アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
社内英語公用語化における年始の挨拶-----客先訪問でアメリカ人がでてきたら、あなたはどうします?
以前のエントリーで、日本とアメリカの年末年始の挨拶の彼我比較をしました。

日本でのビジネスマンは、これから客先訪問等行うと思います。そこにアメリカ人がいたら、年始の挨拶にどう対処するか?社内英語公用語化といいますが、英語だけの問題ではない、文化的な問題も考慮する必要がある、というお話を。

正月の意味

文化的に、英語圏若しくはキリスト教圏では正月よりもクリスマスの方に重きを置いています。正月というものは、“一年の一番目の月“という意味合いくらいで、日本の様な特別な意味合いは見出しません。元旦は”一年の一番初めの日”という事で、すこしお祝い気分はありますが。

ですから、元旦は平日であれば多くのサービス業は稼動しています。日本ではその昔、元旦は殆どの店が閉まっていました。現在はどうでしょうか?

という事で、こちらでは正月気分というものもなく、当方の工場も元旦が祭日で休みですが、二日から---今年は日曜日だったため三日から-----フル操業です。三日の朝7時には、機械は動き始めました。日本の様な互礼会や年頭訓示みたいな事はありません。

そうしたことを背景に、以下を読み進めてもらいたいと思います。

この挨拶、どう言う?

●明けましておめでとうございます。

年が明けての”Happy new year!”というのは、こちらではまれです。時々----会う人の内10%弱くらいの確率で----ききますが、これはおそらく、”(I am pleased you have )a happy new year.”といっているのでしょう。「あなたが幸せな新しい年を迎えて嬉しいです」という意味です。これは、時々”Happy Friday!”「一週間の終わり金曜日。嬉しいね!」という人がいますが、それと同じパターンの挨拶です。

、現在社会では、日本の様な「輝かしい年を迎え....」というような大仰な意味合いは、こちらではありません。

ここは、普通の挨拶プラス年末休暇がどうだったか?を問う意味合いで、

”Hi! How are you doing? Did you have nice holidays?”

くらいなものでしょう。又、挨拶一般になりますが、アメリカでは家族とのつながりを第一に考えますので、冒頭の挨拶にもこの話題をちりばめ、

”Di you enjoy holidays with your family?”

位入れると、相手も嬉しくなって話に乗ってくるでしょう。

●昨年中は大変お世話になりました。

アメリカに来てビックリするのは、過去への決別のきっぷ(?)の良さです。アメリカ人家庭にパーティに呼ばれ、帰るときに見送ってもらいますが、家を出た日本人がすぐ振り返ってみたら、アメリカ人はもう立っておらず、既にドアは閉まっていてビックリした、という話があります。

又、次の日に会社等で、その招待してもらった人に会ってお礼をするという流儀は、殆どありません。Thank youカードといってお礼状は別途出しますが、昨日の事や以前の事をくどくどとお礼を言う事は無いようです。

そうした流れか、この「昨年中は大変お世話になりました。」という、日本での年始の挨拶の常套文は殆ど使いません。個の社会アメリカでは、お世話になる、ならないという隷属感があまり無いからでしょうか。

言うとすれば、

”It has been a great year for us.

位でしょうか。前向きさが感じられます。

●昨年は大変ご迷惑をおかけしました。
●いつもお叱りをいただきまして、ありがとうございます。

もう少しへりくだった形の例文ですが、謙譲感---というより、へりくだりですが----の少ないアメリカ社会では、この「ご迷惑をおかけして」や「お叱り...」の項になると全くありません。これを無理に訳して、”We have made you many troubles.”や”We have got scolding from you…”とすると、アメリカ人にとって会話に衝撃が走るような気分になるでしょう。

●本年も宜しくお願い致します。

これが、直訳のやりようの無いフレーズです。というのは、こちらの人はこういうフレーズを使わないからです。近未来への期待を口にする事はありますが、これも「お願いする」という隷属感がつくからでしょうか。

こちらのこの社会では、「自分は自分でやる。それがあなたの要望とマッチすれば幸いである」くらいなセンスでしょうか。という事で、

”We would be very pleased if you would be satisfied our performances.”

位でしょう。

●今年も又、ご迷惑をおかけするかもしれませんが、
●我々もしっかり御社に、ついて行きますので、今年も、ビシビシ指導をお願い致します。

これも、へりくだりや隷属感の無いアメリカ社会では、皆無です。おそらく相手のアメリカ人は、「おいおい、こんな頼りない会社大丈夫かな?」と思うでしょう。



という事で、今年も又、このブログが皆様のお役に立てることを信じて、すばらしい記事を提供し続けたいと思います(アメリカ的に読み取ってくださいね)。






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