アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
アメリカでの女性の就業について―――草の根報告
最近ある女性からアメリカで働く事についての相談が有りました。本日は女性がアメリカで働く事について草の根報告をしてみたいと思います。

男女同権

アメリカでは完全男女同権です。賃金、ポジション全て完全平等です。時給であれサラリー額であれ、同じ職種であれば同じ賃金で処遇されます。会社の幹部でも能力があれば平等な昇進チャンスがあります。一般の会社の幹部は男性が多いですが、これは競争の結果たまたま男性が多くなっただけの事です。

アメリカの日系の会社でよく混乱があるようですが、アメリカ着任したばかりの日本人幹部が、アメリカ人総務部長(Human Resource Manager)に男女別従業員一覧表を要求するとアメリカ人総務部長は“?????”。きょとんとしているそうです。これはアメリカではそういう統計の必要が無いからです。またこれを公に調べようとするとおそらく問題になると思います。

アメリカでは通常の女性事務員のお茶くみ、コピー等雑業務は有りません。これを要求するとすぐ総務が飛んできてたしなめられるでしょう。確信犯でやると退職させられ(Termination)ます。ただし秘書等これらが業務分掌に入っている職種はこの限りでは有りません。逆に秘書を抱えていて幹部が雑務業務をすると、就業機会を奪うとみなされいやな顔をされます。

男女同権ゆえの責務

男女同権を享受するということは当然その責務も生じてきます。即ち日本で云う女性保護はアメリカではありません。深夜作業、危険作業も女性は保護されていません。女性も同条件でそれらの職種に応募出来ます。又、リフト運転、プレス職場、機械加工職場でも女性はたくさんいます。当方の会社でも機械加工職場の一番の働き頭はCindyという女性です。

生理休暇制度もありません。出産は休まざるを得ませんが、さすがに無給扱いですが休みは権利として有ります(即ち欠勤扱いにはならない)。これを有給にすると逆に男性又は出産予定のない女性から「働かないのに給与を与えるのは差別(Discrimination)である」とクレームが来ます。

Sexual harassment(セクシャルハラスメント)

アメリカでは一般ハラスメントも厳しく監視されますが、セクシャルハラスメントは特に厳しく監視されます。当方の会社にも事務所には一切女性の(通常服装のもの含め)ポートレイトのカレンダー、写真、絵画はかかっていません。これがあると通常服装のものにしても法律に引っ掛かるようです。

また良く事例が有りましたが、ある男性がふざけて女性にしなだれかかったり、すこしふざけた意味ありのメモを女性の机の上に置いたりした時にはその男性達は即刻クビとなりました。

処罰、訴訟

こういうことを放置しておくと、数年前に某日系自動車会社で問題になりましたが会社としても訴えられて莫大な賠償を要求されます。又当然当該加害者も処罰(退職、賠償)されます。

アメリカは弁護士の国といわれますが、草の根レベルの一般従業員も弁護士を持っている(若しくはアクセス方法を持っている)様です。よく会社でも元従業員が会社に対して処遇の不満等で訴訟を起こしたという情報が入ってきます。しかし弁護士の国、会社側にも担当弁護士がいて迅速に対処。

又、制度も良く出来ていて訴訟前段階の審査制度があり、単なる言いがかり等はそこでふるい落とされ大した訴訟事件にならずに済んでいます。



さあ、あなたもアメリカに来たら弱者では有りません。弁護士を味方につけ、Slappingの手を準備し(平手打ち。ヒラリークリントンがビルクリントンの女性問題のときにビルを平手打ちにしたという、女性の怖い武器)アメリカ社会を乗り切りましょう。

(以上は一般的な会社の就業規則で細部は会社によって差があります)


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