アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
アメリカの原発放射能漏れ心配症候群---心臓パイパス手術心配症候群と高血圧心配症候群
東北沖大震災後の、原発からの放射能漏れ事故は未だに予断を許さない状態です。目に見えないものだけに、風評やそれによるパニック状態が心配されます。こちらアメリカでも、震災地から遠く離れていますが、日本以上に注目が集まっており、人々の反応も過剰気味です。

こちらのニュースでも、カリフォルニアの方で、放射線の飛来が観測された、というニュースで大騒ぎになりましたし、又、連日のニュースも津波地震被害報道は一段落で、もっぱら原発関連、特にこの放射能関連が主流です。

経験値という言葉がありますが、この放射能被曝の問題はヒロシマ、ナガサキの被爆経験の無いアメリカ---世界の他の国も同じですが----の方が、経験値が少ないだけ、このパニックぶりが大きいようです。日本人の場合は、被曝状況は勿論心配にはなりますが、どこか冷静に対処しているような感じがします。

こうした、経験が無い事に対する心配症候群というのは、日本人アメリカ人相互にいろいろあり、異文化社会に暮らしているとよく経験します。



心臓パイパス手術心配症候群

日本人がこちらで暮らしていて陥るものに、心臓パイパス手術心配症候群があります。ステーキやハンバーグが食生活の主流であるアメリカでは、心臓障害が多い様でこの心臓バイパス手術は非常に一般的です。

当方の昔のアメリカ人相棒Greg。彼はもう60歳を越えていましたが、心臓が悪いという事で、このバイパス手術を受けました。当時、当方は「えっ。心臓手術。これは、最後になるのかな。手術前に挨拶をしておかなければ...」と心配になり出向いた所、平然と挨拶を返すではありませんか。それからしばらくして、手術を終え元気な顔をして----アメリカは入院期間というものが日本に較べると格段に少ない----出て来ました。

それから、しばらくして昼食を一緒にしましたが、なんと彼はその時に、血の滴るようなステーキをほおばっていました。当方が「だ、大丈夫か?そんな物食べて」と聞くと、ジョンウェインみたいな風貌の彼は、「何が?」というような怪訝な顔をしていました。

それに対して、日本人はこの件に関しては心配症候群満載です。同じ頃、日本からの駐在員が同じく心臓疾患があると診断されました。ここで、その時の日本人上司が心配症候群にかかり、慌てて当人に帰国辞令を出し、日本の本社勤務として手術を受けさせました。不測の事態---後で考えるとこれは杞憂だったですが---に備え、各種バックアップの出来る日本での手術治療を考えたのでしょう。

これは、当方や他日本人関係者でも同じ措置を取ったと思いますが、アメリカ人一同は「なぜそこまでするの?」という感じでした。これは、心臓疾患の経験値の多少が違いを分けているのでしょうね。

高血圧心配症候群

逆にアメリカ人が心配症候群に陥るものに、高血圧心配症候群があるようです。当方は、数年前からコレステロールがやや高めで、それにつれて血圧も高めです。当時、上が130超、下が80超でした。これに対し、ある時に検診でこれを目にした担当の医者は、「これは大変!是非この薬を飲みなさい」と、処方箋を書いてくれました。

これは、塩分含有食事の多い日本では、アラ還世代という事を考えると、食事の注意は言われるものの、何という事の無いレベルでしょう。同じ世代では、上が140超、下が90超位でも、他の重大疾患---糖尿病等---がなければ、薬は服用しないのではないでしょうか。

ところが、その担当医は血圧に関しては事例が少ないので心配になったのか、即、あるガイドラインに則り、処方箋を書いて当方に提示しました。これは、薬処方の方が病院としてうまみがある、という一面がありますが、それでもこの経験値の少なさから来る高血圧心配症候群にかかっているとしか思えませんでした。



原発関連の放射能漏れ。今の所アメリカでは、日本からの船舶や荷物の検査という事は無い様です。確かに安心は出来ませんが、こちらアメリカでも風評被害やパニックを起こさない、冷静な対応をお願いしたいと思いますね。




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