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アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
アメリカのBLM(Black Lives Matter=黒人の生命も大事だ)活動--------地方都市の実情
アメリカでは、警察官による取り調べ中の黒人男性の死亡による、抗議活動、BLM活動が広がっています。これは抗議活動のみならず、破壊暴力活動にまで発展して、市街地では大きな被害の出ているところもあります。足元ではポートランド、ミネアポリス辺りが喧しい様です。

当方の近くに、ルイビル市(ケンタッキー州)がありますが、そこでは抗議活動や小競り合いはあるようですが、大きな破壊活動にはなっていないようです。

先日、ルイビルのダウンタウンを車で通ってきた時の街の様子です。市街地全体は大きな変化はありませんが、よく見ると市街のビルの一部では、窓にベニヤ板を打ち付けているのが分かります。これは、窓を破壊された後の修理というよりも、予防の防護版の為に当てがっているようです。

この光景もごく一部の様で、全体としては抗議活動はあるものの、物的被害までには至っていない様です。

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(全般的には平穏な街角です)

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(よく見ると、窓にべニアを打ち付けているところがあります)






ルイビルでの抗議活動

アメリカは人種差別は法律で禁止されており、平等が規範の国です。

特にこのケンタッキー州、インディアナ州は奴隷解放宣言の時のリンカーン大統領の生誕生育の地で、人々はこの規範を良く理解していると考えられています。且つ、黒人ボクサーで社会運動家のモハメッドアリの生誕地で、地域も尊敬の念があり、彼の業績を讃えて、空港や市の道路に彼の名前を冠した所もあります。

こんなところも、今の所の抗議活動の平穏さに寄与しているのでしょうか。

アメリカの平等社会

一般企業も、人種差別は厳禁で会社の規約にも謳われていますし、採用、昇進等も差別は出来ません。会社のマネジメント層のマイノリティー(黒人、女性、他人種)の割合も、時々政府からチェックが入るらしく、会社幹部も気にかけてはいます。

しかし、平等の精神、オープンな受け入れ施策を取ってはいますが、今の所黒人のマネジメント層は各社見ても非常に少なくなっています。この辺りが黒人層のいら立ち-----自分達の能力、意欲含めて------があるのだろうと思います。

アメリカの一番の人気スポーツにフットボールがあります。その中でも一番の人気ポジションであり、チームの指揮能力が必要とされるのに、クウォーターバックがあります。今は黒人のクウォーターバックも増えましたが、その昔(20年前)は黒人のクウォーターバック自体が少なかったものです。この時に聞いた話では、“能力のある黒人プレーヤーでも、そういうチームの指揮的なポジションをやるのは、遠慮があるというか臆するところがある。これは長年の社会的な抑圧が、深層心理として働いているのだ”、というものです。

なかなか完全な平等社会は難しいようです。


人種差別抗議活動は権利で許されるとしても、破壊活動は辞めていただきたいものです。







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