アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
英語を野球に例えると------日本の英語事情を俯瞰する
英語の学習をスポーツに例える人が多いようで、これは、英語の特性や英語学習の特性を良く表しており、当方もこの例えに賛成です。

曰く、「英語の学習は、野球の練習と同じでいろんなボールを、ミスしながらも打ち込んでいって覚えていくのが必要です」等々です。

しからば、その例えを推し進め、英語学習に関する事象のみならず、英語に関する人や組織体それから方法についてもスポーツ、今回は野球に例えてみましょう。

(抜粋して紹介すると)

TOEIC
時速150kmのボールのコースと球種を判別確認するテスト。この判別確認テストは、企業や学校チームが、選手能力判定基準に採用する所多く大人気。しかし、これはボールを打ち返す能力とは別もの。時速150km近くの球種判別は完璧に近く出来る人(TOEIC900点台)も、なかなか試合の緩いボールでも、タイミングが合わずに打ち返せない。


(人から見た例え)

英語ネイティブ
大リーグからアマ野球のレベルまでさまざまなプレーヤーが存在。大リーグ選手もいつもは高度なプレーをやっているのではなく、案外簡単なプレーを行う。

アメリカ市民
野球育ちの選手が多いが、他スポーツ(他言語圏)から転向した人も多く、癖のあるプレーをする人が多い。

アメリカ在住日本人
アマ野球もしくは草野球のプレーヤー。他競技(日本語)からの転向では、何年いても野球育ちの人の様には行かない。又、時に仲間内でつるみ、野球(英語)場でサッカー(日本語)ばかりして過ごす人達もいる。

日本の学校出たての日本人
野球理論は一通り習って、初めてボールを持って野球をやろうとしている人。初めてプレーをしてみて、知識と実技の乖離に愕然として、大抵自虐評論家か他虐評論家になってしまう。

英語教師、学者
野球理論研究者、野球ルール研究家。元選手は少ない。評論はうまいが、いつもバックネットの後ろにいて、グランドに出てプレーする人は少ない。

(組織体や方法から見た例え)

学校英語
野球理論、野球ルール、スポーツ心理学、スポーツ医学、流体力学(変化球の発生原理等)を習う所。実際にボールを投げたり打ったりする所はまれ。

英語の大学入試
例えると、変化球発生の原理を、ベルヌーイの定理を使って説明させる事。実際のプレーには殆んど役に立たない。

TOEIC
時速150kmのボールのコースと球種を判別確認するテスト。この判別確認テストは、企業や学校チームが、選手能力判定基準に採用する所多く大人気。しかし、これはボールを打ち返す能力とは別もの。時速150km近くの球種判別は完璧に近く出来る人(TOEIC900点台)も、なかなか試合の緩いボールでも、タイミングが合わずに打ち返せない。

速読
いろんな投球やバッティングフォームを、理解出来ても出来なくても素早く眺めていく練習。いろんなパターンのフォームを覚えるには良いが、実際ボールを投げたり打ったりしないのが難。

精読
投球やバッティングフォームを、理解できるまで繰り返し眺めて、頭に入れる練習。難点は同上。又、確実に覚えられるが、多種類のフォームを覚えるには膨大な時間が必要。

シャドウイング、ディクテーション
素振りやシャドウピッチング。実際のプレーに近い練習で基礎形成には良いが、実際に、ボールを打てるか、ストライクが取れるかは不明。

英語教材
鉛付き(筋力鍛錬)バット。大抵重荷になり埃をかぶる物。

英会話学校(の英会話
練習試合。「練習試合(英会話)ばっかりやって基礎が身につかない」という批判もあり。

ネイティブの英会話学校(での英会話)
プロの選手と練習試合をやっているようなもの。ボールを打った事も無い人に、剛速球で投げ込む傾向あり。素人打者は恐れをなして、次打席は棄権する事多い。

文法の間違い
片手キャッチ、アッパースイングみたいなもので、専門家からは叱られるが、選手間で咎められる事はない。試合の中では、必然の場合多し。

英語社内公用化
今後は野球でしか交流しないよ、という事。急進派の中にはサッカー圏(日本)の人同士も、野球(英語)で交流させようという意見もあり。反対派は、野球圏に入ってもなお、サッカーの文化的背景を楯に反対する。

(英語学習方法総括からの例え)

理想的な英語学習
緩い内野ゴロでも、しっかり捕球後状況判断して一塁に確実にボールを投げられる様にする練習。これをミスしながらも、何回も練習。

英語難民を作り出す英語学習
難しいゴロやライナーを横っ飛びに取るだけの練習や、一塁への強い送球ばかりの練習。この難しい練習を、ミスしないようにと恐る恐る練習する。




さてさて、今回の例え、頷いていただいたでしょうか?頷く回数が多いほど、使える英語に近づいていると思うのですが...




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コメント
この記事へのコメント
いちろうさん、こんにちは

こちらは急に涼しくなってきました。
前日は35度以上の真夏日だったと思えば、翌日は10月の気温になったりと寒暖の差が激しいです。

また、ユニークな分析を楽しませてもらいましたよ。
耳が痛いですが。。。(笑)

いちろうコーチ、まずは素振りを一生懸命やることですかね。。。?
2010/09/24(金) 13:30:04 | URL | Nemo #6jn2IUrI[ 編集]
Re: タイトルなし
Nemoさん、今晩は。

> いちろうコーチ、まずは素振りを一生懸命やることですかね。。。?

お察しの通り、実はこれ、キーワードはインプットとアウトプットという事です。英語の、野球のインプットとアウトプットを思い出していただけると、分かると思います。英語圏に来てみると、日本の英語教育は如何にアウトプットを軽視しているかということが、です。
2010/09/25(土) 13:27:14 | URL | いちろう #-[ 編集]
既に55F のワ州です。(摂氏への換算はできませんが55F=寒いと実感できるので満足)
ブログ記事のあまりの的確さに、何度も吹き出しながら、読ませていただきました~(^^)
日本の自動車教習所で、いつまでも学科をやって最後はヒッカケ試験をしているような感じですが、現場は必要最低限だけやったら、いきなり路上の世界ですもんね。

影武者を見てご機嫌のうろこより(ワ州に引っ越してからずーっとNetflix 愛用者です~)
2010/09/30(木) 18:05:08 | URL | うろこ #-[ 編集]
Re: タイトルなし
うろこさん、こんにちは。

> 既に55F のワ州です。(摂氏への換算はできませんが55F=寒いと実感できるので満足)

> 影武者を見てご機嫌のうろこより(ワ州に引っ越してからずーっとNetflix 愛用者です~)

こちらも、朝晩でやっと50度F台になりました。しかし、カラカラ天気が続いています。東海岸は大雨というのに。

そうですね。自動車教習所に例えても良いですね。使うのに、そんなに理論は要らないけど、理論責めで来るところなんか似ていますね。

Netflix最高です。今年の冬が(アウトドアー活動が少なくなる時)もっと楽しみです。
2010/10/02(土) 10:10:59 | URL | いちろう #-[ 編集]
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 先月ですが、社内の公用語を英語化する企業の話題がメディアを  騒がせました。 ...
2010/09/25(土) 16:05:49 | 幸福のゴールドサイン