アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
日本人駐在員の会話マナー-------アメリカ基準からみた違和感のいくつか
本日、こちらアメリカにある日系のサプライヤー会社の日本人駐在員Aさんが、当方の会社を訪問。当方の会社のアメリカ人スタッフと打ち合わせをしました。当方も同席して打ち合わせしました。

Aさんは赴任2年目ながら、英語も達者で当方の会社のアメリカ人との会話にも困らない立派な英語を話していましたが、やはり、会議打ち合わせ態様は、アメリカ基準から見ると違和感のあるものが目に付きました。

勿論これはこれでそれぞれの流儀で構いませんし、特にAさんをどうこう言うつもりではありませんが、もし参考になればという事で掲げてみます。




前屈みでの会話

まず最初に気になったのが、Aさん、会議室の席についてテーブルを前にした時に、前かがみになって話を始めたことです。Aさんはやや小柄なのか、テーブルに両肘をついていましたが、上体がかなり前かがみになって話を始めました。まるで、ノートをとりながら学校の授業を受ける学生のような感じで、テーブルに伏した状態で会話を進めていました。

ビジネスでもプライベートでも会話というのは人格と人格のぶつかり合い、というような定義のあるアメリカでは、会話の時には精一杯胸を張って相手の顔を見つめて話します(アメリカ人は、お腹が出ていて、身を屈められない人が多いという事もありますが)。そんな中で見ると、この姿勢はやや卑屈な感じに受け取られかねません。

顔の前で手を振る

Aさんは、英語がまずまずとはいえやはり英語。いろいろなボディラングウェッジを交えて話したいのでしょう。肯定や否定の時の手の振り、又、書類等の話の時に手を四角の形にして表現していましたが、それが上記の前屈みとあいまって、殆どAさんの顔の前で手が交差していました。

これも、前述と同様、こちらの会話では顔というのは相手に“押し出して”行くためにあるともいうべきものです。顔の前で手がちらちらと交差するのは、こちらの文化で見ると少し異な感じがします。

相手の目を見ていない

Aさんは、上述2点により結果として相手の目を見ずに話す事が多くなっていました。これもこちらの会話文化からいうと、少し標準から外れていました。

うなずきが多すぎる

これは、否定の時に顔を横に動かすアメリカ人(英語圏人)と、おあいこかもしれませんが、日本人であるAさん、どうしてもうなずきが多くなっていました。気をつけなければならないのが、日本人はアメリカ人から、相手の話が確認できた時のうなずきと、同意の時のうなずきが混同されることです。

重要な商談の時には、注意が必要です。

“I apologize.”の多用のし過ぎ

これも多用しすぎるとすこし異に感じます。今回の会議中、当方の会社のアメリカ人は、以前売り込みに来た別の日系企業の担当者がそれ以降さっぱり連絡してくれないので、”I hate Japanese owned companies.”といった所、Aさんから口をついて出たのが、“I apologize.”でした。

「同じ日本人として申し訳ない(当方は、久しぶりにこの表現に出くわしましたが)」との感覚で「スミマセン」といったのでしょうが、こういう謝罪の無いアメリカでは当方の会社のアメリカ人も目を白黒させていました。

“My English is not good.”

日本人のお得意のフレーズですが、これは言わずもがなですね。なかなか英語がしっかりしているAさんですがやはりこのフレーズを何回か出していました。ここは、余計なことは言わずに「私のすばらしい英語はどうだ!」という気概で、堂々と喋っていれば良いと思います。

どのアメリカ人も、”Your English is poor.”なんて言いませんし、アメリカ滞在20年に突入した私の英語も”…splendid..”なんて言ってくれた事はありません(後段は事実なのでしょうがないか...)。要はそんな評価軸ではなく、何を話すかの中身の問題です。Aさん、打ち合わせの中で”…last question…”が何回か出てきましたが、自分の英語が良いかどうかを気にするより、話の中身をまとめておいた方がよっぽど良い会話になると思います。

“I will go to your company.”

付録ですが、これは純粋な英語の使い方の問題です。Aさんの事前の訪問アポ取りのメールの中にあった文面です。英語がまずまずでメールの文面も基本的にはしっかりしているAさんでしたが、このケースは”I will come to …”でないと、相手のアメリカ人は疑心暗鬼になるでしょうね。



繰り返しますが、Aさんの流儀で行くのだ!と押し通して行けば、それはそれでその人の個性になり魅力になっていくのでしょうが、もし上記の事が気づいていないだけで改善していきたいと考えている方がいれば、ご参考までに。






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