アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
英語の”お調子者”
洋の東西、お調子者はいるものでこちらでもたまに遭遇します。英語もお調子者にとって便利なフレーズがあります。
ある日の夕方、ある会社の営業にお客さんからクレームの電話が入りました。こんな会話が洋の東西かかわらずあるようで...

日本ではこんなパターンでしょうか。


客先ーーもしもし、おたくの納めた部品が動かないんだけどね。(状況説明)どうなっているのかネエ。

営業ーーどうなってまんにゃろなあ。わかりまへんなあ。

客先ーー君とこは出荷の時にどういう保証をしているのかね。次工程に不良を流さないと云うポリシーじゃないのかね?

営業ーーいいとこ突きまんなあ。さすがですなあ。

客先ーー感心している場合じゃないだろ。どう責任を取ってくれるのかね?

営業ーー困りましたなあ。品質保証部でやってますさかいになあ。



アメリカでも便利な英語表現があります(客先は日本語のまま)。

客先ーーもしもし、おたくの納めた部品が動かないんだけどね。(状況説明)どうなっているのかネエ。

営業ーーI have no ideas.

客先ーー君とこは出荷の時にどういう保証をしているのかね。次工程に不良を流さないと云うポリシーじゃないのかね?

営業ーーThat's a good question. Great!

客先ーー感心している場合じゃないだろ。どう責任を取ってくれるのかね?

営業ーーIt's not my responsibility.

I have no ideas.は直訳すると「私は考えがありません」ですが、「分かりません。知りません」というときに使うようです。I don't know.が普通頭に浮かびますが、これは”知る立場にありながら知らない。即ち多少責任を負う”状況です。

このケースではよくI have no ideas.を使います。これは「私は誰が責任者か、どういう事になっているのか知る立場に無い。よって知らない」という事で、こんな場合の責任逃れしたい場合に使うようです。

That's a good question. Great!
これは「良い質問ですね。すばらしい!」ですが字句通りにとったらお調子者の思う壺。上記のように「(ううう。痛いところを突いている。)これをかわす便利なフレーズ」として使うようです。

落語風にいうと「えらい!!おまはんは時々そうして偉いことを聞いてくるぞ。じゃが、お互いの幸せの為にその答えはまた次回教えてあげることにしよう。」と調子よくかわすご隠居のフレーズです。

It's not my responsibility.大抵の日本人在米者がへこまされるフレーズで、責任に対する日米の文化の違いが出た顕著な例です。日本は会社の事は自分事で問題解決に当たろうとしますが、アメリカではそれぞれの職務分掌が決められそれを越える区分は他人の責任となります。

アメリカでもOverlapもしくはLiaisonと言って協力体制の大切さを説く考えは有りますが、上記の文化が邪魔して日本ほど組織一体ではないようです。

さあ、これであなたもアメリカのお調子者にはごまかされない様になりました。しっかり聞き取り対応して下さい。なに?日本でも他人事では無いですって?

(文中、○阪弁を使っていますが大○の方々がお調子者というわけでは決して有りません。但し○阪の落語家の桂○珍さんが「大○の街には倫理はないのか!」と落語の枕で言ってましたっけ。)
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