アメリカ中西部での生活、仕事、英語、スポーツ、文化に関する草の根評論
日本サッカー躍進のための草の根提言―――次世代の特徴を持った選手をつぶさないために、育成段階の少年サッカーでは試合の選手交代を自由に
日本サッカー向上のための草の根提言第三弾です。

今回のワールドカップでは、日本選手は諸外国のプレーヤーと較べ体力、体格が見劣りしました。何事も集団主義、一極集中主義のお国柄の日本の事。次代を担う少年サッカーの世界にもこの体力、体格の向上がキーワードとなって広まる事でしょう。

かってオフト監督のアイコンタクト、トルシェ監督のフラットスリーがもてはやされた時に、半年も経たずに少年サッカーの試合で採用するチームが多かったそうです。

きっと秋の大会に合わせて体力、体格向上できつい走りこみ、筋力トレーニング、激しい練習試合、を行う少年チームが目白押しではないでしょうか?

少年期は試合の選手交代自由を

しかし、待ってください。少年期の体力、体格の向上は一直線ではありません。なまじこれを追求すると、特徴ある才能の子をつぶすことになります。

即ち、①短距離は抜群に速いが長距離がダメな子、②身体は大きいが走れない子、達の事です。この子供達では今の少年サッカーの練習でのきつい走りこみ、激しい試合ですぐギブアップするでしょう。将来身体が出来て且つ特徴が生かされるかもしれないのに。

アメリカでは少年サッカーの試合は交代が自由です。何人でも、一人何回でも出入り自由です。これはアメリカンフットボール、バスケット、アイスホッケーのやり方から来ているようです。

アメリカは唯我独尊の国。FIFA(国際サッカー連盟)の決定も草の根レベルでは自由に解釈して自国流にアレンジして行っています。この選手交代もそういう事です。

これを良く観察してみると、短距離の得意なしかしすぐ息のあがる子も嬉々としてプレーを楽しんでいます。短時間ですが自分のスピードを生かして相手を抜き去っています。疲れたら交代。同じ試合の次のプレーの機会を待ちます。

又身体の大きい子もよたよた走りながら、接触プレーではガツンと相手を飛ばして周りから誉められています。この子も息があがるのか直ぐ交代。しかし次のチャンスを待っています。

この子供達がモチベーションを維持しながらサッカーを続ければ、中には体力面でブレークする子供も出て来て将来スピードのある選手、体格の勝る選手にならないとも限りません。

ひるがえってみると日本の場合はかなりの試合のレベルで交代が制限されています(大人ルール適用で1試合3~4人)。これにより上記の様な特徴の有る子は試合にはまず出れません。サッカーの楽しみも無く上を目指す事は無くなります。

アメリカも知られざるサッカー大国です。今回は死のグループに入り予選突破できませんでしたが、前回はベストエイト(英語ではQuarter finalist)。ナショナルチームの選手は移民の国でまだ世界各国から集まってきていますが、上記の育成方法で出てきている選手もいます。

日本もこの育成方法を参考にすればもっと幅広く選手育成が出来るのではないでしょうか?もっともアメリカの人にとっては、上記の方法は選手育成というよりもスポーツの楽しみ方、一つのスポーツ文化になっているようですが。
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テーマ:日々のつれづれ - ジャンル:日記

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