アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
「リコール」と“Recall”の違い-----食肉の回収にも“Recall”のアメリカ
先日の、帰宅途中のラジオのニュースでした。なにやら「リコール」という、アナウンサーの声が聞こえてきたので、又どこかの自動車会社がリコールをしたのかな、とよく聞いてみると、食肉のリコールでした。

On Wednesday, almost five months after the first illness, the Agriculture Department asked Minnesota-based Cargill to recall 36 million pounds of ground turkey, saying the meat was linked to a death in California and at least 77 illnesses(後日の同ニュースの新聞記事より).

食品に「リコール」という言葉を使うのは、日本人の感覚からすると、やや違和感がありました。日本でも「リコール」という和製英語が定着していますが、一般に流布している感覚は、アメリカの”Recall”とは少し違うようです。





「リコール」と“Recall”の違い

日本では、「リコール」というと、

1. 欠陥のある製品を生産者が回収し、無料で修理すること。

2.  国または地方公共団体の公職にある者を、任期満了前に国民または住民の意思によって罷免する制度。日本では、最高裁判所裁判官の国民審査、地方公共団体の長・議員などの解職請求などがこれにあたる。直接民主制の一形態。国民罷免。国民解職。「市長を―する」
(Goo辞書より)


が一般的な概念です。

一般製品のリコールでは、自動車が有名な概念で、「欠陥のある製品を生産者が回収し、無料で修理すること」と定義されています。車にリコール通知があると、それを修理工場にもって行き無料で修理もしくは部品交換をしてもらう事をさします。

もっとも、詳しく法令的に見ると、消費生活用製品安全法、薬事法、食品衛生法に規定される、日用品や薬品、それから食品も「リコール」との用語定義はあります。しかし、これらは日本では、「(自主)回収」という用語で呼ばれるのが一般的なようですね。

ところが英語の本場(?)のアメリカでは、表題の食品や薬品でも頻繁に登場します。英語の“Recall”の字句通りに、何の商品であれ回収するものは“Recall”と呼んでいます。

これが聞こえてくると、日本人の語句定義と少しずれるので「おやっ?」と思う次第です。

E-mailの”Recall”

同じく「おやっ?」と思うのに、E-mailの”Recall”システムがあります(Microsoft Office Outlook)。

Mailを発信したものの、訂正に気がつきMail回収をしたい時に、”Actions----recall this message”機能を使うと、Mailが回収できます。日本語機能では、[アクション]- [メッセージの取り消し]機能になるようですね。

これも、、「リコール=欠陥のある製品を生産者が回収し、無料で修理すること」という事が刷り込まれている日本人からすると、違和感がありますね。



その昔、日本時代に自動車部品の会社にいたときに、この「リコール」というのは会社の命運を左右するような重大事でした。あまり大きな声ではっきり呼ぶのもはばかられたので、「マルアール(RecallのRにまる付けで呼ぶ呼び方)」と呼んでいました。ところが英語現場(?)のアメリカ。何をはばかることなく”Recall”の連呼です。当たり前ですが。






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