アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
ホリデイシーズンに浮かれた日本人に緊張感が-----“Pearl Harbor”にみる日米戦争観の違い
先週の事でした。12月7日です。通勤途中でラジオを聴いていると、地元のニュースショウで、「本日12月7日は、真珠湾攻撃(Pearl Harbor attack)のあった日です」と、アナウンスしていました。

日本では、第二次世界大戦というと8月15日の終戦の日しか話題にしませんが、国が違えば価値観が違ってくるのは当然で、こちらアメリカではその戦争の開戦の日が話題になっていました。

真珠湾攻撃(Pearl Harbor attack)のアナウンス

これは、特にメディアでの反日プロパガンダ攻勢ということでもない雰囲気ですが、アメリカ人一般のというべきか、戦勝国としての第二次世界大戦観-----というか、アメリカはヨーロッパ戦線にも参加していたので、太平洋戦争観とも言うべきでしょうか------を表しています。

我々日本人は、終戦の日をエポックメーキングな日にして、戦争の悲惨さを憂い、二度と戦争は起こさない、という図式に刷り込まれていますが、当然ながらアメリカではそういうことは無いようです。

アメリカでは終戦の日が話題になる事は殆どありません。これは、上述した様にヨーロッパ戦線もあり、終戦の日がマチマチという事もあるでしょう。

しかしなんと言っても戦勝国、アメリカ。多大な犠牲を払った戦争への大儀というものを強調してきます。そのためには開戦の情報が一番。なんと言っても真珠湾攻撃は、日本の宣戦布告なしに行われたもので、その後の戦争の大儀発露にはもってこいです。それで、この時期になると、この真珠湾攻撃の事がニュースショウで取り上げられるわけです。

数年前にも映画の「Pearl Harbor」がヒットしましたが、そういった側面があるようです。

もっともこれにより、一般の人の間で、反日感が続いているという事はありません。現在の日本でいえば、日本のイメージとしてはトヨタやホンダ、又自動車部品関連会社の優良な工業製品です。又、その工場の進出により、就業機会を与えてくれる優良な地場企業、といったところです。この“Pearl Harbor”で、日本人が白い目で見られるという事は殆どなくなっています。


とはいえ、武力行使は、大儀発露のためには必要であると考えているアメリカにいると、ホリデイシーズンの浮かれたこの時期に表れるこの“Pearl Harbor”。日本人にとっては緊張感が出てくる話題ではあります。


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2013/08/12(月) 21:02:48 |