アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
アメリカの古いものに対する国民性-----商業施設や行政組織でも
前回のアンティークショップ訪問記で、「アメリカで古いものが比較的残っているのは、その国民性もあるのでしょうか」と述べました。国の成り立ちとしては日本に較べれば若い国アメリカですが、近代、現在のレンジで見ると、やはりその国民性かアメリカのあちこちに、この古いものに対する関心という国民性がうかがえます。




商業施設で

小売店、ホテルそれからレストラン等でよく見かけるのが、創業時代の店舗や創業者を写した白黒写真です。これは、創業の古い新しいに関係なく、また店舗の近代性に関係なく設置されています。

近くの街のスポーツ用品店です。店舗は近代的な新しい建物ですが、正面入り口の所に大きな白黒写真が飾っています。

016_20140927225503d30.jpg
(近代的な装いの店です)

015_20140927225459ee2.jpg
(入り口正面に、レトロな写真を飾っています)

創業時のオーナー達の活動の様子でしょうか。現在の店は最新式のスポーツギアと呼ばれるものを売る最先端の所ですが、その入り口ではこういうレトロな写真が掲載され、創業当時を偲んでいます。

日本の店舗ではどうでしょうか?最新形態の店舗には、なかなかこういう前時代的な写真は無いのではないでしょうか?

もう一つの例は、先日インディアナポリスのホテルに泊まった時に見かけた写真です。近代的なホテルの、しゃれた部屋の中にこの白黒写真が掲載されていました。これは、このホテルに関係した備品の白黒写真ということではないでしょうが、アメリカの国民性からすると、なんとも言えぬノスタルジーというものを感じるのでしょうか。

012_20140927225639e6d.jpg

これらは、アメリカではよく見かけられる図です。他でも、ファーストフードレストランから普通のレストランそれから、他の施設にいたるまで、昔の白黒写真を良く飾っています。これはレトロ趣味の装いをした施設に限らず(この装いの施設も多いです)、最新の施設の装いの所でも見かけられます。

これが、アメリカでは違和感なく受け入れられているようで、この辺りを“くすぐる”国民性というのがアメリカでは強いという事でしょうか。

行政組織でも

当方の住んでいる所は、インディアナのチャールズタウンという町です。ここの町の創立は1,808年で既に200年を越えています。なんとも古い歴史のある街です。日本でいうと、黒船到来(1,853年)よりはるか以前の徳川時代という事になります。それから延々と現在の行政組織が続いている訳です。

日本の当方の出身地である大分県の朝地という所も、当方の生存してきたここ60年位をとっても、数々の変遷がありました。当方の生まれた時の町(村)は大野郡上井田村、それから大野郡朝地町、そして最近の町村合併で、豊後大野市となっています。わずか60年で3回行政組織がかわっています。

それからすると、この200年超続いている行政組織は長いものです。ここでは、この古い行政組織なり名前を合併や変更をしようという話はついぞ起こってきていません(日本の市町村制度と郡の制度が少し違う面もあるようですが)。それだけこの古さへの国民性の違いがあるのでしょう。

最後は当方所属のインディアナ州の話です。毎年一回、州の自動車登録センターより自動車のナンバープレートが更新されて送られて来ますが、ここ数年そのプレートにある表記が”BICENTENNIAL”です。「200年際」ともいうものでしょうか、


023_20140927225611701.jpg
「何も変哲のないナンバープレートにみえますが)

022_20140927225609e01.jpg
(よく見ると”200年際”の表示が)

インディアナ州の創立が1,816年ですので、再来年で200年。それを州をあげていろいろ企画しているようです。日本でも記念行事というのは各行政組織であるのでしょうが、ここまで各個々人の日常に係わる自動車のナンバープレートまでに、こういうデザインを入れて行うプロモーションはあるでしょうか。


こちらではテレビでの、古い(テレビ)映画を流す専門チャンネルがあります。正に日なが白黒フィルムの映画のオンパレードです。その中に“ライフルマン”というのがありました。これは、当方の子供時代に日本でも放映されたシリーズです。アメリカ人でない当方も、思わず懐かしくなり見入ってしまいました。いわんやアメリカ人では...





スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
インディアナ州、あと二年で200年なんですね♪
アメリカは若い国だ、となんとなく思っていましたが、古い物が残っている割合って多いですよね。
北西部でも、白黒写真で昔の様子を飾っているお店、ホテル、郵便局はすごく多いです。
日本では、私が育った場所も行政区が変わり、住んでいた町の名前が消え、学校のあった町の名前が変わっていました…(ちょっと寂しい)
遷都文化の日本は、過去を水に流す文化でもあるのかな、などと考えてしまいました。
2014/10/03(金) 11:38:20 | URL | うろこ #-[ 編集]
Re: タイトルなし
うろこさん、そうですね。建物も古く、町の中心部のCourt houseも100年~200年のレンジですね。
最近、こちらのウィスキー、バーボンのメーカーが、古い建物の一部をそのまま(デザインを)既存の街並みに設置しました。古いものに対するノスタルジーを感じる国民性が違うんでしょうね。
2014/10/05(日) 00:13:48 | URL | indianaky #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック