたものです。しかしこれは一般的には「英語ではない」と考えられています。「英語ではない」という表現は正しくないかもしれません。言い直しましょう。

一般的に日本人が相手を慰めてやる意味で用いる「ドンマイ/Don't mind」は「本来的な英語」では通じないといわれています。「本来的な英語」では「Never mind」というのだ、そうです


Never mindが慰めや励ましの言葉になるか?

 

慰めや励ましの表現に、Never mindが100%適当かというと、そうでもないなというのが当方の見解です。当方がこちらでNever mindに出会うのは、以下の状況の会話の時です。

 

“I was going to ask you something…. Oh, never mind.(何かを頼もうと思っていたのだけど...ごめん。忘れて)

 

“相手を呼びつけたのですが、もう用事がなくなって相手の注意を引く必要がなくなった、もう忘れて”くらいな意味でしょうか。

 

Mindは【気にする、注意を払い続ける】意味がありますので、Never mindはそれを解除する意味があります。それで、「忘れて」という意味になります。

 

たしかに、慰めや励ましの時には、「くよくよ考えずに、気にするな」という意味合いですので、Never mindを使いたいのは判りますが、当方は100%しっくり来ません。なんだか「あなたは今起こった事に、注意を払い続けずに、忘れなさい。次の事を考えなさい」という、メンタルコーチかなにかのような感じがします。当方は、”Don’t worry about it.”の方がしっくり来ます。

 

”Don’t mind”という表現はないのか?

 

この記事のコメント欄にもあったようですが、「時々ネイティブでも”Don’t mind”と言うではないか」という指摘ですが、少し補足説明が必要です。勿論、これは慰めや励ましのことばではありませんが、この表現はあります。以下の表現は、オフィス等でよく効きます。

 

“Don’t mind me today because I need to focus the budget making job.(今日は、私は部屋から出てこないと思うけど気にしないで。予算編成が忙しいもので)

 

冒頭の部分のフレーズを聞いて、”Don’t mind”という表現があると考えたのでしょうが、少なくとも慰めや励ましの事ではありませんね。

 


 

英語を間違い続けている当方が、英語について語るのは笑止千万と思っておられる方も多いと思います。こんな状況の時には皆さんに、”Don’t mind my English errors.(私の英語の間違いは、気にしないで下さい)とはいえるでしょう。これは、慰めや励ましのフレーズではありませんね。

 

 

 


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コメント
この記事へのコメント
なるほどなるほど
Don't mindと違うと思っていなかったので、ためになりました。
Never mindは謝ったときによく言われます。「遅れてごめんね」「汚してごめんね」「Never mind」という感じで。
ドンマイは英語にはないということですが響きはすごく好きです。ただこちらのフットボールの試合で叫ばないように気をつけます。
2010/09/19(日) 18:08:09 | URL | comoyleo #-[ 編集]
Re: なるほどなるほど
Comoyleoさん、今晩は。

> Never mindは謝ったときによく言われます。「遅れてごめんね」「汚してごめんね」「Never mind」という感じで。
> ドンマイは英語にはないということですが響きはすごく好きです。ただこちらのフットボールの試合で叫ばないように気をつけます。

その昔、英会話教室でガンコな日本人生徒がおり、「ドンマイ=Don't mindというのは正しい英語だ」と、アメリカの先生と、言い争っていました。それ位、すんなり入ってきた和製英語だと思っていたわけですね。しかし大分曲解されて、日本に定着したようですね。
2010/09/20(月) 13:10:40 | URL | いちろう #-[ 編集]
ドンマイをダントツとかと同じ、短縮単語だと思いこんでいたうろこです。キーッ(恥ずかし~ッ)
いちろうさんが Twitter で書かれていらしたとおり、こちらが目を覆うほどの失敗でも "Good job!" とか、完成度から言うと程遠くても "Perfect!" の文化ですから、"never mind." は、「ドンマイ」の代役にはなりませんね!言語を学ぶことは文化を知ることとは切り離せませんが、どうしても学校だと「言語研究」になってしまうんですよね。
気づきの記事をありがとうございました(^^)
2010/09/20(月) 14:40:41 | URL | うろこ #-[ 編集]
Re: タイトルなし
うろこさん、今晩は。


> ドンマイをダントツとかと同じ、短縮単語だと思いこんでいたうろこです。キーッ(恥ずかし~ッ)
> いちろうさんが Twitter で書かれていらしたとおり、こちらが目を覆うほどの失敗でも "Good job!" とか、完成度から言うと程遠くても "Perfect!" の文化ですから、"never mind." は、「ドンマイ」の代役にはなりませんね!

当方、子供の頃から野球等している時に、「ドンマイ」を使っていましたので、もう数十年以上定着している事になりますね。確かにこちらでは、失敗しても「気にする--->気にするなよ」の流れにならないですから、"never mind"にしても「ドンマイ」にならないですね。
2010/09/21(火) 13:18:19 | URL | いちろう #-[ 編集]
はりきっていこうーってなんて言うのでしょう?
うろこさん経由でこの記事を読みました。アメリカではNever mindで、気にしなくってもよい。って感じですよね。ドンマイはNever mindとそういう意味では同じ意味合いになりますね。でもNever mindはどっちかというと、it's OK,(たいしたことない)とかで、たとえば、野球とかでフライを落としたときはdon't worryで、ドンマイのように気にするな、はりきっていこうーでいうのは英語にはないような気がします。はりきっていこうーってなんて言うのでしょう?
2010/09/21(火) 19:45:14 | URL | rieko #-[ 編集]
Re: はりきっていこうーってなんて言うのでしょう?
riekoさん、コメントありがとうございます。

たとえば、野球とかでフライを落としたときはdon't worryで、ドンマイのように気にするな、はりきっていこうーでいうのは英語にはないような気がします。はりきっていこうーってなんて言うのでしょう?

張り切って行こう、と文字通り合致するかどうかわかりませんが(頑張れよ!のアメリカ版かもしれませんが)、
①ひいきのチーム応援の時------"Go Cardinals!"(Cardinalsは地元の大学のチームですが。)
②マラソンの応援の時----------"Way to go!"
③その他----------------------"Hang on!"や"Keep up!"
等があります。しかし、コメント欄でもありますが"Good job!"が圧倒的に多いのではないでしょうか。
2010/09/22(水) 11:44:43 | URL | いちろう #-[ 編集]
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