アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
初夏の素晴らしい気候となったアメリカ中西部です―――草の根評論家の見たアメリカの度量衡標準
今日はこちらアメリカ中西部では初夏の素晴らしい気候となりました。ここらは緯度でいうと日本の東北地方と同じです。今日の気温は午前中涼しく60度F(15℃前後)。午後になり少し暖かくなり70度F(20℃前後)。さわやかな一日でした。なによりさわやかなのは湿度が30~40%位で一定している事です。まさにアメリカの初夏です。

当方もアメリカ生活が長くなり、暑さ寒さの感覚は華氏表示の方がピッタリ来るようになりました。天気予報で本日の気温が60度Fといわれると「ちょっと涼しいな。長袖のシャツを着ていくか」。70度Fを超えだすと「ちょっと暖かいな」。75度Fを超えだすと「ちょっと汗ばむ陽気だな」と言う具合です。逆に摂氏で言われるとよく分からなくなりました。

アメリカのヤードポンド法

アメリカはビジネスの世界では、グローバルスタンダードの先頭を走っているとよく言われますが、度量衡標準では世界標準には背を向け、全くの独立独歩で今だにヤードポンドシステムを使っています。温度関係では華氏を使い、長さはインチヤード、容積はガロン等です。アメリカでは1970年代に連邦政府の決定として国民にメートル法を使いましょうと通達をしたのにもかかわらず、です。

同じアングロサクソンであり英語圏の英国、カナダではヤードポンドシステムは使っていますがそれでも両方併記の形で多少歩み寄りの姿勢が見られます。ヨーロッパの大陸側では(フランス、ドイツ等)完全にメートル法に切り替わっているようです。

一般的アメリカ人にこの事を聞くと、皆一様に政府が通達を出した事を知っており、且つ使わなければならないと認識しています。しかし実行段階になると世界の超大国、リーダーの意識(時々世界に悪い影響を与える唯我独尊の意識)が出てくるのか皆、他国の事など気にしません。

日本でも昔尺貫法を残そうと永六輔が活動していた事がありましたが、日本人の迎合性の速さに今ではすっかりメートル法に切り替わってしまいました。永六輔は日本の文化としての尺貫法を残そうとしていたようですが、アメリカではそんな活動が無くともアメリカ人皆の中にある“アメリカ一番”と云う気持ちでヤードポンドシステムが存続している、といった所です。

献血ではメートル法

そんなアメリカで不思議な事は献血ではメートル法でした。前回当方が献血をした時には400cc(アメリカは皆体も大きいからか、400ccのみの選択肢です。)の献血量でした。きっとこれは国際赤十字の監督下で標準化されているのだと思います。

もっともアメリカは小容量の度量衡があまり一般的ではありません。何につけても大ぶりなお国柄が出ているのでしょうか。容積の単位ではこちらはGallonが一般的ですがこれは3.8リッターです。

Gallonの下の容積単位はQuart, Pint, とあるようですがあまり一般的に知られていません。料理等で小容量の単位が必要な時にはCupに換算してやっています。因みに手元にある”Kitchen Measures”では1Cup=1/2Pintとしています。これにより献血量はリッター表示にしたのでしょうか?


この献血もおとなしく国際単位系に従っていると思いきや、問診の所での身長、体重の記入欄はポンド、フィートになっていました。(さすがアメリカ、我が道を行く。)

話がそれますが、献血の時の問診表にさすが人種のるつぼアメリカ、人種の記入がありました。輸血時同じ人種のものしかしないかどうかは知りませんが人種を記入回答しなければなりません。

我々は“Asian”。白人は“Caucasian”、コーカサスの方が白人種発生の起源だからでしょうか。なんとなくピンと来ます。黒人は“Afro-American”。メキシコ人(ネイテイブ系)は“Hispanic”。同じメキシコ人でもヨーロッパ系は同じく“Caucasian”になると思います。アメリカの原住民系は“Native”。

これらの表現方法は、アメリカの長い間の人種問題を鑑みての微妙且つ練りに練られた表現方法だと思います。アメリカは、日本に比べあまり禁止用語はないようですが(Deaf=耳の聞こえない人、Blind=目の見えない人、は昔から今でも単語としてあります。今日本では“つ○○”、“め○○“と使ったら駄目なのでしょうか?)人種関係の用語には気を使っているようです。



さてさてこちらは春先は、やや天候不順でした。本格的に暖かくなり気持ちよい汗をかく70度F後半になるのはもう少し先のことでしょうか。



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