アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
アメリカ“20年選手”の英語辞書の使い方-----可算名詞と不可算名詞の判定
アメリカ在住20年を越えてしまいました。英語で仕事や生活をしている“20年選手”。英語辞書をどんな使い方をしているのでしょうか?本日はそれを披露します。




可算名詞、不可算名詞の調査

英語の辞書というと、“分からない単語を引きその意味を調べる”というのが通り相場ですが、現在の当方の辞書の使い方は少し違います。勿論、そうした使い方はしますが、これは二番目。

日本に居る方にとって意外かもしれませんが、一番目は“単語の可算名詞、不可算名詞を調べる”事に費やしています。

現在ビジネスのコミュニケーションの手段としては、E-mailが一番多くなっています。そのE-mail文を作成する場合、日本人にとって困るのが、名詞の可算名詞、不可算名詞の判別です。不可算名詞に不定冠詞(a/an)をつけると、文章として“ちと困った”事になります(この間違いは、日本の“英語学習界”の様に、鬼の首を取ったように指弾される事はありませんので、ご安心を)。

ここで、これを避けるための辞書の使い方を、プロセス順に追って行きましょう。

1.客先より、設計変更の通知が来て、その通知の受領確認をしてくれとの依頼があります(本文確かに受け取りましたよ、という受領確認)。

2. この時の確認は”Acknowledgement”というのが通り相場です。そこで、以下の様な文章が頭に浮かびます。
“Please be informed this is acknowledgement that I received your design change notice.”

3.しかし、この”acknowledgement”という抽象的な名詞。可算名詞なのか不可算名詞なのかはっきりしません。

4.そこで英語辞書を取り出し、この”acknowledgement”を調べます。

Acknowledgement
-----(名)
1). (U)認める事、承認、認容、自認、白状、
2). (C)受け取り通知(証明)、領収書
3). ......

5.ここで、2の(C)可算名詞の「受け取り通知」と判明。

6.そこで、先程浮かんだ文章を、以下の様に変更します。

“Please be informed this is an acknowledgement that I received your design change notice.”

この先、このan acknowledgement と不定冠詞をつけるか、the acknowledgementと定冠詞をつけるかは、前回エントリーの“いくつ思い浮かべるか?”で決定していきます。

これがベストの文案でないにしろ、少なくとも最初に浮かんだ文案

“Please be informed this is acknowledgement that I received your design change notice.”

のような、可算名詞なのに冠詞なし状態の、“ちと困った”文章だけは避けられます。

これが、完全に間違いかというとそうでもないような気もしますが、少なくともこの場にはそぐいません。場違い感はネイティブでないとハッキリはわかりませんが、少なくとも「こちらは具体的な返事が欲しいのに、なんだか一般論を持ち出してきて他人事だなあ」と思われるのではないでしょうか。





在米20年になりますが、この面の英語辞書の使用頻度は落ちるどころかますます増えていってます。日本語には無い可算名詞、付可算名詞のある英語。これは、永遠に英語辞書は離せないようですね。






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コメント
この記事へのコメント
過去ログへのリンク
当ブログの過去ログ、Challengeに関する記事を、私のブログで引用したいと思います。
よろしいでしょうか。
また当ブログへのリンクを貼り付けたいのですが。
2015/03/27(金) 01:45:01 | URL | eriosyce #-[ 編集]
Re: 過去ログへのリンク

> また当ブログへのリンクを貼り付けたいのですが。

返信遅くなりまして申し訳ありません。了解です。

2015/03/30(月) 22:40:36 | URL | indianaky #-[ 編集]
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