アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
なでしこジャパンから見るアメリカサッカー界の底辺---女子サッカー大国アメリカ
女子サッカーのワールドカップでなでしこジャパンが優勝して、日本は大騒ぎです。こちらアメリカでも決勝戦は注目を集めましたが、残念ながらアメリカはなでしこジャパンに、PK戦で敗れてしまいました。

しかし、過去オリンピックやワールドカップで、何回も優勝している女子サッカー大国のアメリカ。今回も敗れはしたものの、日本を終始押しており、その実力は依然衰えていません。

これはどこから来るのか?こちらアメリカで見る草の根レベルの女子サッカー界の広大な底辺の活動を見てみましょう。




少年少女サッカー

アメリカではSoccer momやHockey momの言葉が社会現象になる位、少年少女のスポーツが盛んです。特にその言葉ズバリのサッカーは、競技が簡単で芝生のグラウンドに事欠かないアメリカでは、近年一番人気を誇っています。シーズンになると、あちこちのグラウンドで、少年少女のサッカーの試合や練習が見受けられます。

今回の女子サッカーの優勝に端を発した、膨大なメディアの記事の中に、女子サッカー人口の日米比較がありました。それによると、日本が数万人、アメリカが数百万人という事です。これも決して誇張ではないのが実感されます。

もっとも、アメリカの数字には“からくり”があります。アメリカでは、少年少女から高校(一部大学)に至るまで、いずれのスポーツもシーズンローテーション制度を採っています。即ち各人が、陸上は春先から秋口にかけて、サッカーは夏から秋口、バスケットは冬にそれぞれ競技するという様にローテーションをして、多くの競技が経験出来ます。

よって、夏から秋口にかけては、多くの女の子がサッカーを行うので競技人口が膨れ上がるわけです。日本の様に、サッカー競技専属でプレーをするわけではありません。

それにしても、一時的でも多くの女の子達がサッカーを経験するという事は、適正発掘という意味でも良い結果をもたらします。終年通じてサッカーが持続できない女の子でも、あるシーズンにフレッシュな気持ちでプレーすれば、思いがけない才能を持った子がブレークする事も考えられます。

そういう意味では、アメリカサッカーの底辺や恐るべしという感じです。

大学サッカー

そうして育った女の子達を、受け入れるのが大学サッカーです。大学スポーツの盛んなアメリカ。どこの大学にも、スポーツプログラムがあり、各競技に力を入れています。女子の部では、サッカーはバスケットには及ばないものの、それに次ぐ人気と普及度を誇っています。サッカー部の数でいうと、大学男子サッカー部と同じくらいの普及度ではないでしょうか。。

それだけの数の大学女子サッカー部が、毎年リーグ戦を行い、且つチャンピオンシップのトーナメントを行っているのですから、女子サッカー競技の強化という面では大きな力を発揮しています(但し、この大学スポーツも終年競技ではないという特長はありますが)。もし日本の大学で、男子サッカー部と同じ数の女子サッカー部があれば、代表チームの強化にも一層拍車がかかるでしょうね。



今回の決勝戦。日本のメディアでは勝った勝ったと大はしゃぎですが、記録的にいうと正式には引き分け(PK戦で決着)ですよね(国際サッカー連盟ではこういう定義をしているはずです)。しかも内容的にはアメリカは押していたわけで、今後もアメリカはこの底辺がある限り、日本の前に何度もはだかって来るでしょう。





スポンサーサイト

テーマ:日々のつれづれ - ジャンル:日記

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック