アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
アメリカの若者の就業事情――――草の根評論家によるいくつかのロールモデルの観察
先日報告の様にアメリカは年齢不問の国です。よって企業は、学卒を含む若い人の採用というスタンスはありませんし出来ません。若い人の採用は、必要なPositionの該当者がたまたま若い人だったかどうかだけです。これが若い人にどういう影響を及ぼしているか、2~3の若者のロールモデルを通して草の根観察をして見ましょう。



Amyの場合(Internship就業でそのまま会社にスカウトされた事例)

Amyは、ある大学でEconomics専攻した非常にやる気満々の若者。在学中のInternshipの就業で、働いていた製造会社の経理のシステム部門長から気に入られ、そのまま卒業と同時にその会社に就職。彼女自身も経理の勉強をしたいと思っていたので渡りに船で獅子奮闘の活躍。その会社からは非常に重宝がられて本人の満足度も大。

しかし、彼女の将来の希望は会計士(CPA)の資格をとる事。よってしばらくその会社に勤め経験を積み且つ学資を貯めて、その後会社を退職し学校へ復帰し勉強をする予定。

Dougの場合(大学を卒業してマクドナルドで一時働いた後、希望の職種についた事例)

Dougは大学卒業後自分に見合う仕事が無かったので、しばらくマクドナルドで勤務。その間Recruiting companyの情報の入手を続け希望の営業職の応募を続けた。数年前、ダンボール製造会社の営業職のポストが彼の条件にマッチし就職。

現在は水を得た魚のようにアメリカ中西部を駆けずり回って、新規顧客開拓に奔走中。しかし入社から数年経ちぼつぼつCareer up(Manager職)を考えている彼は、次の会社の情報を検索中。

Larryの場合(非常に優秀な若者だが、高校卒業後板金業をしたいという事で近くの自動車整備工場に勤めた事例)

Larryは高校を非常に優秀な成績で卒業。大企業のManagerをやっているお父さんの強い勧めにもかかわらず、大学へは行かず近くの自動車整備工場に就職。本人は「板金加工業をやりたい。そのための一歩として自動車整備工場で経験を積むんだ」との事。

まとめ

以上のようにアメリカの若者の就業状況は様々ですが、日本と大きく違うのは「会社を選ぶ」という概念はあまり無く、「仕事を選ぶ」という概念が強い事です。

当方もアメリカに来た当初、「私は20数年前に会社に入りました」と言うのを、“I entered my parent company around twenty years ago.”とアメリカ人にいったら怪訝な顔をされました。これは”I got my job at my parent company around twenty years ago.”もしくは”I joined the board around twenty years ago”と表現するようです。このように「会社に入る」の直訳は英語でも使わないようです。

一旦会社に入った後もこの仕事がしたいという意識が強烈です。そのためには会社を辞めてでもCareer upを目指します。

又、仕事の動機も様々です。当方の子供が、アメリカの中学校で進路指導を先生から受けた時の先生の言葉が未だに印象的でした。当方の子供に向かい、

“Are you a money driven person?(お金志向の人生を送りたいのですか?)“

日本ではまだまだ経済第一の考えがあります。良い学校に行き良い会社に入りよい収入を得るのがロールモデルです。

アメリカは経済大国でそれを目指す人もいますがその他に、教会関係の仕事につく(これは高給ではないですが有給でそういう仕事があります)、軍隊に従事する、自営業をする等日本より仕事への動機ははるかに多様です。

上記の”Money driven(マニードゥリブン)と言うフレーズが、“Driven”ってこういう使い方をするんだという英語の習得ということ以上に、人生の選択の仕方の例として頭にこびりついています。
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