アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
子供への銃取り扱い注意書にみる銃の怖さ------3歳児発砲、父親死亡事件から
今朝のニュースで、全米に駆け巡っていましたが、又、銃での大量殺戮が発生しました。コロラドの映画館で銃乱射があり、10余人が犠牲になりました。

アメリカでは、小さな銃での事件や事故はしょっちゅうあります。先日も地元の新聞を見ていたら、3歳の子供が誤って銃を発砲。父親を死亡させてしまったそうです。

銃による事件や事故はいろいろありますが、銃の保持が権利と認められているアメリカ。銃規制の論調は大きなうねりにはなりません。こんな痛ましい事故が発生しても、です。さすがにこの事故では、影響が大きいのか再発防止の為の注意書きを、新聞は紹介していました。子供への銃取り扱い注意書です。

しかし、それも日本のわれわれのセンスからすると、どこかかけ離れた注意書きです。これは今回は紹介してみます。

まず英語原文で、次に日本語訳のものを紹介します。この日本語訳は、われわれにピンと来るように、日本刀に置き換えて訳しています。もし日本で“刀狩り”なかりせば、きっとこんな注意書になったでしょう、というところです。これを見るとなかなか怖い世界です。



子供への銃取り扱い注意書

この注意書は、National Rifle Associationという銃器推進総本部からのものですので(一時、映画俳優のチャールトンヘストンが会長をやっていましたね)、勿論銃器推進への後ろ向きな内容はありません。もっぱら、銃は注意して使いましょうというモードです。

“*Talk to children about gun safety

A good time to introduce the subject is the first time the child shows an interest in firearms, even toy pistols or rifles. Talking openly and honestly about gun safety is usually more effective than just ordering the child to “stay out of the gun closet,” as such statement may stimulate a child’s curiosity. Explaining the rules and answering a child’s questions help remove the mystery surrounding guns. Any rules set for your own child should also apply to friends visiting the home.

*Toy guns vs. real guns

Discuss gun use on television as oppose to gun use in real life. Don’t assume your child knows the difference between being “killed” on TV and in reality.

*What should you teach your child?

Tell the child if he or she find a gun: Stop! Don’t touch. Leave the area. Tell an adult.

*Basic gun safety rules for gun users

Always keep a gun pointed in a safe direction, never pointing it at yourself or others.
Always keep finger off the trigger until ready to shoot.
Always keep a gun unloaded until ready to use.

Source National Rifle Association, ”Parent Guide to Gun Safety,” Project Child safe, National Shooting Sports Foundation”



これを、我々にピンと来るように、銃を日本刀に置き換えて日本語に訳してみました。秀吉が刀狩りをせずに、現在でも市中に日本刀が合法的に出回っていると仮定したら、こんな感じでしょうか。恐ろしさがにじみ出てきますね。

『●日本刀の安全について、子供に話しなさい。

この安全について話すのに最適なのは、子供が初めて日本刀や槍に興味を持つ時です。たとえ玩具のものでもです。子供にこの安全について真摯に話すのは、「刀箱には近寄るな」と言うのより効果的です。「刀箱に近寄るな」と言うだけでは、子供の好奇心を掻き立てるだけです。日本刀使用の決まりを話したり子供たちからの質問に答えたりするのは、刀の神秘性を取り除く意味でよいことです。子供への決まりは、友達の家に行っても同じく守らせることです。

●玩具の刀と本物の刀

テレビ等で使われている日本刀は、実際の日本刀とは違うことを話しなさい。子供達が、テレビで“斬られて死んでいる”のと、実際に斬られて死んでいる違いを理解しているなんて思わないで下さい。

●子供たちに教える事

子供達が日本刀を見つけた時には、使うな!触るな!そのままに!大人に連絡しなさい!

●日本刀使用上のきまり

日本刀は、切先を常に相手に向けないように。自分に向けないように、他人に向けないように。
日本刀を抜かなければ、常に日本刀から手を話しておく様に。
同じく、日本刀を抜かなければ、常に鯉口は切らない様に。』



こちらでは、Shooting Rangeという射撃練習場があちこちにあります。当方は今まで数回、その練習場に行ったことがあります。そこでは、小学生くらいの小さな子が親から教わりながら射撃の練習をしていました。日本でいうと、日本刀練習道場で真剣を振り回し練習しているようなものですね。どんなに注意書きがあろうとも、ある一定の割合で事件や事故は発生するでしょうね。







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