アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
生産性の低い、日本のビジネス社会----現地現場主義もどうかなぁという論説
最近の東洋経済オンラインに、

【「1人あたり」は最低な日本経済の悲しい現実
日本の生産性は、先進国でいちばん低い】


というコラムが出ていました。以前、本ブログで日本の会議の生産性の低さを投稿しましたが、本日はもう一つの日本的管理手法の「現地現場主義」もどうかなぁ、という論説です。





現地現場主義

日本の工場の生産性は良いといわれていますが、ホワイトカラー(管理部門)生産性になるとそうでもない、というのは多くの人が気づいている事だと思います。

これは「(管理部門の)アウトプットの質は良いが、量が少ない」と言えるかと思います。

一例として、日本的管理手法の最たるものに、現地現場主義というのがあります。これは、質を上げるにはなかなか優れた考え方だと思いますが、一面、効率面で考えるとそうでもないようです。

こちら(アメリカ)の日系工場の購買部門に勤める、知人(日本人)の話です。そこはT社系列の世界的部品会社ですが、アメリカの新規調達先の選定では、日本から関係者が来るわ来るわ。その知人は対応に追われて通常の業務もままならないそうです。

そのベースになる考え方が、現地現場主義。日本の多くの関係者が皆、「現地を見ておかなくては」という思いでアメリカ出張をするようです。

これをアメリカ的に考えると(当方はアメリカの日系企業勤めですが、社長はアメリカ人でアメリカのマネジメントで運用しています)、通常各役職には業務分掌(Job description)が決められて---キッチリかどうかは別にして----各人の業務、意思決定の分掌がはっきりしています。

よって、新規調達先の決定は日本でも、当該部署の当該役職の責任で決められるべきで、そう大勢の人がぞろぞろと見に行くものではない、という事になります。

日本の方式では、多くの人が現地現場主義で関与してリスクヘッジをする、という事でしょうが----これが上手くいかない事例もままありますが------いかにも効率は悪いですね。

これの形を変えたものが、日本企業と会合すると、意思決定をする人がいない、取り敢えず聞き置く、ビジネスのスピード感が無い、という有名な逸話になるのでしょうね。



ますますグローバル広域化するビジネスエリア、スピードアップしている意思決定速度。この現地現場主義も「日本式管理方式」として利点は沢山ありますが、見直しが必要ではないでしょうか。えっ、この見直しのために多くの管理職が現場に入ってヒヤリングをするのですか?それはそれは....




スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック