アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
ネイティブなほもて苦しむ、いわんや日本人をや------ヘンな英語でも落ち込まずに頑張りましょう
日本人の英語学習者には朗報ともいうべきニュースを、最近目にしました(大分古いニュースの様ですが、当方は最近ネットサーフで目にしました)。英語圏のカナダの野党党首が、英語に苦労しているという事です。

カナダは英語と同時にフランス語も公用語。フランス語圏出身の当該野党党首には、英語が大変なようです。


当該ニュース

カナダ総選挙控え、野党党首が「英会話」に苦悩?
【9月10日 AFP】カナダ・野党自由党のステファン・ディオン(Stephane Dion)党首は、10月14日の総選挙を前に大きな壁に打ち当たっているという。それは、カナダの公用語の1つである英語の壁だ。

 もう1つの公用語であるフランス語を母国語とするディオン氏は、党首となってから過去1年半にわたり英会話の下手さを指摘されてきた。大多数の国民が英語を母国語とするカナダでは、英語でつまずくことは問題になりかねない。

「イントネーションやアクセント、単語をどのように並べるかという文法が、どうも少しヘンでね…努力はしてるんだが」


英語圏の実情

英語圏のアメリカでも、英語はバラエティに富んでいます。いわゆるネイティブと呼ばれる人達でも、特に発音やイントネーションは千変万化。地方や個人によって大きく違います。大都市と田舎。北部と南部。コミュニティの出自(フランス系移民の多いコミュニティでは、フランス語の影響を受けた英語になっている)。人種、それから個人差、等です。

特に固有名詞は、語源が各国の言語から来ているのか発音の仕方がはっきりしていないところもあり、ラジオでそのトピックが取り上げられてもアナウンサー達が確認しあって言い直したりしています。有名なところでは、レーガン大統領の時代に、「リーガン」と呼ぶのか「レーガン」と呼ぶのかで問題となり、大統領側から現在の呼び方に統一してくれ、と周知した事がありました。

なにせ、当方の住んでいる隣の街のルイビル。これはフランス語が語源で英語に転用するのが一定ではないのか、未だに「ルイビル」、「ルイズビル」、「ロウビル」、「ラウビル」等さまざまな発音があります。

その中でもマジョリティな呼び方(なんという日本語でしょうね)もある様で、地元の人達は「ルイズビル」とはあまり呼ばないようです(勿論、呼ぶ人達も居ますが)。それを逆手にとって、先日ラジオのCMで面白い内容のものがありました。‘ルイビル自動車販売“という会社のCMで、そこにニューヨークの人(NY人)から電話がかかってきます。

NY人        「やあ、そちらルイビル自動車のサービスはどうかい?」
ルイビル自動車 「弊社ルイビル自動車のサービスは最高ですよ....」
NY人        「じゃあ、ルイビル自動車でこんな事やってもらえる?....」
ルイビル自動車 「ううむ、ルイビル自動車は.....」

と、柔らかく訂正するのが笑いを誘います。

単語の並びですが、これは個人の話す癖から来る特徴で、途中で文章を切ったり繰り返したり、強調する為に名詞を先に言ったりすることはよくあります。有名簡単な例では、スパイアクション映画の‘007’のジェームズボンドも、自己紹介のときに、

“Bond, (I am) James Bond”

と言っていますね。日本の文法オタク派にとっては由々しき問題ですが。

ネイティブでも、多様性のある英語を喋っています。「いわんや日本人をや」です。我々は、少しヘンな英語でも落ち込まずに頑張りましょう。



その昔、カナダの会社の技術者がこちらの会社に監査に来ました。その時に少し問題が残っておりそれを指摘されたのですが、それを”Those areas are outstanding.”と言われてアメリカ人は皆キョトンとしていました。こちらでは、”outstanding”は殆ど「傑出した」という意味に使われますが、彼の地方では「標準から外れている」意味に使うのだそうです(後で辞書を見ると、最後の方に意味が出ていますが)。「ネイティブなほもて苦しむ」ですね。



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