アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
難解コード進行の「どうにかなるさ」----「どうにもならない」日本の難解英語教育
ムッシュかまやつこと かまやつひろし。我々の世代では懐かしいシンガーです。そのかまやつひろしのヒット曲に「どうにかなるさ」があります。スパイダーズ解散後に発表されたものです。

最近はこの難解コード版がお気に入りのようです。ギターの達人が弾くと、なかなか味のあるものですね。ギター初心者には真似ようと思っても出来ない事です。

これを聞いて思うのは、日本の英語教育界。大学入試の英語や、各種テスト、試験の英語は、この難解コード進行の曲と同じで、達人には結構な事ですが、初心者には到底真似も出来ないもので溢れています。そんなものの記憶を強要しているのが、現在の日本の英語学習界の状況ではないでしょうか。









難解コード進行の「どうにかなるさ」

この原曲は基本コード進行の曲です(E-A-B7でしょうか)。多くの曲はこの基本コード進行で出来ています。この基本コード進行だけで、大体の曲は弾けるようです。

そこから段々曲としての味わいや変化を出すために、バラエティのあるコードを加えていきます(dim, 6th,9th,+、コード等)。しかし、この「どうにかなるさ」まで、難解なコードでつないだ曲は珍しいでしょう。ムッシュも言っているように、一種のお遊び、こだわり的なものです。

「どうにもならない」日本の難解英語教育

日本の英語教育を考えると、ギターを弾けない人に、ギターの達人ムッシュと同じ様な難解コード進行を教えているようなものです。

ギターをポロンとやったこともない、即ち、英語を殆んど聞いたことも発声したこともない人たちに、dim, 6th,9th,+、コードといった難解コードを教える、即ち、難解単語や古典の隅に埋もれているような英語の言い回しを覚えさせているようなものです。しかもギターを弾きながら教える、即ち、聞きながら話しながら教えるのならともかく、コード理論講座をやるが如く、即ち、机に座って紙と鉛筆でその理論を学んでいるようなものです。

こちら英語圏の英語は、殆んどが“基本コード”英語で出来ています。“難解コード”英語は10%か20%位でしょうか。特に、この「どうにかなるさ」みたいな“難解コード満載”英語は、数%以下といってよいと思います。

勿論、この“難解コード”は味のあるもので有意なものです。しかし、それは“基本コード“をマスターして、”演奏“に余裕が出てきた人達にいえることでしょう。

その、“基本コード”英語社会に入ろうとする人達、しかも英語をほとんど聞いたことも発生したこともない人達に、急に“難解コード”英語を、しかも理論講習みたいな形でやっても、砂漠に水をまくような感じで「どうにもならない」でしょう。




ムッシュももう70歳代になるようです。ますますお元気で活躍されて、この「どうにかなるさ」で日本の英語教育界に、「どうにもならないぞ!」と注意喚起していただきたいと思います(これは、当方が勝手に考えているだけで、ご本人には意識はないと思いますが)。






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